このミステリーがすごい!の海外ミステリ部門で2009年の1位だったとかで
そんなに面白いのか・・・と半信半疑で手に取りましたが
もの凄く面白かったです。(^^
実話をもとに書かれているそうですが
当時(ソ連邦の恐怖政治時代)の状況について作者自身も相当に調査している様で
かなりリアルな描写になっているのには驚きましたし引き込まれます。
ソ連邦マニア(大学時代の専攻がそっち)としても大満足です。
時代描写だけでなく、登場人物の機微を十分に表現していて
女性の登場人物に関しては、著者が男性である事を忘れそうでした。
久々に面白い本に出会えました。