ケント・ベック Kent Beck
ピアソンエデュケーション
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Kent Beckの最新刊です。
結構薄い本なので(200ページも無いです)
それほど時間もかけずに読むことができます。
しかし、薄いけれども中身は濃厚で面白いです。
設計や概念の話ではなく、本当に実装について書かれています。
私自身のイメージとしては
エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターンを更に実装寄りにした感じです。
なので、エンタープライズ・・・と日を空けずに読んだのは
自分にとって結構良かったと思います。
エンタープライズ・・・で示唆されている事を
(完全に一致している訳じゃありませんが)実装に置き換えたら
こういう方向になるんだという解説の様な感覚で読めました。
冒頭にKent Beckは、実際にコーディングに入る前に
嫌になる程、何故その実装方法を選んだのか(正しいのか)といった事を
しっかり記述、検討している。
本書はその集大成であると書かれていました。(確かそんな内容)
これって確かに大変だけど、凄く良いと思うので
私もやってみようかと思いました。
どれだけ時間が許せるかって所が問題なんですけど・・・(^^;
内容とは関係ありませんが、読んでいて凄く違和感があったのが
句読点が「,」や「.」となっている部分です。
実際、横書きの文章でこの様な句読点を使うのは問題ないそうなんですが
(特に理系の書籍はカンマやピリオドを使用するらしく、技術系の本に結構見られる)
どうも違和感があって余計な部分に意識が持っていかれるんですよね。
文系出身だからでしょうか?
そもそも過去に文部省や自治省などが公布した
横書き文章の指針がみんなバラバラなのが原因の様ですが
いいかげんに統一して欲しいものです。(^^;;;;