幽霊を捕まえようとした科学者たち (文春文庫)
デボラ ブラム
文藝春秋
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Duncan MacDougallが行った霊魂の重量を計測する実験など
そういった科学的な内容かと思って手にとったのですが
そうではなく心霊現象研究の歴史といった内容です。
心霊現象研究協会 (The Society for Psychical Research)の歴史といった方がいいかもしれません。

ダーウィン、ウォレスから始まり、ヘンリー・シジウィック、ウィリアム・ジェイムズと続き
宗教観の強い当時においては
それを覆してしまうような心霊現象研究がいかに困難であったかが分かります。

日本で心霊研究と聞くと胡散臭そうと思ってしまうのですが
本書に登場する人たちは真摯に向き合っています。
また、その当時、交霊(降霊?)会が一種の流行だった時期でもありました。
そんな中、彼らはそれらの殆どがイカサマであることを証明していきます。

心霊現象研究の歴史というだけでなく、科学と宗教の対立の歴史でもあります。