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This article was written on 23 5月 2005, and is filled under books, non fiction.

日本の近代史

最近の反日運動やなんかで日本の近代史に興味を持ちました。
というのも元々歴史好きなんですが
高校大学と世界史ばかり専攻してきたので
日本史自体の知識が非常に浅いという
これは日本人としていかがなものか
ってな事で技術本を読まずして近代史関係の本を読み漁ってます。

僕の見た「大日本帝国」—教わらなかった歴史と出会う旅
西牟田 靖
エビデンス・コーポレーション株式会社
情報センター出版局
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きちんと日本の近代史を知ろう!と思ったきっかけになった本です。
筆者の方の「自分の目で見て書く」という姿勢に好感を持ちます。
もちろん歴史解釈というものは
今現在単純に目で見えるものだけで解釈を出来ないのは分かっていますが
こうした現実とそれを受け入れるのはどう消化するかは別にして
大事な事なんじゃないかと思います。

はじめて学ぶ日本近代史 (上)
大日方 純夫
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はじめて学ぶ日本近代史〈下〉—日露戦後から敗戦まで
大日方 純夫
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おそらくこの内容は「教科書問題」で騒いでおられる諸外国の皆様も納得するんではないかと
正直思いました。
私の中でずっと疑問だった
「南京大虐殺はあったのか?」と
「何故中国と韓国だけに圧政をひいたのか?圧政ではなかったのではないか?」
の答えに繋がるものは得られたと思います。
南京?の当事者の日記の解説部分等は顔をしかめて読んでいました。
私の中の答えは「規模に関わらず虐殺はあった」ですが
今後も色々な本等を読んで自分なりの考えがまとまるかもしれません。
後者の疑問に関しては確信は持てませんが、
ロシアがクリミア半島を欲した様に日本も大陸を欲したのだろうか?という考えになりました。
独立に貢献したのは結果論かなと。
しかしながら当時の漫画や日記等の資料を検証しながら説明されているのは面白いのですが
日本国内から見た日本の近代史観しかないのが非常に気になります。
諸外国からの圧力や当時の世界情勢を考慮した解釈が殆ど見られないのは残念です。
この本を読んだだけで日本の近代史を理解しようと思うのは危険かもと思います。
非常に「教科書」の様な本なので他の近代史の解釈本を読むベースには良いです。

捏造された近現代史—日本を陥れる中国・韓国の罠
黄 文雄
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「はじめて学ぶ日本近代史」にはすっぽり抜けていた
諸外国からの圧力や当時の世界情勢も触れながら書かれています。
まだ読み途中なのですがかなり「面白い」です。
熱く?語られている史実に引き込まれます。
しかしながら「もし」が多いのが気になります。
結果論では?と思う部分も結構ありますが、それもひとつの解釈として受け入れます。
自分なりの歴史の解釈が固まれば・・・

朝日新聞の正義—対論 戦後日本を惑わしたメディアの責任
小林 よしのり 井沢 元彦
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うちの新聞は朝日新聞です。(^^;
とかく評判の悪い朝日新聞ですがどうなのよ?という事で購入しました。
普通に読んでいても新聞として記事の書き方すら疑問に思う事もしばしばあります。
(「小説家になりたかったの?」という文体、文章の記事もちらほら・・・)
この本を読むまでもなかったですが新聞としてまずいんじゃないの?と思っています。
それを確認するが為に朝日を取り続けてるという話もありますが
販売所のおじさんが良い人だってのが大きいかも。
販売所は同じなので日経にしようかな・・・(^^;

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