死体が語る真実 (文春文庫)
エミリー・クレイグ
文藝春秋
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なんだか怖そうなタイトルですが、法人類学者の方によるノンフィクションです。

法人類学者といえば、最近はまっているボーンズの原作者の推薦があったのも
本書を読んでみたいと思ったきっかけでした。

著者であるエミリー・クレイグ博士はオカルト集団ブランチ・デビディアン事件や
911、ワールドトレードセンターの事件でも活躍された一流の法人類学者で
更には、医療イラストレーターとして過ごした後、
ある程度年を重ねてから法人類学者を目指したとの事(確か40歳過ぎからだったかと)。
それだけでなく、次々と新しい有益な鑑定手法を発表されているなど
とてもエネルギッシュで凄い方ではないかと思います。
すごいです・・・

ノンフィクションにも関わらず、サスペンス小説を読んでいるかの様な文章で
事実なのか、実は小説なのか、その区別がつかなくなります。
面白くて止まらない(実際の話なので面白いというのは抵抗があるのですが)
ノンフィクションというのは珍しい様に思います。
また、事件や事故で法人類学者を必要とする様な状況や死体に際した
博士自身の心情も描かれています。

感心したのは、アメリカの災害、テロ発生時の対応です。
システム化されていて、遅滞無く対応が可能になっているそうです。
もちろん、万能のシステムではないとは思いますが、
日本も色々と参考にすべき部分があるのではないかと思います。