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This article was written on 16 3月 2006, and is filled under books, 外国人著者.

馬と少年 ナルニア国ものがたり (5)

馬と少年
C.S. ルイス C.S. Lewis 瀬田 貞二
岩波書店 (2000/11)
売り上げランキング: 8,316

だんだんこのあたりから
子供の頃には全く気にしなかった事が見えてきました。
というのも当時の価値観でしょうか・・・

話すことが出来る動物は「ナルニア人」として認められるのですが
話すことが出来ない動物はどうなのか?という部分など・・・

以前、どこかで聞いたので覚えているのですが
(なので出自は忘れました)
昔のイギリスでは動物は痛みを感じないと思われていたそうです。
もしかしたらキリスト教の教義としてだったかもしれません。
なので、動物が好きという事と今で言えば虐待にあたる行為が
同時に成立していられた時代だったそうです。
そんな事を思い出しました。
(別に虐待の描写が物語りに出てくるのではありませんが)

話すことが出来ない動物は愚かであるというくだりが
まま出てくる訳ですが
そんなところにも今の価値観を持つ私は違和感を覚えてしまいます。
言葉を話す動物がそんなに賢いのだろうか?
文明を造った人間は最も賢いと言えるのか?
という私の中にある疑問に触れるんですね。

私が以前から思っている事ではありますが
(前からたまに言っているので覚えてる方も多いかと思いますが)
イギリスという国は現在では動物愛護先進国であると思います。
それには日本人の私たちとは違う長い虐待の歴史があったからだと思います。
(当時は虐待という認識ではなく「当然の事」であったと思いますが)
この物語はイギリスという社会が
現在の様な動物愛護先進国となる過程の時代に
書かれたのかもしれないと思いました。

と難しいことも思いましたが
楽しく読んでました。(^-^

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