12月 162014
 

一级 大红袍

中国で茶商をしている友人からいただいた一级 大红袍です。
先日会った際にお裾分けしてくれました。感謝。

この友人、それなりに長い付き合いではあるのですが
私自身が普段飲むお茶をちょこちょこしか買わないにも関わらず
(しかも、ほぼ利益なしで譲ってくれたりします・・・)
何となく仲良しで、いつも私が買う以上のお茶を
気前よくごっそりくれたりします。
まだ30代前半の可愛らしい女性なのですが、実は立派な老板(社長)。
こういった中国の女性の進出というのは勉強させられることが多いです。(^^

黒褐色の全体的に小さ目の茶葉です。
火の程度は見たところ中火から気持ち重火といったところでしょうか?
艶やかで比較的均一になっていますが
個包装されてしまった際に砕けてしまったんだろうなぁという砕けも確認できます。
それか私の持ち帰り方が悪かったかも・・・
普通に鞄に入れて持って帰ってきてしまったので。(^^;

量が少ないので鑑定杯の使用は行っていません。

一级 大红袍
蓋碗使用

褐色の水色です。透明度も亮度も高く出ています。
落ち着きのある花香と火の香りがあります。高さも十分。
それと桃を連想させるような果香が微かに感じられます。
火の程度は気持ち強い中火。昔だったら普通に中火といったところ。
甘さとミネラル感がしっかり感じられて、普通かそれ以上に美味しいです。

・・・でも、これ、肉桂じゃないかな?(^^;

大紅袍っぽく仕上げているけれど
どうも肉桂の味、香りがベースにある気がします。うーん、多分肉桂。(笑
というのも、肉桂や水仙のほどほどのレベルのものは
大紅袍という名前の方が売れるのか、高くなるのか
結構な勢いで大紅袍と言って流通してしまうケースが多いんですよね。
実際、岩茶においては火入れが特殊な白鶏冠以外
まず疑ってかかることからスタートです。
これは茶商さんに悪気があるとかではなく、まず分からないんですよね。
余程飲み込んでいないと分からないんじゃないかなと思います。
多分私の友人も大紅袍だと思って仕入れているのでしょうし
実際、私自身も確信までは持てませんし・・・でも、これは多分肉桂。(笑

とはいえ、悪い品質のお茶という訳ではないので(むしろ結構良い方)
煎を進めていっても味わいも香りも失われることなく
ミネラル感が心地よい感じで続いていきます。
進めていけばいくほど肉桂と確信できるような勢いですが。(^^;

しかし、以外にパワーがしっかりある岩茶です。
慣れていない人だと一発でお茶酔いしそうな強さがあります。
これは肉桂として素直に出せばよかったのに・・・
結局、8煎までいただきましたが(しかも、ちゃんと続きました)
最終的には肉桂だなぁと自分の中で確信するような感じに。(笑

一级 大红袍

艶やかな葉底です。
驚いたのは予想以上に柔らかく弾力があること。
しかも葉の形も綺麗で、変な砕けなどは見られません。
気持ち厚みがないような感じはありますが、十分に良い葉底です。
これ、結構良いお茶だなぁと改めて感心。

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 Posted by at 9:49 PM
11月 292014
 

青狮子岩 奇兰

茶農家さんIの青狮子岩 奇兰(青獅子岩 奇蘭)です。
この茶農家さんは武夷山の青獅子岩とその周辺に代々茶畑を持っていて
小規模ながら、良い岩茶を作っています。
この奇蘭は非常に上質な岩茶が作られることで知られる青獅子岩の中でも
ちょっとメインから外れた、標高の低い場所で作られています。
そのため、青獅子岩にしてはお手軽価格だったのですが
とはいえ、他の地域の単に正岩地域だからという岩茶とは全然違います。

火の程度は中火というところです。
実は最後の火入れは日本で私が行っています。
元々かなり軽火で止めていたのですが、気持ち火入れを行って調整しました。
中火といっても軽めの中火です。

黒褐色に褐色、深い緑色が混ざった茶葉です。
葉の砕けは殆どなく、綺麗な状態で仕上がっています。
艶もしっかりあり、茶葉の大きさも比較的均一です。

お手軽とはいえ青獅子岩。鑑定杯は使用していません。
と言っても火入れを行うのに散々試飲などを繰り返しているのですが。(^^;

青狮子岩 奇兰
茶壺使用

金色の透明な水色です。亮度もしっかり出ています。
香りは清らかな花香と火の香り。高さも十分あります。
この品のある花香はほかの奇蘭とは違いますね。いい感じ。
味わいも爽やかな甘さがしっかり感じられます。
それでいて蜜蝋のような茶樹の滋味が根底にあって
清らかで軽やかではあるものの、凄みを感じるような複雑な味わい。
なかなか面白いと思います。
軽めに仕上げたけれども、本来持っているパワーはかなりあるというところでしょうか。

煎を進めていくと柔らかい果汁のような酸味も感じられるようになってきて
これもまた美味。
やっぱりベースがしっかりしていると味わいの深さが違いますね。
少し茶水にも粘性が出てきて余韻が長く続きます。

青狮子岩 奇兰

綺麗な葉底です。
肉厚さもあり、弾力もしっかりあって艶やか。
砕けも火入れによるもの以外はなさそうで、殆どが葉の形をそのまま保っています。
発酵も結構しっかり行われていて
この茶農家さん、やっぱり腕いいなぁと改めて感心。

なかなかどうして奇蘭らしい良いお茶でした。(^^

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 Posted by at 8:12 PM
11月 252014
 

流香涧 雀舌 2012

メーカーさんIの岩茶、雀舌です。
2012年の雀舌ですが、流香涧(流香澗)ということもあって非常にパワフル。
2年間時折火入れをしながら熟成させて、ようやく飲みごろになってきたというもの。

艶やかな褐色の茶葉です。
火入れをしながら後熟成している分、小さ目の茶葉です。
が、概ね均一。嫌な砕け方はありません。
爽やかな花香が立ち上ってきて、この茶葉の上質さがそれだけで分かろうというもの。
香りにも品格があるんですよね。このクラスの岩茶ともなると。

鑑定杯を使用するレベルではないので、使用していません。

流香涧 雀舌 2012
茶壺使用

金色の透明な水色です。
香りは品格のある落ち着いた花果香。
しっかりと感じられます。
味わいは甘い蜜蝋。凄いなぁと素直に思うような茶樹の旨味、滋味が感じられます。
爽やかさもあり、しっかりとした複雑な滋味もあり
やっぱり流香涧ってすごいなぁと改めて実感。美味しいです。

煎持ちも当然ながら良く、ゆるゆると終わりに近づいていくような
滋味がぐっとつまった茶葉なんだなぁと納得できるような感じです。

流香涧 雀舌 2012

実に美しい葉底でした。
適度な硬さとかなりの弾力があります。
葉も肉厚で小さ目、密度が高いような感じです。
砕けも火入れによるもの以外は確認できず
艶やかで発酵度の高い上質という言葉が似合う葉底でした。

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 Posted by at 12:17 AM
10月 042014
 

福建の茶業さんCの政和工夫野生红茶です。
白茶と紅茶を作っている茶業さんで、無農薬・無肥料の茶園を運営しています。
4月に茶業さんを訪問した際に譲っていただいたもので、
まだ今年のものはなく、これは2013年の5月に摘み取り、製茶されたものです。
茶業さんが自家用に保管していた最後の半斤(250g)を奪い取るように譲っていただきました。(笑

野生紅茶とあるのは茶業さんの説明。
無農薬・無肥料、基本的にメンテナンスを行わない茶園なので
野生茶としているのだと思いますが
日本語で言うところの野生茶じゃないと思っています。
現在、中国では空前の(笑)野生茶ブームなので流行り言葉的な感覚であって
日本で言うような野生茶は殆どありません。
っていうか流通できるほど量がありません・・・というお約束です。(^^;

それでも無農薬・無肥料というだけでも実は本当に大変なことで
生産量は激減しますし、手間もかかります。
当然ながら価格もそれだけ上がりますが、
ここはちゃんと正当な対価をお支払したいところです。
ということで、当初想定していたよりも、ずっとぐっと高価でした・・・orz

ちなみに中国や台湾でお茶を買う際に値切る方が結構いらっしゃいますが
意外と損してしまっているよねぇといつも思って見ていたりします。
ガイドブックなどを見ると(最近見てないけど;)中国では値切るのが基本!なんてありますが
意外とそんな場面って無いんですよね。
はじめからぼったくりな価格設定になっている観光地のお土産屋さん位しか値切る場所が無いような;
ちなみにお茶関係で値切ってみて、まるでお土産屋さんのように価格が下がるような場合は
そのお店は信頼できないものとして試飲代程度に購入を控えるのが無難です。
(試飲しておいて何も買わないのはマナー違反。最低限何かは購入してあげましょう。)
真面目にやっている茶商さんほど真摯な価格設定をしているので
値下げ交渉に応じられない場合が殆どです。
できるとしたら大量に20キロ買うからとか、これも、あれも買うからという条件があって
これだけ買ってくれるのなら・・・と少し値引きしてくれるというのが普通です。
それか同じお店に通うこと。顔を覚えてくれていて、好印象であれば安くしてくれたりします。

価格は引けないけど、これはオマケのお茶ですよとプレゼントしてくれるとか
(しかも単位は日本では考えられない50g単位とかだったりする;)
茶業さん兼茶商さんだったりすると特に現地情報やお茶についての知識などを教えてくれたり
(知識とか情報というものは、本来、とても高価なものです)
本来だったらそういったお付き合いができた筈が
変に値切ることで印象が悪くなってしまって、本当はもっとお値打ち品があったり
良いものがあったりしても教えてもらえなくなったりするんですね。
やっぱり茶商さんも茶業さんも人間ですから・・・
まともな商売をしている茶商さんかどうかの踏み絵に値切ってみるというのはアリですけどね。(^^;
#その場合は必要以上に深追いしないように価格交渉してみます。

黒褐色の縒りのきつい、艶やかな茶葉です。
金毫がちらほらと混じっていて、嫩度は高そうです。
峰苗も確認できます。
大きさも比較的均一。砕けも殆ど無いようです。

高価なものなので鑑定杯は使用していません。

銅色の綺麗な水色です。透明度、亮度が高く美しい茶水に出ています。
香りは落ち着きのある花香。高さはそれほどでもありません。
茶樹品種を尋ねた際に政和大白茶種でもなく、在来の名前の無い品種だと言っていましたが
確かにこの香りの低さは在来種なのかも。
無農薬・無肥料の野生茶と呼ばれるもの(本物で。ですが)には
往々にして香りが改良種のように高く出ない場合があります。
というか、印象としては香りは弱いものが多いような・・・

味わいはぐっと深みのある甘味、爽やかな柔らかい酸味をベースに
何とも言えない複雑なミネラル感がしっかりあって凄いです。
バランスが良いのですが、ミネラル感の複雑さが後を引く感じで
口に含んだ際にはそうでもないのですが
飲み込んだ後の戻り、余韻が見事です。いいお茶ですね。

煎を進めていくと花香が上がってきます。
1煎目よりも2煎目の方が香りがたってくるという。
清らかな品のある花香が素敵です。
味わいもぐっと深みを増してくるような感じで
これが4煎まで続きます。

煎持ちは結構良い方で、紅茶にも関わらず10煎あたりでもう無理かなという位。
(私の淹れ方で。ですが)
やっぱり良い紅茶というのは最終的なCPは良いなぁと実感。

やっぱり綺麗だなと納得できる葉底です。
嫩度が高くて細やか。それでいて力強さもあり、柔らかさと弾力もしっかり。
肉厚さも程よい感じで、丁寧に製茶しているなぁと納得。
かなり煎を重ねた筈なのに葉底から玖瑰香が出ているのも驚きです。

上質な紅茶は年数を置いて後熟成していくと、旨味や甘味に深みが増すので
もうかなり量は少ないですが(半分ほど日本の老師に差し上げてしまいまして;)
少し時間をかけて保管していこうと思います。
変化もまた楽しみな紅茶です。

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 Posted by at 8:21 AM
9月 292014
 

福建の茶業さんBの祥華正枞铁观音(祥華正欉鉄観音)です。
1988年の老茶を2回分ほどいただきました。
いつも貴重な老茶を惜しげもなく下さったりして感謝です。
(自分用しか買わないのに・・・^^;)

黒褐色の艶やかな葉底です。
茶葉がかなり小さいのは、おそらく何度も火入れを行いながら熟成させてきたためで
とはいえ、意外と大きさは均一になっています。
茎が確認できるのは、元々老茶にする目的だったのだと思います。
ここは炭火焙煎しかしないのですが、それが分かるような火の香りが感じられます。

深みのある褐色で透明な水色です。亮度が素晴らしく良く出ています。
香りはむせ返るような品格のある花香。
落ち着きのある甘い花香が見事です。
それと薬香。鉄観音のかなり古い老茶特有です。
杯底香が素晴らしく、見事な甘い花の香りで、しばらくうっとりできる程。(^^
香りだけでしばらく語れそうな勢いです。


茶壺使用

味わいは心地の良い酸味、微かな収斂味。
そこに深みのある、どっしりとした甘味があって、非常にバランスよく美味。
独特の清涼感に通じるようなミネラル感もあって複雑です。
何というか、この奥の深さは大人の鉄観音だなぁと思うような感じです。
酸味と収斂味がとても心地よいんですね。このお茶。
甘い、優しい、口に含んですぐに美味しいと思うような
浅い味わいのお茶ばかり飲んでいると気が付かないような美味しさという感じ。
いや~美味しい。
飲み干した茶杯から花香がぐっと香ってくるのも凄いですね。

煎持ちもとても良く、半日以上ずっと楽しめました。
良いお茶というのは老茶になると本当に飛躍的に煎持ちが良くなるように思います。

老茶というからには、それなりに火入れを繰り返されてきている筈なのに
ぎょっとするほど柔らかく弾力のある葉底です。
(火入れを繰り返すと通常は硬くなっていきます)
鉄観音の製法上の理由もあって、葉の形そのままという状態のものはありませんが
柔らかさと肉厚さ、弾力が凄いです。
しっかりと艶やかで、10煎以上は楽しんだというのに
香りがまだまだですよ状態にも驚きます。

鉄観音はどうしてもざらつき感のあるお茶になるのですが
(製法上仕方がない)
上手く老茶にできると、このざらつき感が無くなって
逆に味わいの奥行のように変化していくように思います。
もちろん、元々のポテンシャルの低い鉄観音は老茶にしたところで
ざらつき感が消えるどころかエグさに変ってしまったりとかあるのですが・・・

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 Posted by at 7:01 PM
9月 162014
 

中国の作り手さんBの野生 正山小种(正山小種)です。
2014年のもので、少量だけできたからおすそ分けということでいただきました。
一般には流通することのないお茶です。

というのも、この作り手さん、传统 正山小种を作った方と同じなのですが
桐木の保護地区内、とてもよい場所に畑と小さな製茶場を持っていらっしゃいます。
(住居は現在、保護地区外に引っ越しを余儀なくされたようです)
この方が作ったとなると保護地区内の茶樹ということになりますが
基本的に保護地区内の樹木は採取禁止です・・・
この地区では自然環境保護が非常に厳しくて、政府も本気でやっているため
伐採はもちろん、禁煙、裸火の禁止、一般人立ち入り禁止になっています。
という場所で野生紅茶って・・・ということは突っ込まないでおくことにします。(笑
まぁ野生か野生じゃないかといっても
正直、桐木の茶畑はどこまでが畑なんだかわからない状態なので。

全部で作れたのは1.5キロだったそうです。
そのうち50gをいただきました。感謝。

黒褐色に金毫が混じった艶やかな茶葉です。
縒りはきつく、茶葉はかなり小さ目、大きさも均一です。
砕けなども確認できません。
燻煙香は殆どなく、微かにそうかな?という程度。
むしろ高い花香が感じられます。
嫩度も高そうです。

当然ながら鑑定杯は使用していません。


蓋碗使用

褐色の水色です。透明度も亮度もしっかり出ています。
微かな燻香はあるものの、一般的な(中国国内向け)正山小種とは比べものにならない程に弱いです。
どちらかというと香りとして認識できるような感じのものはほぼ無いのですが
面白いのが飲み込んだ後に花香が身体の中で戻ってくる感覚が。
鼻に抜ける花果香が感じられるんですね。
茶水を嗅いでもそれほどでもないのに・・・
味わいは深みのある甘さがしっかりしていて、甘味をベースに奥行のある滋味が広がっています。
柔らかな酸味も微かに感じられるのがアクセントとなっていて
実に複雑で深みのあるお茶に仕上がっています。
もうここまで来ると紅茶というカテゴリでは収まらないような複雑な味わいです。

煎を進めていくと滋味がぐっと深くなってくるような感覚に。
なんか普通の正山小種や紅茶の滋味とは違うんですよね。不思議な感覚。
どちらかというと武夷岩茶の滋味のようなミネラル感も伴った滋味。
これがずっと続きます。

嫩度の高い繊細な葉底です。
とはいえ、柔らかいけれどもしっかり肉厚。
弾力もかなり強く出ています。
大きさは概ね均一、砕けも殆ど確認できません。
とても艶やかで美しい上質な葉底です。

驚くのは葉底の香りが見事な花香ということ。
飲み込んだ後に戻ってくる香りと同じ香りが
ちょっと驚くくらいに葉底からしています。
要するに茶水を直接嗅いだ時だけ香らないということなんですね。不思議。

こうした珍しい貴重なお茶をわざわざいただけるというのは嬉しいですね。
勉強しなさいよということで、この作り手さん以外にも
各地の茶商さん、茶業さんがサンプルをくださいます。
ちゃんと審評をお返しするのが大変といえば大変なのですが
こうして貴重なお茶をいただけたりするのは本当にありがたいです。(^^

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 Posted by at 12:37 AM
9月 122014
 

メーカーさんIの慧苑坑 千里香です。
2014年のサンプルをいただきました。

千里香というと千里先まで香りが届くと例えられる程の香りの良さが身上ですが
それはちゃんとした所で作られた正岩茶の話で
中国国内であっても大抵の千里香は現在の正岩地区のものだったりして
大概香りはそこそこだったりします。
このメーカーさん、代々武夷山で茶業をしている親族の集まりなので
(むかしから武夷山で茶業さんをしている方には多いです。このパターン。)
メーカーといって良いか、作り手さんとするべきか悩むような規模ではありますが
その中で懇意にしていただいている方の奥様の母方の親族が
慧苑坑で結構な広さの畑を持っていて、この千里香はそこの畑から作られたものです。

艶やかな綺麗な茶葉です。
黒褐色を基調に褐色、緑褐色が混じった、清香系の仕上がりと思わせる外観です。
茶葉の大きさは小さ目で比較的均一。
立体感のある茶葉は見るからに丁寧に製茶されているのが分かります。

とても上質なものなので鑑定杯は使用していません。


蓋碗使用

黄金色の水色です。透明度、亮度共に文句なしの高さです。
香りは火の優しい香りと見事な花果香。高く綺麗に出ています。
トップノートは清らかな花香。次第に柔らかく深みのある果香に変化していきます。
なにより飲み干した後の杯底香がむせ返るように立ち上ってくるのは凄いです。
味わいは深みのある甘さと驚くほどのミネラル感。
かなり濃いめに茶葉を大量に使って淹れているせいもあって
慣れていない人はすぐにお茶酔いするんじゃないかなぁという位のパワーがあります。
これぞ岩茶といった感じ。
喉元を過ぎてからの余韻と回甘は本物の正岩茶(あえて言います;)ならでは。
果汁のような柔らかい酸味も微かにかんじられたり
味わいが非常に複雑なのも特徴的です。ちょっと凄いです。

清香系といえども軽すぎることもなく、重すぎることもなく
丁度良い火入れの塩梅はさすが。
こういった、じっくり美味しい清香系ってなかなか無いので素直にすごいと思います。

煎持ちも十分。茶葉の量にもよると思いますが
普段の自分の淹れ方で12煎は余裕で続いたので、かなり良い方です。

ふかふかの綺麗な葉底です。
ふっくらと肉厚、弾力が強く、艶やか。
火入れによる砕けはあるものの、基本的に大きさは均一。
発酵もしっかり行われているのが分かります。
なにより、葉底からもまだ香りがしっかり立ち上るのは凄いですね。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 2:16 PM