3月 092014
 

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) B

陝西省の茶業さんBの紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) です。
標高1200m付近の茶畑のもので、5月上旬に摘み取られています。
Bというのは便宜上命名したものです。
同じ紫阳富硒红茶を等級違いで入手したため、区別するために命名しています。

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶)についてはAの方に少し書いています。

産地も使用品種もAと同様です。
違うのは茶畑の位置と摘み取り時期といったところです。

黒褐色の艶やかな茶葉です。
金毫もしっかり混ざっていて、嫩度が高いのが分かります。
細く縒られた茶葉は均一、大きさは普通、きもち小さめです。
落ち着いた甘い香りがあります。

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) B
鑑定杯使用

甘く濃厚なリンゴの香りです。
Aほど高さはないものの、その分濃厚でしっかりとした香りです。
濃い赤褐色の水色は透明度も亮度も充分に高く出ています。
味わいはしっかりとした感じで甘味、渋味、そのほかに苦味もあります。
日本人が連想する紅茶に近い感じです。
しっかりとした味わいだけに回甘も強く、余韻が残ります。
やっぱりこちらにもミネラル感のような複雑で独特の味わいがあります。
これはこの地域のお茶の特徴なのかも。セレン味?(笑

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) B
蓋碗使用

赤褐色の透明な水色です。亮度も高く出ています。
リンゴの香りがしっかりとあります。
しっかりとした甘さと旨みがあり、かなり美味。
分かりやすさといい、非常に良く上手く作られているなと感心。
渋味、苦味は殆ど感じない程度になっていて
ストレートはもちろん、ミルクティーにしても負けない味わいです。

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) B

肉厚でしっかりとした葉底です。
若干大きめの葉ですが柔らかく弾力も充分あります。
大きめといっても肥えてるという感じが強く
間延びした感などはありません。
ほぼ一芯一葉で摘み取られています。嫩度は高いです。
大きさも均一、砕けも殆どありません。

CPも良く、美味しい紅茶だと思います。
近年になって作られ始めただけに、色々な紅茶の製法を研究したのだと思います。
非常に良く作られていると感心しました。
残念なのが、先日、日本の中国茶好きの方に
陝西省の富硒茶が意外と美味しいんですよなんて話をしたら
セレンが多く含まれているから危ないお茶でしょ?なんて反応をいただきました。
確かにネットで調べて見たら
日本人はセレンの摂取量は充分だから過剰摂取は危険という記述がちらほら。
そんな印象のお茶になってしまっているんですね・・・と
何だかこの紅茶の出来が良かっただけに残念です。

正直、楽しむ程度の摂取で過剰摂取にはならないと思いますし、
現地では昔から紫陽毛尖が楽しまれていますが、健康被害は聞かないです。
あまりその手の方向は専門じゃないので詳しくないのですが
(今度医師な友人にきいてみたいとも思いますが)
ちょっと過敏な反応じゃないかなぁと思わなくも無いですね。
個人的には富硒茶よりもヘル@ア緑茶の方が何倍も恐ろしいです。
(飲むと必ず具合が悪くなって倒れます・・・私;)

もちろん中国と日本の土壌環境は違いますが
日本の土壌にはセレンが含まれているから・・・というなら
産地の人たちの土壌にもセレンが含まれているわけで。
でもまぁそういうイメージがついてたら輸入しようという人もいないだろうなぁとか。
(うちもしないですし・・・)
とまぁ色々と考えてしまうお茶です。(^^;

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 12:50 AM
3月 052014
 

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) A

陝西省の茶業さんAの紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) です。
標高1500m付近の茶畑のもので、4月中旬に摘み取られています。
Aというのは便宜上命名したものです。
同じ紫阳富硒红茶を等級違いで入手したため、区別するために命名しています。

陕西省で有名な緑茶、紫阳毛尖(紫陽毛尖)の紅茶版です。
近年になって新しく作られるようになりました。
かれこれ3~4年位でしょうか?

紫阳毛尖と同じく、セレンが豊富に含まれているとかで
数年前から中国のネットショッピングあたりでは良く見かける紅茶でした。
さすがに中国の知らないお店から茶葉をネットで購入しようとは思わないので
紅茶ブームでここも作り始めたのね~なんて思って見ていましたが
今回、実際に入手してみました。

産地は紫阳毛尖と同じ、陕西省紫阳县(紫陽県)汉江(漢江)流域の山間部です。
使用品種は紫阳群体種です。
但し、この紅茶もそうですが、紫阳毛尖にも品種の指定はありません。
実際には様々な品種の茶樹が使われているようです。

金毫の見事な艶やかな茶葉です。
黒褐色をベースにほぼ金色という具合に金毫があります。
細く縒られた茶葉は小さめ、大きさも均一です。
嫩度も高く、甘く深みのある香りに圧倒されます。

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) A
鑑定杯使用

清らかなリンゴの香りがあります。ほっこりとした火の香りも。
高さも持久性も充分、非常に良い香りです。
赤褐色の水色は透明度も亮度も抜群に高く美しいです。
味わいは濃厚な甘さ、厚みのある旨み、
紫阳毛尖にも通じるような複雑なミネラル感のような味わいもあり
柔らかく微かな渋味が奥行きを出しています。
ちょっと凄いかも。相当研究したんですね。製法。

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) A
蓋碗使用

赤褐色の透明な水色です。
亮度も非常に高く、ルビー色と言って良い位の美しさです。
リンゴの果実香がすばらしく、味わいも深みのある柔らかい甘味が濃厚。
その後ろに複雑で厚い旨みがバランスよくあって、実に美味しい。
煎持ちも良く、本当に良く出来てる紅茶です。
すごいな~

紫阳富硒红茶(紫陽富硒紅茶) A

褐色の柔らかい葉底です。弾力も充分。
丁寧に摘まれているのが分かります。
ほぼ一芯一葉で摘まれていて、嫩度もかなり高いです。
葉の大きさもほぼ均一、小葉種でも結構小さめな大きさです。
砕けも殆ど無く、綺麗です。

あまりにも出来が良いからか、販売している茶商によっては
金駿眉として販売しているところもあるのだとか。(^^;
確かに、この出来の良さだったらだまされるでしょうねぇ。
味は確かに違うのですが、ブラインドだったら難しいですし
そもそも本物の金駿眉を飲んだことのある人自体が圧倒的に少ないですしね。(笑

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 12:19 AM
3月 022014
 

午子仙毫

陝西省の茶業さんAの午子仙毫です。
標高1500m付近の茶畑の明前茶です。

午子仙毫は1984年から作られ始めたお茶です。
陕西省西乡县(西郷県)の午子山で作られ、現在は国家級名優緑茶とされています。
この地域でのお茶作りの歴史は古く、漢代から記録があると言われています。

清明節前後から穀雨後まで摘み取りが行われます。
基本は一芯一葉。等級によっては二葉もあります。
別名は汉中仙毫(漢中仙毫)。
陕西省南部のこの産地のあたりは汉中(漢中)と呼ばれます。

このお茶も紫阳毛尖(紫陽毛尖)と同様にセレン含有量が多いと言われています。

気持ちふっくらとした扁平の茶葉です。
午子仙毫の審評基準では眉のような太さで蘭の花の形とあるのですが
中国的にこれは蘭の花なのでしょうか・・・?(^^;
このあたりは文化の違いなので分かりません。今度確認してみようと思います。
(ちなみに砂色といったら黄色です。黄砂だからグレーじゃなくて黄色なんですね!)
白毫が多く確認できます。
全体的に若草色。芯で構成されていて嫩度は高いようです。
一芽一叶初展が殆どのようです。大きさもほぼ均一。
爽やかなすっきりした香りがあります。

午子仙毫
鑑定杯使用

薄い黄色の水色です。透明度、亮度も非常に高いです。
香りは豆香が先に、続いて柑橘系のような爽やかな甘い果香があります。
最後は柔らかい火の香り。
味わいは実に複雑。甘味と柔らかい収斂味のような滋味がバランスよく
複雑で独特のボディの強い旨みを出しています。
回甘が非常に強く、穀物系の甘さが残ります。

午子仙毫
蓋碗使用

豆香が強く、微かに柑橘系のニュアンスも感じる香りです。
味わいは独特の甘さと複雑な旨み、ボディの強い味わいです。
余韻が長く、甘味とミネラル感のような旨みも感じられます。
水色は薄い金色。透明度が非常に高く艶やかな美しい茶水です。

午子仙毫

ふっくら、肥えてる・・・という感じの若草色の葉底です。
柔らかくて肉厚、白毫で毛深いです。
一芽一叶初展のお手本のような嫩度です。
大きさもほぼ均一、丁寧に作られている茶葉です。

いやいやどうして陕西省のお茶も美味しいですね。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 7:27 PM
2月 282014
 

紫阳毛尖(紫陽毛尖)

陝西省の茶業さんAの紫阳毛尖(紫陽毛尖)です。
標高1500m付近の茶畑の明前茶です。
紫阳群体種と言っていましたので、要するに在来種から作られています。

紫阳毛尖がというよりも陝西省のお茶自体(一部を除いて)
中国国内でもあまり流通が多いとは言えないお茶です。

陕西省紫阳县(紫陽県)汉江(漢江)流域の山間部で作られるお茶で
歴史ある銘茶として知られています。
この地域では唐代から紫阳茶の産地として知られていました。
最近は紫阳富硒茶(紫陽富硒茶)などの名前で販売されていることも増えてきました。

硒というのはセレンというカルコゲン元素の一つで、人体にとっての必須元素でもあります。
この地域のお茶はセレン含有量が高く、健康に良いということで
紫阳富硒茶という名前で販売されているようです。
この茶業さんもお茶に詳しくない人には「紫阳富硒毛尖」と言うらしいです。(^^;

数年前、うろ覚えなのですが、中国東北地方かどこかの地域で、このセレン欠乏症が問題になり
この紫阳毛尖をはじめとした紫阳县のお茶が人気になったことがありました。
日本で普通に生活している上では充分に摂取できているため欠乏症にはならないのですが
(過剰摂取は中毒症状を引き起こすらしいです)
広い中国のことですので、地域によっては欠乏症に悩まされる地域もあったということのようです。
他にも富硒茶を良く飲む紫阳县ではこの富硒茶のおかげで癌にならないとか
怪しげな広告で安価な商品を販売されているのを見かけたこともあります。(笑
余談ですが、富硒茶の飲みすぎで中毒という話も聞いたことがありません・・・そういえば。

清明節前後に摘み取られます。
基本は一芯一葉ですが、メーカーや等級によって異なります。
等級によっては三葉まであるようです。

細やかな深緑の茶葉です。
所々に白毫が確認できます。
大きさはほぼ均一ですが、若干大きめのものもあります。
細く縒られた茶葉がくるっと丸まったような形状です。
清清しい香りがあります。

紫阳毛尖(紫陽毛尖)
鑑定杯使用

黄色の透明度の高い水色です。亮度も高く出ています。
甘い心地の良い栗香が高く出ています。微かな海苔香も。
香りの持久性も良いです。
味わいはしっかりとした甘味、爽やかな苦味のバランスが良く
かなり旨みを持ったお茶であるのが分かります。
ミネラル感に通じるような複雑な味わいも感じられます。
日本人好みかも。
回甘もしっかりあり、なかなかどうして美味しいお茶です。

紫阳毛尖(紫陽毛尖)
蓋碗使用

薄い黄色の透明な水色です。
亮度も良く出ていてとても美しいです。
香りは微かな海苔香と甘い栗香。
爽やかな甘さとすっきりした後味が心地よく、余韻も長く続きます。
期待していなかっただけに驚きの美味しさ。(笑

紫阳毛尖(紫陽毛尖)

柔らかくて弾力のある葉底です。
綺麗な若草色の茶葉で、ほぼ一芯一葉で摘み取られています。
たまにちょっと大きな葉が入っていますが気にならないレベル。
そういった葉も含めて柔らかく、心地の良い葉底です。

セレンで有名という先入観で味わいはイマイチかなぁなんて
失礼にも勝手に思っていたのですが(ごめんなさい)、見事に裏切られました。
健康作用云々で販売する必要がない位に良いお茶です。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 8:11 PM
2月 032014
 

泾渭茯茶 袋泡茯茶

咸阳泾渭茯茶有限公司の泾渭茯茶(涇渭茯茶)です。
こちらは108G袋泡茯茶という商品名で等級は四级
2012年5月8日出荷となっています。
3年以上熟成させた茶葉で、成形なども全て手作業で行っています。

泾渭茯茶 袋泡茯茶

泾渭茯茶について改めて。

茯砖茶(茯磚茶)は1368年(明代の洪武元年)ごろに陕西省咸阳(咸陽)の人によって発明されました。
生産地が陕西省泾阳(涇陽)であったため、当初は泾阳砖(涇陽磚)と呼ばれていました。
また、その売買には政府の許可証が必要であったため、「官茶」「府茶」とも呼ばれています。
シルクロードを使い、西アジア、東ヨーロッパ、ロシアなどへ運ばれていたそうです。
1958年以降、その生産地が湖南省へ移り、陕西省での磚茶作りが途絶えてしまいました。

現在、黒茶の生産が最も多いのは湖南省です。
湖南省で作られている茯茶のオリジナルは咸陽にあったということで
2011年にこの涇渭茯茶が復活します。
復活には3年以上の研究、試行錯誤を繰返したと聞いています。

泾渭茯茶 袋泡茯茶

涇渭茯茶の製造工程は独特です。
まずはお茶を入れる容器から作成します。
ガーゼに糊で紙(といっても原料の木材は指定された種類のもの)を両面に貼り付け
茯茶用の型に貼り付けて数日乾燥させておきます。

毛茶(荒茶)を大きな包丁で切り刻みます。
正しい大きさになるまで何度も篩いにかけて大きさに整えます。
細かくなった茶葉は日の当たらない醗酵用の建物に積み上げ水を加えて醗酵させます。
(熟茶と同じですね)
5日ほど醗酵を行ったら広げて乾燥させます。

醗酵した茶葉を茯茶用の型分(3KGの茯茶には3.1KGの茶葉)を取り鉄鍋に入れます。
熱した鉄鍋の中で茶葉をドーナッツ状に整え
中心に茶葉の茎を煮込んだ汁を入れ攪拌します。

茶葉の粗熱を取り、茯茶用の型に詰め込みます。
この詰め込み作業が大変で3人がかりでの作業になります。
茶葉を型に入れる人、上から圧力をかける重しを持っている人
茶葉を均一にする人という具合です。
つめ終わったら型に貼り付けてあった容器を封して、鉄串で空気穴をあけます。
そこに通気性が良くなるように茅の茎を差して醗酵部屋へ移動します。

醗酵部屋では醗酵具合にあわせて保管場所を変えたり
シュロ布をかけたり、外したりと調整を行っています。
20日ほど経過すると金花がでてくるそうです。

泾渭茯茶 袋泡茯茶

で、この金花。冠突散囊菌(Eurotium Cristatum)という麹菌です。
湖南省のものとは少し違うようで、胞子が大きいのが特徴です。
そのためか湖南省のものは日本へ持ち帰ると大抵は金花が消えてしまうのですが
このお茶は消えません。
メーカーの茶葉研究所の方にも質問させていただいたのですが
おそらく金花が大きいからじゃないかとのお返事でした。

で、この手のお茶につきものの効能ですが、ずらり揃ってます。
・消化促進、整腸作用
・高脂血症や肥満解消(脂肪分解)
・免疫向上、抗癌作用
・血糖値を下げ、抗酸化作用、
・含有フェノールによる毛細血管保護

ううむ、お茶で抗癌は珍しいですね。(^^;
一応、研究データもいただいてきました。
清華大学と共同研究されているようで、ちゃんとした数値が並んでいました。
肺癌で研究しているみたいですが、ちゃんと資料では効果が挙げられていました。
美味しいお茶なので健康作用で売らなくてもと思うのですが
この手の黒茶はやっぱり健康作用が売りなんですかね・・・(笑
#日本でお茶を販売する際に効用をうたうと薬事法違反になります。(^^;

さて、長くなりましたが、このお茶。
復刻直後にも入手して飲んでいますが、改めて。

泾渭茯茶 袋泡茯茶

固形茶を崩したものだと思っていたのですが
手でこの形に成形したものだそうです。
確かに丁度一握りといった感じの大きさです。
黒褐色の茶葉に金色の金花が見事に散っています。
金花の無い部分の茶葉は細やかな艶があります。

鑑定杯は使用していません。

泾渭茯茶 袋泡茯茶
蓋碗使用

黄金色の美しい水色です。
透明度と亮度が非常に高く出ています。
香りは柑橘系の果香のある棗系、微かに薬香があります。
全体的に香りは控えめ。
味わいは甘く柔らかいミネラル感。複雑で美味しいです。
癖がなく、以前よりも美味しくなっているような。
(淹れ方が上手くなってる?(笑))
非常に飲みやすいという印象があります。

煎持ちも非常に良く、うんざりするほど続きます。
やっぱりいいお茶ですね。

泾渭茯茶 袋泡茯茶

褐色の葉底です。
製法通りほぼ均一に切られているのが分かります。
柔らかく弾力があります。
良く見ると茎が殆ど入っていません。
これは製法上使う茶汁(茎を煮るとあります)に使うために
取り除いているんですね。

この泾渭茯茶、沢山の商品があって
お値打ちなものから、うっと思う位に高額なものまで様々。
そんな中、この商品が一番CPが良いように思います。
しっかりちゃんと美味しくてお手頃。
もちろん、もっと美味しいと思う商品もあるのですが
価格差ほどではないように思うんですよね。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 11:38 AM
1月 172014
 

泾渭茯茶 经典茯方

咸阳泾渭茯茶有限公司の泾渭茯茶(涇渭茯茶)です。
こちらは经典茯方(経典茯方)という商品名で等級は特茯
2013年6月21日出荷となっています。

昨年、工場見学をさせていただいたときにいただいたもので
社長曰く、一番のお勧めのお茶なんだとか。
先日の鈴茶堂のお茶会でも淹れさせていただきました。

泾渭茯茶 经典茯方

箱の中には紙で包まれた固形茶が入っています。
かなりしっかりした上質な紙を使っているのが印象的。
雲南あたりの紙とは違いますね。(笑

偽装防止シールもありました。
既に偽物が出回っているとは思えませんが
先を見越してのことなのかもですね。
もしかして毎年デザインを変えているとか?

泾渭茯茶 经典茯方

割と小さめの茶葉と思われるような餅面です。
小さめといっても萌葉ではなく、黒茶として程よい大きさ。
細やかな艶があり、綺麗です。
緊圧は普通といったところ。

泾渭茯茶 经典茯方

泾渭茯茶の特色である金花は内面に隠れています。
割って見ると見事な金色の粉が。
爽やかな香りが感じられます。
このお茶は春茶が元になっているそうです。

そのうち泾渭茯茶をずらりと並べてやってみようとは思いますが
鑑定杯は使用していません。

泾渭茯茶 经典茯方
蓋碗使用

褐色の水色です。透明度は普通といったところ。
若干濁りがちなのは水との相性とも思いましたが、金花の影響かなぁとも思います。
というのも金花が多い方が濁りがちな気がするのですが・・・これは要検証です。
香りは糯米香と遅れて綺麗な花香があります。これは面白い。
杯底香は花香が強く出ています。
味わいは柔らかい果汁のような酸味と深みのある丸い甘味。
遅れてしっかりとした複雑な旨みが出てきます。
しかも余韻が強く、ずっと心地よい美味しさが残ります。

洗茶をしているとはいえ、1煎目からしっかり味わいが出ています。
とはいえ、固形茶が崩れきっている訳でもなく。

2煎目、3煎目と続くとしっかり味わいが出てくるとともに
甘味もよりしっかり深く感じられるようになってきます。
この柔らかさと甘味のタイプは湖南省の黒茶とはやっぱり違います。

煎持ちは当然良いです。1日しっかり楽しめる系です。

泾渭茯茶 经典茯方

春茶というのが納得できる柔らかい葉底です。
深緑がかった褐色の茶葉で綺麗に揉み切りされています。
大きさはほぼ均一、わりと若い葉を使っているのが見て取れます。

確かにお勧めというのが分かるような美味しいお茶でした。
あとはもう少し価格が抑えられてたらなぁ・・・ですね。(^^;

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 1:58 PM
1月 142014
 

泾渭茯茶 贡福尊品

咸阳泾渭茯茶有限公司の泾渭茯茶(涇渭茯茶)です。
泾渭茯茶の中にも様々な品質、商品があるのですが
こちらは贡福尊品(貢福尊品)という商品名になっています。
昨年、工場見学をさせていただいたときにいただきました。

泾渭茯茶 贡福尊品

このお茶に使われている茶葉は夏茶だそうで
茶葉等級は优质级(優良級)とあります。
生産年は2013年7月10日とありますが、おそらく工場出荷時の日付です。
茶葉自体は数年醗酵させてあるものです。

泾渭茯茶 贡福尊品

缶に茶頭のような茶葉がゴロゴロと入っています。
(一応、紙で中蓋があったのですが中国でバリバリ開けてきてしまいました;)
容量は280gとのこと。ほぼ半斤といったところです。

1つ1つの塊は丁度1回分の茶葉の量位の大きさになっています。
(日本人的には2~3回分といったところ?)
茶頭というよりは、この商品のために割ったという感じの断面です。
手軽に飲みやすくという感じなんでしょうね。

泾渭茯茶 贡福尊品

全体的に艶があり、濃い褐色。金花の黄色がちりばめられています。
夏茶らしく茎が確認できます。
香りも素直な心地良いさわやかな黒茶の香りです。

鑑定杯を使用するようなお茶ではないので使用していません。
(標準葉も無いし・・・)

泾渭茯茶 贡福尊品
茶壷使用

1煎目(といっても洗茶はしています)はまだ固形茶が崩れていないので
水色も薄いのですが綺麗な琥珀色です。
透明度、亮度も高く、糯米香があります。
味わいは薄いものの、しっかりとした落ち着きのある甘味が出ています。
滋味のような旨みもあって、これはこれで美味しいです。

泾渭茯茶 贡福尊品

2煎目、3煎目と続いて固形茶もすっかり崩れた感じになると
褐色の水色になります。
若干濁りが出てきたのは水との相性か、金花の影響かも。
亮度はしっかり出ています。
香りは糯米香。次第に棗香も微かに感じられます。
味わいはしっかりとした甘味、柔らかい渋味が感じられます。
ミネラル感も出てきて、夏茶らしいしっかりとした味わいです。

煎持ちは当然というか恐ろしいほどに続きます。
15煎は余裕で続けたような。(^^;
途中で果物ような味わいも出てきて、なかなか奥が深いお茶です。

泾渭茯茶 贡福尊品

しっかりと揉み切られたような茶葉です。
夏茶にしては意外と柔らかく、弾力があります。
茎の部分もしっかりありますが柔らかいです。意外。
茶葉の大きさも比較的均一、丁寧に綺麗に作っているなぁという印象です。

泾渭茯茶は近年復活した黒茶のため
チベットなどの辺境の地へ送られている辺茶かというと少し違います。
全く送られていないということはないようですが
やはり蔵茶や茯茶といったものの方が現在は主流となっているようです。
とはいえ、泾渭茯茶の会社では近年、価格が高騰した普洱茶のようにならないよう
一般の人々が日常的に楽しめる価格帯を守る方針を掲げているそうです。
が、実際は本当に?と聞きたくなる位に価格の高いラインナップもあったりして
時間の問題か、はたまた一般ラインと高級ラインとで売り出すのかな?とか
まぁ色々余計な予測をしてしまったりします。(^^;
そんな中でもこれは一般ラインの中の上といったところでしょうか?
癖が無いので飲みやすく、価格もそこそこなので面白いかなと思います。
まぁ殆どの日本人には大きすぎなんですけどね。

そのうち旅行記の方かショップブログでご紹介すると思いますが
新しく作られた工場だけに非常に衛生的で綺麗な工場でした。
昔ながらの渥堆技術と最新(でもないけど)技術が同居しているような。

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 9:10 PM