7月 172014
 

メーカーさんTの月光美人です。
雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で2014年3月上旬に摘み取られました。
茶園のものですが、無肥料・無農薬の実生の茶樹から摘み取った葉から
現地の少数民族によって作られています。

月光美人(または月光白)は普洱茶という説明と雲南の白茶という説明と両方見かけますが
どちらも正しいと思います。
雲南省で作られる黒茶・後醗酵茶のことを「普洱茶」と呼ぶことが殆どですが
実は普洱茶という名称は昔の普洱県に集積されるお茶の総称で
必ずしも黒茶である必要はありませんでした。
雲南緑茶や雲南紅茶は普洱茶とは普通呼びませんが、これはおそらく慣習的なもの。
紅茶はともかく緑茶は中国国内でも殆ど流通していないということもあると思います。

月光美人、月光白は実際には白茶の製法で作られていますが
こうしたお茶を現地で購入すると普洱茶と記載されていることがあるのは
そういった昔ながらの慣習のためのようです。

余談ですが、普洱生茶のできたては黒茶ではないという意見もありますが
これは黒茶で正しいそうです。
黒茶となることを「最終的な製品の目標」としているので黒茶に分類されます。
このあたりは私も過去にかなり混乱した時期があって
色々な研究者や大学の老師たちに質問させていただいたのですが
六大茶類の定義は「製法がその方法によるもの、または最終的な製品の性質」なので
黒茶を目指して作られている普洱生茶は黒茶に分類されます。
これは中国のプロの人でも混乱しているんですよね。(^^;

大葉種なので茶葉は大きめです。
ビロードのような白毫が非常に美しく、褐色と白毫の白が非常に美しく出ています。
芯芽が多く嫩度も高め。
均一度はまあまあといったところ。
甘い香りがあります。


鑑定杯使用

薄い褐色の水色です。
透明度、亮度共に高く出ています。
香りは甘い果香、高さはそれほどでもありません。
味わいは爽やかな深みのある甘さが、粘性のある茶水のおかげで
余韻が長く続く状態で感じられます。
砂糖菓子のような滋味とのバランスが良く、まるで梨の果汁を飲んでいるような感覚に。
美味しいですね。

湯温が下がってくると果汁っぽさがより顕著に。
日常的に飲めるお茶としてとても美味しいです。


蓋碗使用

薄い金色の水色です。透明度、亮度が高くて非常に美しいです。
香りは甘い果香。意外としっかり感じられます。
味わいは甘く優しく、驚くほどの余韻が続きます。
やっぱり果汁を感じさせるような味わいで滋味とのバランスが凄くいいです。
美味しいですね。(^^

醗酵が意外と高いです。
肉厚でしっかりした葉底はクタクタになって柔らかい部分と硬い部分が混在。
醗酵が強い部分が比較的硬いのですが、これは当然。
そうでもないほかの部分は柔らかく弾力に富んでいます。
芯も多く、綺麗です。

やっぱりこのメーカーさん(といっても家族経営の小規模なものですが)
緑茶と白茶はかなり美味しいんですね。
肝心の普洱茶は私好みではないのであまり手を出さないのですが
良心的な価格設定(友達価格なのかも)と質の良さが気に入っています。(^^

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 Posted by at 12:27 AM
5月 222014
 

C老師から譲っていただいた2008年の无量山(無量山) 寨子坡です。(未入倉)

先日、今年の新茶の仕入れに中国へ行った際に普洱茶の専門家である老師と
今年の普洱茶について話をしていた際に特別に譲っていただきました。
というのも今年の普洱茶はバブル再来状態で、とんでもない価格にまで上昇しています。
同じ質のものであれば昨年の10倍というものも少なくなく
いくらなんでも今年は手を出さない方がいいというのが老師のご意見。
まぁ実際、購入する茶葉のランクを落としでもしない限り手が出せないんですけどね。(^^;
確かにお付き合いのある作り手さんの話でも、
低地の茶園ものならともかく、それなりのものになると
この価格じゃ・・・となってしまっているのも事実。
ということで、しばらくはフレッシュな美味しい生茶を楽しむのには
相当な覚悟(というかお金)が必要になりそうです・・・orz

そんな話をしながら、未入倉のフレッシュ生茶が欲しかったのに・・・と
がっかりしている私を不憫に思ったのか(笑
老師から「2008年の凄く良いものなら特別に譲ってあげますよ」とお申し出が。
これがまた美味しくて当然のごとく入手してきたのですが
最初に申し出た購入数に老師から有難いアドバイスが。
「必ず今よりも美味しくなるし価値が出るものだからその倍は買いなさい」
ということで、かつてないほど確保してきました・・・
半分以上は老師が持つ保管庫(体育館位の広さがあります;)を間借りして保管してもらっています。
そんな老師のご好意で入手した无量山(無量山)です。

无量山は雲南省普洱市の景東彝族自治県にあります。
海抜3300mを越える地域で標高の高い地域は原生林のまま自然保護区に指定されています。
製茶の歴史も古く、三国時代にまでさかのぼります。
諸葛孔明が南征の際にこの地に住む彝族(イ族)に栽培技術を伝えたとか。
樹高の高い大葉種、古茶樹が多いことでも知られています。

このお茶は海抜1700~2400m付近の古茶樹から作られています。
当地に住む少数民族、彝族の茶師によるもので、普通に見たら原生林にしか見えないような
放置し放題の山の中にある半野生の古茶樹(無肥料・無農薬)から採取したそうです。
そのため標高が大体このくらいとしか分からないとか。(^^;
樹齢も200年は軽く越えていると思うとしか分かりません。

通常の餅茶は1枚357gですが、これは400gです。
ちょっと普通の餅茶よりも気持ち大きめな感じです。

餅面は艶やかな褐色で非常に美しく、白毫がかなり多く見られます。
輝いているかのような艶で、葉も1つ1つ綺麗に確認できます。
茎も芯も適度な感じで入っているような印象です。
甘い蜜香が感じられます。

外側と内側で配方は特に変えてません。
緊圧も硬すぎず弱すぎずといった感じで、保管状態も非常に良い感じです。
端の方は手で崩せます。


蓋碗使用

褐色の透明度の高い水色です。亮度の高さにも驚かされます。
綺麗な茶水です。
香りは高い花香。蜂蜜のような甘い香りが素晴らしく良く出ています。
まだ5年の未入倉ですが渋味や苦味といったものは殆ど、全くといってよいほど感じません。
これは无量山の特徴でもありますが、その特徴が良く出ています。
ミネラル感が非常の豊富で奥行きのある複雑な旨みと
柔らかくしっかりとした深みのある甘さが心地よいバランスで感じられます。
この蜂蜜香と甘さが凄く良いです。
回甘も強く、余韻も長く続きます。美味。

未入倉にも関わらず、柔らかく優しく、でもしっかりと美味しいです。
老師の話では一昨年までは全然強かったんだとか。
昨年末になってようやく変化が出始めて、今年になったら絶品になっていたと。
まだまだ変化するらしく、多分最終的にはこうなると思うよというお茶も飲ませていただきましたが
それはそれで濃厚な甘さで絶品でした。(^^

煎持ちももちろん良し。
煎を進めていくと花香が際立ってきます。
味わいの甘さは変わらずずっとあって、華やかさが追加される感じ。
更に進めていくと、ゆっくりフェードアウトしていきます。

柔らかい黄褐色の葉底です。
肉厚でフカフカといった感じ。
外観よりも嫩度が高いです。
葉脈がかなり大きいので野生茶樹に近い状態なのかも。

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 Posted by at 6:28 PM
5月 082014
 

メーカーさんTの思茅 头春茶(頭春茶)、滇緑(雲南緑茶)です。
雲南省南部の思茅の標高1800m付近にある茶園で2014年3月15日に摘み取られました。

头春茶(頭春茶)というのは日本で言う一番茶。
中国茶で良く言われる早春茶と同じような意味で
春節後に最初に摘み取られたお茶をこう呼ぶことが良くあります。
この呼び方も早春茶と同様、雲南以外の地域でも
緑茶だけに使われる言葉でもなく、割と幅広く使われています。

雲南大葉種から作られているので头春茶といっても茶葉は大きめ。
深緑に白毫の白が綺麗に映えています。
砕けも少なく、縒りは緩め。
大きさも比較的揃っています。
甘い花香が感じられます。


鑑定杯使用

黄色の水色で透明度、亮度も高く出ています。
甘い花果香があり、高さも充分です。
この甘い香りは雲南緑茶特有の甘さです。いいですね。
味わいはしっかりとした甘味、粘性のある茶水で茶質が良く出ています。
回甘もしっかり、余韻が長く続きます。
微かな柔らかい苦味が心地よく、味を引き締めています。
ミネラル感もしっかりあり、バランスが良いです。
今年もいい出来ですね。


蓋碗使用

金色の透明度の高い水色です。
亮度も高く出ています。
花果香が甘く高くでています。
粘性のある茶水でしっかりと甘く、複雑なミネラル感がバランスよく感じられます。
余韻も長く、かなり好み。
煎持ちも良く、トロりとしたお茶がずっと楽しめます。

葉底からも非常に甘い花香があります。
見た目の印象よりも遥かに柔らかい茶葉で、芯も多く見られます。
肉厚だけどクタクタという柔らかさで、所々に醗酵が始まっているのが分かります。
この塩梅が香りの良さを出しているんですね。
若干の砕けはあるものの、概ね大きさも均一。
今年も美味しい緑茶になったなと思います。(^^

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 Posted by at 9:57 AM
3月 272014
 

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012

云南中茶茶业有限公司(雲南中茶茶業有限公司)の老茶头(老茶頭)です。
2012年の熟茶になります。

中茶牌というと昔の普洱茶に良くついているものだったりするので
たまにここ数年の中茶牌とついている普洱茶を見て
すごく良いものなんですか?と質問されることがあったりします。
(ビンテージものな中茶牌はお値段も凄いので中茶牌=良いものになっている模様)

中茶牌は元々は茶叶进出口公司(茶葉進出口公司)という国営企業が
茶葉の輸出を行う際に使用していた商標でした。
1995年頃まで茶葉の輸出が自由化されていなかったこともあり
毛沢東主導による主要産業の国営化の行われた1950年頃から
その当時までの輸出用の普洱茶には中茶牌の商標が使われています。
1990年前後からお茶産業の自由化が進みはじめ
各茶業も中茶牌以外の商標を使用するようになってきます。
最初は国内流通向けであったようですが、次第に輸出用商標として認定も得て
中茶牌以外の商標が増えるようになってきました。(大益など)
また、中茶牌の商標を使用するのに使用料が科せられるようになったのもこのころです。

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012

要するにお金を払えば中茶牌を使用できます。
(無断使用しているものもあるようですが・・・;)
中茶牌にも他の商標にも言えることですが、中茶牌だから高い・良いというのではなく
やっぱり中身のお茶を見て味わって判断しないといけないんですね。

茶頭(茶头)については随分前に説明したエントリがありますので、そちらで。
(大した内容ではないのですが;)

紙筒の今時なパッケージに入っています。
中には更に紙でできた中袋が入っていて、お茶本体はその中にあります。
なかなか衛生的な感じです。

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012

茶葉は適度な大きさの塊に分かれています。
固形の形状ではないので使いやすそうな感じです。
黒褐色から茶褐色までのグラデーションになっていて、
表面は発酵のおかげで粉を吹いたような感じになっています。
外観からは割と等級高めの茶葉が使用されているような感じです。

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012
鑑定杯使用

褐色の透明度の高い水色です。
亮度も良く出ています。
香りは棗香の甘い感じ、微かな药香が感じられます。
黴臭さといったマイナスの香りは感じられません。
味わいは予想した以上に甘く、柔らかく、驚きました。
回甘もしっかりあり、余韻が長いのも印象的です。
茶水自体に少し粘性があるような、トロりとした感じで美味しいです。
味わいにも奥行があって深みも感じられます。

大益の老茶頭が濃密な甘さだとすると、この老茶頭は爽やか果汁系の甘さといった感じ。
期待していなかっただけに驚きです。いいですね。これ。

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012

褐色の綺麗な水色です。
柔らかい棗香と爽やかで柔らかい奥行のある甘いお茶の味わいがあります。
主張しすぎないけれど、しっかりと基本に忠実といった感じの美味しさで
かなり好感が持てます。素直。
老茶頭ってものによってはどうだ!と言わんばかりに濃厚に甘いことも多く
もちろんそういったものは本当に美味しいのですが
飲むぞという気合が入らないと手が伸びなかったりすることもあって・・・
これはそんな気構えもいらず、すっと体に入り込めるような優しさがあります。
かといって味わいがイマイチということもなく、なかなか優秀だと思います。

中茶牌 老茶头(老茶頭) 2012

茶頭だけに本当に開きません・・・
とはいえ、しばらく熱湯につけておいて指で押してみました。
予想以上に弾力のある葉底でした。
しかし、茶頭の葉底はビジュアルよろしくないですね・・・(^^;

価格もお手頃、味わいも美味しく、CPが非常に良い優秀なお茶だと思います。
日常的に楽しむのにいいですね。

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 Posted by at 11:57 AM
3月 172014
 

1995年 鼎興號緊茶

鼎興號の1995年緊茶です。
香港乾倉のもので、台湾乾倉も少しだけあります。

鼎興號は勐海茶区の私人茶庄の1つで1930年に設立されました。
(私人茶庄については2001年 楊聘號に説明があります)
雲南省の紅河哈尼族彝族自治州蒙自出身の回族、馬鼎臣によって設立されています。
この地域は昔から回族(イスラム教を信仰する少数民族)が多い地域です。
そのため、鼎興號の中飛(お茶の中に埋め込まれている商標を印刷した紙)には
イスラム教のシンボルでもある星と月が印刷されています。

1995年 鼎興號緊茶

他の私人茶庄と同じく、一度その姿を消すことになりますが
鼎興號は1980年代に復活します。
消滅前から丁寧なお茶作りを行うことで知られています。
このお茶は野生茶樹、喬木型の大葉種から作られた春茶になります。

キノコのような形の固形茶は心脏型(心臓型)と呼ばれます。
今や班禅緊茶で有名な形です。
緊茶については1980年代後半 班禅紧茶(班禅緊茶)に少し説明があります。

1995年 鼎興號緊茶

艶やかで美しいお茶です。
茎の部分から芯芽までバランスよく配方されているような感じです。
白毫もしっかり確認できます。
成形はしっかり行われているようで、ボロボロと崩れる感じはありません。
といっても今で9年、あと10年もしたらボロボロになるんでしょうね。(^^;

緊圧は結構しっかりしています。(心臓型には多いですね)
爽やかな陳香のある茶葉で、しっかり熟成が進んでいます。
外側と内側の茶葉の配方は同じようです。
茎がしっかり入っているので甘いお茶なんでしょうね。美味しそうです。(^^

鑑定杯の使用は行っていません。
もはやそんなレベルでもないですし・・・

1995年 鼎興號緊茶

透明度が非常に高い赤褐色の水色です。
亮度も高く、まるでガーネットのような美しさがあります。
香りは綺麗な棗香、樟香が感じられます。
味わいは深みのある甘さ、奥行きのある滋味、桂園(龍眼)味のお手本のような
全くといって良いほど雑味のない綺麗な味わいです。
黴臭さといったようなものは一切無く、熟成技術の高さが伺えます。
美味しい。(^^

1995年 鼎興號緊茶

味わいの奥行きが凄くて、煎を重ねるごとに変化があります。
固形だったのが崩れてきて、まるで紅茶のような色合いに。
(濃い目に淹れたというのもあります)
柔らかくて爽やかでありながら深みのある甘味が美味しいです。
茶気も強く、回甘もしっかりあります。余韻が長いです。

更に煎を進めていくと上質な青茶ようなニュアンスも。
ミネラル感の感じが武夷岩茶の老茶に似た感じに出てきます。
そのうち清涼感も感じられるようになってきたりして
これは面白いですね。そして美味。

言うまでもなく煎持ちは非常に良いです。
1日では足りず、2日がかりで楽しみました。

1995年 鼎興號緊茶

濃い褐色の葉底です。
色からして良く熟成されているのが分かります。
1つ1つの葉は肉厚で熟成期間にも関わらず柔らかく弾力があるのに驚きます。
茎の部分から芯芽までバランスよく配方されているのが葉底からも分かります。
現在の茶葉の等級で言えば二級~四級までの茶葉になっていました。

近年にもこの心臓型の緊茶は作られているものの
復刻した班禅緊茶も含めて、美味しいと心の底から思えるものは少ないです。
(もちろん、好みもありますが)
そんな中、この鼎興號は久しぶりに納得の美味しさでした。(^^

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 Posted by at 12:07 PM
2月 092014
 

班盆古树沱茶

C老師から譲っていただいた2013年の班盆古树沱茶です。(未入倉)
名前の通り雲南省の西双版纳勐海茶区にある有名な布朗山
その中にある老班章と程近い場所にある班盆(標高1700~1900m)の
樹齢1200年以上の古茶樹から作られています。
いつものようにC老師が自ら現地に赴いて作ってきたお茶です。

丸めただけの小沱茶になっています。
これは餅茶の形状にしてしまうと1枚が高額になりすぎてしまうという
お約束な理由からです。
それと餅茶にするためには圧緊を行える工場に持ち込む必要もあるので
そこでも圧緊のためのコストがかかるからという理由もあります。
そんな理由からこの形状になっていますが
・・・というお値段でした。(^^;
もちろん、この品質では抑え目のお値段&弟子割引があったのですが。

白毫が綺麗な艶やかな茶葉です。
薄いブロンズ色に輝いているような感じの外観です。
白毫の多さから見ても嫩度は高いようです。

鑑定杯の使用はしていません。

班盆古树沱茶
茶壷使用

金色の美しい水色です。
透明度、亮度は非常に高いです。
まだ1煎目であまり固形茶も開いていない状態ですが
少し粘性のある茶水で、茶質が良くでているのが分かります。
とろっとした茶水が美味しいです。
香りは綺麗な花香、後から濃厚な蜜香が。
味わいは柔らかく甘く、複雑なミネラル感があります。
余韻が長いのも印象的です。
美味しい。(^^

班盆古树沱茶

煎を進めていくと甘い蜜香と味わいがしっかり出てきます。
この甘さと香りは班盆特有です。
煎持ちも当然良く、ずっとこの甘い香りと味わいが続きます。
お値段だけのことはあります。(いや、高いか?^^;)

班盆古树沱茶

見事な葉底です。
柔らかいを通り越して煮込み菜モノ状態になっています。
指で広げようとすると崩れてしまいます。
かといって砕けている訳でもなく、久しぶりに驚くほどの柔らかさ。
芯も多く、嫩度も高く、砕けも少ない
本当に美しい葉底でした。

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 Posted by at 1:35 PM
1月 302014
 

中国红(滇紅)

四川省成都で茶業兼茶商を営んでいる友人からいただいた中国红です。
邦崴单株と同じ友人です)

中国红とあると中国の紅茶という意味でしかありませんが
これは雲南省の滇紅(雲南紅茶)。
江南六大茶山の1つである景迈山(景邁山)の古茶園にある
樹齢100年以上の茶樹のみを使って作られているそうです。
春先のまだ本来であれば紅茶は作らないような若い芽を使い
機械を使わず全て手工で作ったとか。
もちろん、蒙頂山の茶師でもある友人の旦那さんが布朗族と共に作ったものだそうです。

中国红(滇紅)

綺麗な定窯の茶入れに入っています。
定窯は宋代五大名窯の1つにもなっている河北省保定市曲陽県にある官窯です。
白磁が有名な窯です。

このお茶をいただいたのはチベットへ向かう前日の成都でだったのですが
チベット行きの飛行機はセキュリティチェックが非常に厳しく
この壷が手榴弾にでも見えたのか、異常に調べられました・・・(^^;
蓋を開けて本当に茶葉なのか確認されるのですが
警備担当の軍人さんが指でグリグリやるもので
つい「あっ!押すんじゃない!」とか言ってしまったという・・・(笑

中国红(滇紅)

黒褐色のしっかりと縒られた茶葉です。
細やかな艶が非常に美しく、金毫が所々にあって目を引きます。
もっと金毫だらけの茶葉が出てくるかと思っていたので意外です。好印象。(^^
金毫の量からも分かるように嫩度は高そうです。
大きさは比較的均一、砕けも見当たらず綺麗です。
甘い花果香が感じられます。

鑑定杯は使用していません。

中国红(滇紅)
蓋碗使用

橙褐色の透明度の高い綺麗な水色です。
亮度が素晴らしく高く、琥珀のような色合いになっています。
甘い果香から見事な花香へ。若干、香ばしさも感じられます。
味わいは落ち着きのある甘味とミネラル感。
清涼感も感じられて、爽やかな味わいに仕上がっています。
回甘と共に清涼感も強くなって、余韻が非常に心地よいです。
見事。美味しいです。
このタイプの滇紅って結構珍しいかも。
マスカテルなニュアンスもあり、ダージリンと中国紅茶の中間みたいな感じです。
煎持ちも良く、丁寧に作られたお茶だなぁとしみじみ。

中国红(滇紅)

しっかりと醗酵、揉捻された葉底です。
葉の形も崩れることなく、柔らかく弾力があります。
嫩度も高く、全体的に萌葉を使用しているようです。

葉底を見て面白かったのは揉捻の仕方。
これは雲南の揉捻方法じゃないですね。
蒙頂山の揉捻方法です。(笑
これを作ったのは間違いなく友人のご主人というのが良く分かる葉底でした。
やっぱりご主人の作った蒙頂茶も飲んでみたい。(^^

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 Posted by at 1:48 PM