11月 012014
 

沖縄県産紅茶

国内のメーカーさんBの紅茶です。
沖縄県産の紅茶になります。

艶やかな黒褐色の茶葉です。
金毫が予想以上に多く、黒褐色に綺麗に生えています。
リーフタイプの紅茶で茶葉の大きさは概ね均一で
砕けも殆ど無いような外観です。
とても美しい茶葉で塩気を感じるような香りがします。
面白いですね。

沖縄県産紅茶
鑑定杯使用

褐色の透明度の高い水色です。
亮度も非常に良く出ています。
香りは高く綺麗な花果香。驚くほどに綺麗に出ています。
次第に清涼感を伴うように変化してきて、持久性も高いです。
味わいは甘味、しっかりとした滋味、微かな苦み。
といっても苦みは嫌な感じではなく、奥行を出すような好ましいもの。
茶樹の旨味がしっかりと感じられる独特のミネラル感があります。
ただし、微かに青っぽいニュアンスも。
このあたりは発酵不足なのか、好みなのかが微妙です。
その位に微かにしか感じませんが・・・

沖縄県産紅茶
蓋碗使用

銅色の美しい水色です。
透明度、亮度共に高く良く出ています。
香りは控えめながら綺麗な花果香。
味わいも甘さ、独特の滋味・ミネラル感と複雑な感じで
バランスよく、とても美味しいです。
私自身が好きではないこともあって青っぽさが気になります。
おそらく普通には気が付かない程度なのですが
うーん、ちょっと感じるんですよね。わざとかなぁ?

蓋碗で中国式で淹れていますが、とても美味しい紅茶です。
煎持ちも良く、十分。
正直、日本でもここまで作れるようになったんだなぁと感心するほど。

沖縄県産紅茶

非常に美しい葉底です。
砕けもなく、大きさも均一。見事という様な葉底です。
しっかり揉捻も行われているようで、それでいて砕けも破損もなく
技術の高さがうかがえます。
青っぽさの原因は一部の葉の発酵度合が低いことでしょうか?
殆ど紅茶レベルまで発酵してはいるのですが
ちょっと足りない(と、私なら思ってしまう)ところで止まっている葉があります。
これはあえてそうしているのか判断できないですね。
その位に素晴らしい完成度ではあります。

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 Posted by at 6:01 PM
6月 282014
 

友人の茶農家さんの川根茶、2014年一番茶です。
手摘みになります。

肥料を多用することなく、無農薬で育てられた茶樹を使用しています。
実際、独特のうまみを求める日本茶の場合
肥料を沢山使うように指導されているようです。
が、この窒素肥料の多用による独特のうまみが非常に苦手で
私の場合、大概の日本茶はいただくと具合が悪くなってしまったりします;
こちらの川根茶は肥料を多用していないので、美味しく楽しめる
私にとっては貴重な日本茶です。(^^;

しかし、この窒素肥料の多用というのは、うまみや甘味を引き出すというだけでなく
生産量の向上にも役立っているわけで、日本茶は当然ですが
中国茶でもかなり浸透してきています。
よく有機肥料なら安心という方もいますが、それはちょっと違っていて
成分をコントロールできない有機肥料よりは、
きちんとコントロールできる化学肥料の方が目指す品質を作りやすいです。
以前、日本の老師に茶樹は窒素肥料を多用すると発がん性物質を形成すると伺いましたが
(成分とか聞いておけばよかった;)
そういったことからも最低限の肥料で栽培して欲しいと思うのですが
日本の場合はなかなか難しいものがあるようです。
私の知っている中国の作り手さんたちは、高級茶には可能な限り肥料は与えません。
味が独特な方向に変化してしまうので。
なかには無肥料という場合も多いです。
その分、高級茶として販売できる市場があるのですが、日本の場合は難しいですね。
残念なことではありますが・・・

艶やかな深緑の茶葉です。
綺麗な花香と海苔香が感じられます。


鑑定杯使用

しっかりとした黄色の水色です。
茶質がかなり出ているので透明度は普通。亮度はしっかりあります。
香りは爽やかな花香と微かな海苔香、豆香があります。高さも充分。
味わいは気持ちのよい筋の通った苦味が甘さに転じて濃厚。
ミネラル感もしっかりあり、厚みのある複雑なうまみを形成しています。
今年のは相当良いんじゃないですかね。日本茶でここまでってなかなか凄いです。


蓋碗使用

相変わらず日本茶用の急須を持っていないので蓋碗で。(^^;

低温で淹れると見事に苦味が消えて甘いうまみの塊のようなお茶に。
これは美味しい。
茶質がしっかりでている水色で、金色の美しい色合いです。
亮度もしっかり。
綺麗な花香と柔らかい海苔香が心地よく、浅蒸しならではのバランスの良さがあります。

綺麗な新緑色の葉底です。
柔らかさは抜群。肉厚でふっくらした葉底です。
葉底からも綺麗な花香があり、食べても美味しいという。

今年の川根茶の出来はかなり良いですね。
例年より寒かったせいか茶摘が遅れたのが気になっていましたが
その分自然なうまみをしっかり溜め込んでいるような美味しさがあります。

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 Posted by at 7:44 PM
6月 212013
 

川根の作り手さんAからいただいた川根釜炒り茶です。
品種は香駿とのこと。2012年に作られたものになります。

香駿という品種は「くらさわ」と「かなやみどり」から作られていて
香気が高く、釜炒りに向いているとされています。
実際、釜炒り茶だけでなく、紅茶や青茶(軽醗酵)なども作られているようです。

艶やかな新緑の茶葉です。
若干砕けというか粉になってしまっているのは
私の運搬方法が悪かったせいかと思います・・・
いただいたまま、暫く持ち歩いていたので。(^^;
縒りはきつく、大きさは不均一です。
このあたりは日本茶では気にされないポイントのようです。
外観審評はあまり重要視されないんですよね。

1回分のみのサンプルなので鑑定杯は使用しません。
また、うちの事務所には日本茶用の急須がないので蓋碗で淹れています・・・


蓋碗使用

釜炒りなので高温でもいいかと思ったのですが、少し下げて80度位で淹れてみました。
若干緑がかった黄色の水色です。
濁りがあります。亮度はまあまあという感じです。
確かに日本茶にしては香りが良い方だと思います。
清涼感のある香りが感じられます。
味は濃厚な「旨み」。日本茶特有のアミノ酸系の旨みがかなり強く出ています。
肥料味の一歩手前って感じで、私の苦手系なお茶かも・・・(^^;
でもまぁ日本茶がお好きな方はこの旨みがいいんですよね。きっと。

2煎目は高温でさらっと。
濃厚だった旨みも抑えられて、すっきりした苦味が出てきました。
この方が私としては好み。
ですが、香りが殆ど飛んでしまっているような。

普段、日本茶は殆ど飲まないので、私自身が分かっていないのだと思いますが
もう少し萎凋して欲しいというか、殆ど萎凋されていないように思います。
以前、別の香駿を使った釜炒り茶をいただいたことがあるのですが
その時のほうがもっと香っていたような記憶があります。
そして飲みなれない私にはものすごくお茶酔いします・・・orz

柔らかくて綺麗な若草色の葉底です。
良い香りもしていて、食べてみても充分美味しいです。
嫩度も高いですし、良いお茶だと思います。

釜炒りって結構強い上に日本茶に弱い私の組み合わせがいけないんだなと思います。
何かすみません・・・

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 Posted by at 12:24 AM
8月 152012
 

益来紅茶 みらいせかんど

国内の茶農家さんBの「益来紅茶 みらいせかんど」です。

静岡県川根町で作られている完全無農薬の紅茶です。
品種は「みらい」という茶農家さん自身が作った品種を使用しているそうです。

黒褐色から明るい茶色が混ざった茶葉です。
揉切されたブロークンタイプです。
大きさはそれほど均一ではありません。
金毫は確認できず、「みらいせかんど」という名前から察するに2番茶でしょうか?
#「セカンドフラッシュ」でした。
#生産者の方にコメントをいただきました。ありがとうございます!
香りは青っぽい香りがあります。

益来紅茶 みらいせかんど
鑑定杯使用

かなり赤身の強い褐色の水色です。
透明感は十分、香りは爽やかな花の香りを感じます。
それほど高さも強さもない香りですが、持続性は十分あります。
苦みと柔らかい渋味、爽やかな甘味と酸味があります。
若干青臭さがあるものの、バランスが良いです。

益来紅茶 みらいせかんど
蓋碗使用

しっかりと赤い水色です。透明度もしっかりあります。
旨味と甘味、渋味などのバランスが意外といいです。
最初は少しエグイかなとも思うのですが、段々後を引くような美味しさがあります。
香りも弱いものの甘い花香があります。
ミルクティーなどに向いているような感じがします。

益来紅茶 みらいせかんど

全体的に柔らかい葉底です。
大きさはそれほど揃ってはいませんが、それほど気になる感じでもありません。
茎というより枝が入っているのが残念な気がします。
かなりしっかりした枝で、雑味を感じるのはこのせいかな?とも。
紅茶なので仕上げはしないのでしょうか・・・?

日本でも紅茶が作られるようになってきましたが
まだまだ難しいのかなと思う反面
こうしたバランスの良いものも出てきたり面白いです。
渋味などが強いので中国紅茶の方向性を目指しているのではないのだと思いますが
まだまだ改善できる感じに思います。

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 Posted by at 10:49 PM
8月 122012
 

美酵香 温の茶

国内の茶農家さんBの「美酵香 温の茶」です。

静岡県川根町で作られている完全無農薬の発酵茶です。
仕様品種は「つゆひかり」他とあります。

日本で作られる発酵茶を青茶としてしまって良いかは微妙ですが
ここでは青茶の分類としています。
但し、青茶の鑑定方法ではなく、紅茶や緑茶などの鑑定杯を使用しています。

全体的になんとなく緑がかった茶葉です。
茶葉の大きさは不均一、かなりしっかり揉捻されているようで全体的に小さ目です。
所々に艶のある茶葉もあります。
清涼感のある青い香りを感じます。

美酵香 温の茶
鑑定杯使用

落ち着いた褐色の水色です。
透明感はかなり高いです。
とはいえ、こちらも発酵茶というよりも紅茶に思う水色です。
(パッケージを確認しましたが紅茶ではなく発酵茶の扱いをしているようです)
香りは穀物っぽさ、生米のような香りがあります。
次第に清涼感のある花の香りに変化しますが、持続性はかなり低く
すぐに香りが無くなってしまいます。
筋の通った苦みと強い渋味がかなり舌に残ります。
甘さはあまり感じません。

美酵香 温の茶
蓋碗使用

井草のような、穀物のような香りがあります。
オレンジ色に近い透明な水色です。
渋味と苦みがあります。甘味はそれほど感じません。
後から花の香りも出てきますが、本当にごく僅か。
難しいですね。やっぱり健康茶という位置づけだから?

美酵香 温の茶

緑茶の技術をベースにしているのが分かるような葉底です。
柔らかさは十分にあります。
発酵度合は緑を残していることからも紅茶程はないようです。

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 Posted by at 2:54 AM
8月 102012
 

美酵香 温の茶 ギャバロン

国内の茶農家さんBの「美酵香 温の茶 ギャバロン」です。

静岡県川根町で作られている完全無農薬の発酵茶です。
ギャバ成分が豊富に含まれている健康茶に近い発酵茶のようです。
使用品種はやぶきたです。

日本で作られる発酵茶を青茶としてしまって良いかは微妙ですが
ここでは青茶の分類としています。
但し、青茶の鑑定方法ではなく、紅茶や緑茶などの鑑定杯を使用しています。

5gずつティーバックになっていました。
今回用にティーバックを開封しています。

茶葉はかなり細かく、粉になっている部分と
揉切というよりも日本茶の切断を行ったような形状、大きさです。
全体的に緑がかった濃い褐色で、所々に茎が茶色になって入っています。
機械摘みですね。
香りは日本緑茶のような爽やかな香りと海苔香が微かにあります。

美酵香 温の茶 ギャバロン
鑑定杯使用

不思議な果香があります。
水色は赤褐色で透明度は高いです。
発酵茶というよりも紅茶に思う水色です。
(一応、パッケージを確認すると紅茶ではなく発酵茶の扱いをしているようです)
強い渋味とエグミがあります。青臭さが前面にでています。
弱い甘味とそれなりにしっかりした旨味はあります。

美酵香 温の茶 ギャバロン
ティーポット使用

生の茄子のような香りがあります・・・
水色は非常に鮮やかな赤です。紅茶に見えますね。
結構薄めに淹れたつもりだったのですが、渋味と青臭さ、苦みが強いです。
このあたりは健康茶という位置づけだからでしょうか・・・
透明度は高いです。

美酵香 温の茶 ギャバロン

茶色くなった日本茶の茶殻といった感じです。
全体的にかなり柔らかいです。
発酵度はかなり高そうです。正直、紅茶と言える発酵度だと思うのですが・・・

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 Posted by at 6:17 AM
7月 292012
 

手摘み川根茶 2012年一番茶

茶農家の友人から譲っていただいた川根茶の2012年一番茶です。
これは5月13日の手摘み茶です。

綺麗な深緑の茶葉で、艶が強いです。
実は新茶直後にもいただいているのですが、その時よりもかなり花香が出てきています。
熟成が進んでいるんですね。
爽やかな花香と微かな海苔香を感じます。

手摘み川根茶 2012年一番茶
鑑定杯使用

日本茶ですが中国式の鑑定方法で。

黄色がかった緑の水色です。
透明度は高く、底に白毫が沈んでいます。
茶成分の浸出が多く、とろりとした茶水です。
弱い海苔香と花の香りがあります。
やっぱり新茶直後より花の香りが出てきています。
すっきりした筋の通った川根らしい苦みと甘味と旨味が強いです。
日本茶ですが回甘を感じます。
渋味は控えめで、若干感じる程度です。
メインは気持ちの良い苦みと回甘といった感じ。

手摘み川根茶 2012年一番茶
急須使用

低温でじっくり淹れてみました。
トロっとした茶水で鮮やかな新緑色です。
気持ちの良い苦みと旨味、甘味、爽やかな香りは川根茶ならではです。
煎持ちも良く、日本茶にも関わらず結構長く楽しめます。

手摘み川根茶 2012年一番茶

葉底はクタクタ系です。
芯の部分が多いのが分かります。
葉底も良い香りが出ています。

これもまだまだ熟成して変わっていくお茶です。
また定期的に試したいと思います。

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 Posted by at 9:14 AM