7月 102012
 

川根茶 2012年一番荒茶

茶農家の友人から譲っていただいた川根茶の2012年一番荒茶です。
これは機械摘みの荒茶で茶摘みは5月11日です。

黒光りしているかのような強い艶を持っている深緑の茶葉です。
所々に明るい緑が差しているのは茎の部分のようです。
製造上砕けている部分もありますが(日本緑茶ですし)
基本的には大きさが揃っています。
香りは弱い海苔香があります。

川根茶 2012年一番荒茶
鑑定杯使用

日本茶ですが中国式の鑑定方法で。

香りは控えめな海苔香。
緑の透明度の高い水色です。
白毫が多かったのか、そこにかなりの量が沈んでいます。
味はすっきりとした苦みと甘味、渋味はかなり控えめです。
旨味もしっかり感じます。

川根茶 2012年一番荒茶
急須使用

微かな海苔香と甘い花の香りがあります。
荒茶というと香りも味も強いですよという人とその逆を言う人と両方知っているのですが
やっぱり私は後者かな・・・と思います。
それとも品種によって違うのかもしれませんが。

綺麗な緑色の茶成分の多い、トロみのある茶水で
爽やかな甘さがあります。
低温で淹れたせいか、苦みなどは感じません。

川根茶 2012年一番荒茶

葉底はクタクタです。
荒茶なので茎も入っていますが、柔らかくそのまま茎ごと食べても美味しいです。
日本茶ですので葉はある程度揉み切られていますが、艶のある綺麗な葉底でした。

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 Posted by at 12:53 AM
5月 262012
 

国産烏龍茶

国内のメーカーさんAからサンプルでいただいた国産烏龍茶です。
紅茶品種の漢紅から作られているとのこと。

緩い縒りの茶葉です。
緑茶のような綺麗な緑色で茶葉の大きさは不均等です。
かなり細かく粉に近いようなものから大きなものまであります。
茎も様々な大きさのものが入っています。
緑茶のようではありますが、少し違うような草っぽい香りがあります。

国産烏龍茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

草の香りがあります。かなり日本の緑茶に近い感じです。
香りの持久力はあまりないようで、2煎目になると微かに草の香りがあるという感じ。
透明度はかなり低い黄色の水色で、1煎目の方が少し濃い黄色です。
深蒸し緑茶のようなどろっとした茶水です。
しっかりした渋味があります。烏龍茶というより緑茶に近い味です。
味の厚みはあまり感じられません。
2煎目は渋味が少し薄くなりますが、結構まだ強く感じます。

国産烏龍茶
蓋碗使用

低温でじっくり、殆ど緑茶の淹れ方で淹れました。
茶水の透明度は低いです。結構鮮やかな黄色の水色です。
低温で淹れたせいか甘味や旨味はそれなりに出てくれましたが、青臭さがあります。
やっぱり青茶というより中国緑茶に近い感じがします。
萎凋じゃなくて攤放に近い感じで作ったのではないかと思うのですが・・・
煎の持ちは良いとは言えません。2煎まででしょうか。

国産烏龍茶

柔らかいというより、くたくたといった感じの葉底です。
日本緑茶の荒茶みたいな葉底ですね。
葉の大きさはまちまちで、葉そのものの形を保っているものから日本緑茶並みに揉切れているものまで。
発酵はかなり浅いようです。
殆ど変色が確認できませんが、揉切られて小さくなった葉にいくつか赤い変色があります。

製造方法の詳細が分からないので何ともですが、緑茶に非常に近いと思います。
無理に「烏龍茶」としようとするより
攤放というか萎凋を上手くコントロールして花の香りのする緑茶としてくれた方が良かったような・・・
青茶として期待すると難しいですね・・・

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 Posted by at 9:21 PM
5月 232012
 

国産烏龍茶 秋茶

国内のメーカーさんAからサンプルでいただいた国産烏龍茶です。

中国の炒青と呼ばれる緑茶のような、緩い縒りの茶葉です。
茶葉の大きさはまちまち、揃ってはいないようです。
結構大きな葉から砕けたか揉切されたか(切れてしまったか)小さな葉までまちまち。
茎も大小色々な大きさのものが結構入っています。
深緑をベースにした所々黄緑と茶色が混ざった色になっています。
香りは井草のような清涼感のある花の香りがあります。

国産烏龍茶 秋茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

爽やかな独特の花の香りがあります。
青茶っぽくない、中国茶でいえば緑茶の花の香りに近い感じ。
1煎目はかなり濃いオレンジ色で透明度は若干低い感じ。
味は渋味が強く、青臭さも感じられます。
味の厚みは感じられません。
2煎目は1煎目よりかなり色が明るい黄色に近いものになります。
透明度は1煎目より高くなっています。
渋味は少し弱まりますが、緑茶のような青っぽさが強くなってきています。
香りはかなり弱くなってきて、まさに緑茶の青々とした香りです。

国産烏龍茶 秋茶
蓋碗使用

気持ち低温で淹れてみました。
鑑定杯で感じられた花の香りは微かといった感じに。
黄色の茶水で透明度は若干低いです。
甘味はそれなりにあるのですが、青臭さが出てきてしまっています。
煎持ちも今一つで3煎目から失速してしまいます。

もっと低温で淹れるべきなのかもと思い直し、緑茶並みの低温で再挑戦。
青臭さは抑えられましたが、これじゃ緑茶と変わらないかなぁという印象。
包種茶とも違いますし、何とも独特というか・・・

透明感の低い緑の水色です。
花の香りが弱くですが出てきました。旨味も先ほどよりは出てきたような。

国産烏龍茶 秋茶

ふっかふかに柔らかい葉底です。
葉はそのままのものもありますが、殆どは揉切れてしまっている感じです。
そのため、茶葉の大きさはまちまち。
発酵は不均一で、紅茶と思うほどに赤く変色しきった茶葉か
青々としたままの茶葉かのどちらかといった感じで、中間の発酵度合の茶葉が見られません。

日本で烏龍茶を作ろうという試みは素晴らしいと思うのですが
品種や気候を考えるとやっぱり難しいのかな?と私は思います。
出来るとしたら沖縄あたりの日光の強さは最低限必要なのではないかと思うのですが。
室内萎凋の白茶とかはどうなんでしょうか?意外といけたりして・・・

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 Posted by at 12:29 AM
2月 062012
 

山の伊吹

茶業研究所の方からいただいた2011年の牧之原茶です。
山の伊吹という品種の茶樹から作られています。

この山の伊吹という品種は「やぶきた」実生茶園から選抜して作られた固定品種で
病気に強く、早生、香気、水色、滋味が良く、カフェイン及びタンニンが少ない特性があるそうです。
研究所の方のお話では、美味しいのでもっと普及しても良いのに、なかなか普及が進まないとのこと。
確かに日本は「やぶきた」が圧倒的ですね・・・

綺麗な深緑の茶葉です。
日本茶らしく細かく切られていますが、それでも艶がかなりあるのが分かります。
キラキラした艶があって非常に美しいです。
香りも良く、そのまま食べても旨みがしっかり感じられます。

山の伊吹
鑑定杯使用

綺麗な黄緑色の水色です。
成分が強いのか、とろっとした茶水で少し濁りがあります。
香りは爽やかで、少し海苔っぽいような、花っぽいような感じ。上品です。
持続性もなかなか良い感じ。
味は旨みが強く、すきっとした好ましい苦味があるものの、渋味は少なく、とても甘いです。
これは美味しい。

山の伊吹
蓋碗使用

日本茶ですが、蓋碗で淹れてしまいました・・・つい、便利なので。<蓋碗が。(^^;

以外にすっきりした感じの味と香りでした。
もっと抽出時間を長くしても良かったかな・・・?
とはいえ、旨みと甘みと爽やかな苦味のバランスが良く、とても美味しい日本茶です。

山の伊吹

本来、日本茶は葉底を見ないのですが、他のお茶との評価方法をあわせています。

くったくたの、これ以上柔らかくなりようがない程に柔らかい茶殻です。
嫩度が高く、芽の部分が多いのが確認できます。
この時点でも良い香りが出続けていて、茶殻を食べても美味しいです。

とても良い日本茶をいただきました。
ありがとうございます。

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 Posted by at 1:23 PM
8月 242011
 

茶農家の友人から譲っていただいた川根茶の2011年一番茶です。
何でもこの農家では減農薬にこだわり、二番茶までしか作らず
一般流通はさせずに口コミと紹介のみのお客さんだけにしか販売していないそう。
今年は既に売り切れで、もしかしたら自家用にとってあった一番茶を譲ってくれたのかもしれません。
一番茶は手摘みだそうです。

綺麗な深緑の茶葉です。
香りも爽やかで思わず茶葉をそのまま食べてみたのですが・・・美味しい。
旨みが強くて、このままフリカケとかに出来そうな位に美味しいです。
青海苔っぽい旨みで、自制しないと全部食べてしまいそうです・・・(^-^;


鑑定杯使用

日本茶の審評の方法とは全く違いますが
定量化を考えていつものように鑑定杯を使用しています。
黄緑色の水色です。
成分が強いのか最初は濁っていましたが、すぐに透明になりました。
水色自体は非常に透明度が高いです。
若干の香ばしさと清清しい深緑の香りと微かに花の香りがあります。
味はかなり強い甘みと旨み、すっきりとした苦味があります。
渋味はありますが、殆ど気にならない程度です。
鑑定杯の淹れかたをしてこれだけ美味しいとは・・・凄いなぁ。


蓋碗使用

普段日本茶を飲まないせいもあって急須を出すのが面倒というのもあり蓋碗で淹れました。
日本茶も良いものはぐい飲みみたいに小さい器で飲むべきとも言うし・・・(^-^ヾ
うーん、これは美味しい。
日本茶らしい綺麗な黄緑色の水色で(中国茶で言う黄緑ではなく日本人が思う黄緑です)
萎凋香とは違う微かな花の香りもあり非常に上品です。
味は旨みが非常に強いです。
青海苔のような旨みが濃厚で甘く、渋味は殆ど感じません。
苦味は少しありますが、これが味の深さと爽やかさを加えています。
日本茶がこんなに美味しいとはちょっと驚きました。<非国民・・・

日本茶では葉底(茶殻)を見る習慣はないのですが一応。
くったくたの柔らかさで触っていて気持ちよいです。
綺麗な緑で切られているものの芽の部分が結構確認できます。
そして、そのまま食べて美味しいです・・・
ちょっと日本茶への認識が変わりました。凄い。

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