1月 212013
 

台湾のお茶屋さんBで購入した2012年の東方美人です。
苗栗で作られたものだそうです。
品種は青心大冇とのこと。

しっかりした縒りで黒褐色に褐色、白毫の白が混ざった
東方美人らしい色合いの茶葉です。
大きさは殆ど均一で砕けも殆ど見られません。
しっかり火入れされたような濃い色調の茶葉です。
白毫はあるものの少なめです。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

弱い果実香とメントール香があります。
香りの持久性は高くありませんが、メントール香は最後まで残っていました。
赤にちかい紅茶のような水色で透明度、亮度共にしっかりあります。
甘みと収斂味、苦味が強く、旨みと肥料の影響が感じ取れます。


蓋碗使用

黄金色の綺麗な茶水です。透明度も高いです。
甘くて分かりやすい美味しさです。果実香も良く出ています。
が、窒素肥料が強くて飲み続けるのが辛くなってきます。うーん。

結構硬い葉底です。砕けが目立ちます。
枝に近い茎だけの部分も結構見られることから機械摘みだと思われます。
醗酵もムラがあり、中には飛びぬけて赤黒い葉もあれば青い葉もちらほら。
葉の大きさもばらばらで小さいものから大きいものまで混在しています。
青心大冇だけでなくて、色々なロット、品種を混ぜているような感じですね。

意外と台湾のお茶は日本のお茶と同様、窒素肥料を使っているものが多く
独特の舌に残るような甘さを持つものが多いです。
有機肥料だから良いと言うわけでもありません。(化学肥料は論外ですが)
茶樹は窒素肥料を与えると甘さや香りが増す性質を持つ品種が多くあります。
例えば女性が好きな金萱茶。(私は苦手だったりしますが)
この品種、台茶12号は窒素肥料を与えれば与える程に香りが良くなるように
甘くなるように改良されています。
分かりやすい美味しさなのですが、飲み続けると結構辛いです。
正直に言えば舌が麻痺してくるように思うことすらあります。
ここ20年は無肥料の茶畑を台湾で探すのは難しくなりました。
適切に管理している茶畑はシーズン前に肥料切りを行うのですが
中にはそうでもないところも結構あります。

高山茶と呼ばれているものの中にも結構肥料味のするものが多いのですが
あまりそこに感想は書かないようにしています。
が、ちょっとこれはない・・・というレベルですね。このお茶。(^^;
日本人に人気のあるお茶屋さんで普段飲みにと購入したのですが辛いかも。

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