6月 302013
 

梨山高山老茶

いただきものの梨山高山老茶です。
2003年に作られた10年ものとのこと。
春茶か冬茶かは不明です。

かなり小さい茶葉です。1粒1粒が小粒です。
大きさも比較的揃っています。
濃い深緑の茶葉で、所々に白毫が確認できます。
砕けは確認できません。

梨山高山老茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

橙黄色の水色です。亮度、透明度共に高いです。
香りは乳香と花香。少し弱いかなと思います。
持久性もそれほどありません。
丸く柔らかい甘さと梨山らしい旨みがあります。
弱いものの高山気も。
微かな収斂味もありますが、気になるほどではありません。
香りは弱いですが味わいは美味しいです。

梨山高山老茶
蓋碗使用

金色の透明な水色です。
透明度も亮度もかなり高いです。
香りは弱い乳香。微かに花香があるかなという程度。
味わいは非常に甘く、ミネラル感とのバランスが良いです。
煎持ちも良いのですが、香りが弱いのが残念。

梨山高山老茶

大きさも揃っていて綺麗な葉底です。
肉厚ですが、若干硬さを感じます。
小さめの葉で非常に均一なのですが、揉捻が弱いような。
葉の戻りが良すぎる気がします・・・
このあたりが香りの少なさに表れているのかもしれないですね。

とはいえ、最近の肥料に影響されたような味わいは全く無く
香りさえあれば結構良いお茶だったと思います。
ここ数年の高山茶は多かれ少なかれ、やっぱり肥料が影響している味わいが多く
香りが少なくても飲み続けやすいのは10年モノ位の老茶かなぁと思う部分もあります。

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 Posted by at 2:29 PM
11月 042012
 

大禹嶺高冷茶 B

台湾の茶商さんAからサンプルでいただいた台湾茶、梨山の大禹嶺高冷茶です。
大禹嶺高冷茶を2種類いただいたので、こちらをBとしています。
2012年の春茶です。
この大禹嶺高冷茶は大禹嶺の中でも標高2800m以上で採れたものとのこと。

小さ目で大きさの揃った茶葉です。
包揉もしっかりしていて、密度もかなりみっちりといった感じです。
全体的に黄金がかった灰緑をベースにした色合いで
艶もかなり強くでているだけに黄金色の茶葉のように見えます。
ちょっとびっくりするような外観です。
もう1つ驚くのは濃厚な甘い蜜の香りが凄いこと。
思わず着香を疑う位に強い甘い香りが昇ってきます。

大禹嶺高冷茶 B
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

甘い花果香があります。
若干濃い目の鮮やかな黄色のみずいろで、透明度、亮度共に高いです。
とろっとした粘性のある茶水が特徴的です。
見事な高山気で爽やか、少し深みを感じる旨味も十分。
微かに渋味があり、これが深みを出しているような感じです。
甘さもしっかりあり、発酵がしっかり目の系統のようです。

大禹嶺高冷茶 B
蓋碗使用

金色の透明度の高い綺麗な茶水です。
甘い花果香があり、高山気もしっかりあります。
甘く美味しいのですが全体的にさっぱり爽やか系で浅く感じてしまう部分も。

大禹嶺高冷茶 B

小さ目に揃った綺麗な葉底です。
驚くほどに柔らかく砕けも全くありません。
肉厚で良い葉底だなとしみじみしてしまうような感じです。
焙煎はそれほどではありませんが、発酵はしっかり目にされているのが分かる色で
この独特の果香はここから来ているんですね。

ちょっと面白い大禹嶺です。
個人的には発酵と火のバランスがもう少し良ければなと思いました。
単純に標高が高ければ良いというものでもないので
やっぱり最終的には鮮葉と製茶技術とのバランスかと思います。
どうも大禹嶺は以前に良くいただいていた最高レベル(と私が思っている)のものが
自分の基準になってしまって外れず
他のお茶より厳しい評価になりがちです。(なので加減して読んでくださいませ)
これも本来は大禹嶺の中でも最高レベルの茶葉とされている筈ですし、
実際、品質も結構上質な方だと思います。

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 Posted by at 3:29 AM
11月 012012
 

大禹嶺高冷茶 A

台湾の茶商さんAからサンプルでいただいた台湾茶、梨山の大禹嶺高冷茶です。
大禹嶺高冷茶を2種類いただいたので、こちらをAとしています。
2012年の春茶です。

深緑色をした大振りの茶葉です。
所々にある黄緑と茎の鮮やかな黄金色が非常に綺麗で
艶もあることもあり、光っているような印象があります。
包揉はしっかり目でずっしりしています。
均一度はまあまあ。若干バラつきがあります。
爽やかな高山茶らしい甘い香りがあります。

大禹嶺高冷茶 A
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

淡い黄色の水色です。
透明度は高く、亮度もあります。
爽やか系の花の香りで、味の方も軽発酵、軽焙煎の見事な清香。
さらっと爽やかです。
その分、旨味とか深みが若干物足りないような感覚もあります。
このあたりは好みなんだと思いますが。

大禹嶺高冷茶 A
蓋碗使用

薄い金色の非常に綺麗な水色です。
透明度が高く、これぞ台湾高山茶というような水色。
高山気と花の香り、綺麗な清香ですが、気持ちあともう一歩強さが欲しいような。
味わいも同様で、甘味、旨味、茶質は感じるのですが
若干の物足りなさを感じます。

大禹嶺高冷茶 A

葉底はすごく綺麗です。
見た目から想像した以上に柔らかくふっくら、肉厚な葉底です。
砕けもなく大きさも比較的揃っています。
若干葉の大きさは大き目よりといったところ。
発酵は非常に軽いようです。

最近の流行に合わせた製茶をしているようで、元々の茶葉は悪くはないのですが
若干物足りなさを感じてしまいます。
製茶技術も低いという訳ではないようですが、高いとまでいかないような・・・
全体的に中途半端な印象のお茶でした。
(但し、一般的には非常に良いお茶の部類に入ると思います。)
台湾高山茶、特に標高の高いものには、このタイプが多いように思います。

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 Posted by at 9:48 AM