いただきものの梨山高山老茶です。
2003年に作られた10年ものとのこと。
春茶か冬茶かは不明です。
かなり小さい茶葉です。1粒1粒が小粒です。
大きさも比較的揃っています。
濃い深緑の茶葉で、所々に白毫が確認できます。
砕けは確認できません。
橙黄色の水色です。亮度、透明度共に高いです。
香りは乳香と花香。少し弱いかなと思います。
持久性もそれほどありません。
丸く柔らかい甘さと梨山らしい旨みがあります。
弱いものの高山気も。
微かな収斂味もありますが、気になるほどではありません。
香りは弱いですが味わいは美味しいです。
金色の透明な水色です。
透明度も亮度もかなり高いです。
香りは弱い乳香。微かに花香があるかなという程度。
味わいは非常に甘く、ミネラル感とのバランスが良いです。
煎持ちも良いのですが、香りが弱いのが残念。
大きさも揃っていて綺麗な葉底です。
肉厚ですが、若干硬さを感じます。
小さめの葉で非常に均一なのですが、揉捻が弱いような。
葉の戻りが良すぎる気がします・・・
このあたりが香りの少なさに表れているのかもしれないですね。
とはいえ、最近の肥料に影響されたような味わいは全く無く
香りさえあれば結構良いお茶だったと思います。
ここ数年の高山茶は多かれ少なかれ、やっぱり肥料が影響している味わいが多く
香りが少なくても飲み続けやすいのは10年モノ位の老茶かなぁと思う部分もあります。