12月 142013
 

桂花烏龍茶

タイのメーカーさんAの桂花烏龍茶です。
北部のチェンライで作られたものだそうです。
もとの茶葉は軟枝烏龍種とのこと。

桂花烏龍茶は主に台湾で作られる花茶です。
桂花、金木犀の花の香りを烏龍茶に移したもので
最近は中国福建省で作られたものも流通するようになってきました。

緑のグラデーションが綺麗な茶葉です。
茶葉の大きさは比較的均一、重量感もそこそこあります。
金木犀の花は全て取り除かれているようですが
細かい花なので若干残っています。
台湾のものには飾り用の花を後から追加するものもありますが
このお茶はそのタイプではないようです。

桂花烏龍茶
鑑定杯使用

軟枝烏龍種の花の香りと金木犀の花の香りが
どちらも綺麗に出ています。高さも充分。
持久性も普通か若干劣るというところだと思います。
黄色の透明度の高い水色です。亮度もあります。
味わいは基本的に甘く、微かな収斂味がありますが気になるほどではありません。
ただし、旨みというか滋味、味わいが浅く薄いという印象です。
花茶なので仕方ないのかもしれませんが
(花茶には特別なものでないかぎり上質な茶葉は使いません)
香りの強さに味わいがついていっていない印象を受けます。
もしかしたら雨の日かその翌日位に摘み取ったものかもと思わせる感じがあります。

桂花烏龍茶
蓋碗使用

黄色の綺麗な水色です。透明度も亮度も充分にあります。
高い金木犀の香りと優しい軟枝烏龍の花の香りが良く出ています。
味わいは甘くすっきりという感じ。
やっぱり滋味の薄さが気になります。
バランスがもう少し良ければ・・・

煎持ちは良い方ではありません。
味わって楽しめるのは2煎までかなといった感じ。
淹れ方次第というのもあると思いますが。

桂花烏龍茶

柔らかい綺麗な葉底です。
金木犀の香りがかなり強く出ています。
醗酵は浅めのようですが、部分的にしっかり変色していたりばらばら。
揉捻もしっかり行われている部分とそうではない部分と
このあたりは均一になっていないようです。

桂花烏龍茶というもの自体が実は苦手で
あまりきちんと自分の中でも評価できていないんだろうなと思います。
以前は普通に飲んでいたりしたのですが
一度製造工程を見たことで、うーむとなってしまい数年ぶりでした。(^^;

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 Posted by at 1:04 PM
12月 042013
 

金萱烏龍茶

タイのメーカーさんAの金萱烏龍茶です。
北部のチェンライで作られたものだそうです。

深緑を基調に明るい緑と茎の褐色が差し込んだ色合いで艶があります。
大きさは比較的小さめですが均一さに欠けています。
たまにかなり大きなものもあれば非常に小さいものもあります。
まれに白毫が確認できます。嫩度はそれなりにありそうです。

金萱烏龍茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

濃い黄色の水色です。透明度は普通といった感じ。
軟らかい金萱特有の乳香があります。
香りの高さや強さは弱めです。
味わいは甘味が強く、旨みもしっかりありますが、肥料味のような。
微かな苦味がありますが、気になるほどでもありません。

2煎目も香りは殆どそのまま。
味わいも苦味が強くなってはいるものの、それほど変わりません。
ちょっと舌にざらつくような感覚はあります。

金萱烏龍茶
蓋碗使用

薄い金色の水色です。
香りは強くはないものの甘い乳香があります。
味わいは甘さ、旨みとありますが弱めです。
ちょっとエグ味のような感覚もあります。
煎持ちも難しいようです。

ちょっと色々試して見たのですが、濃い目に入れると苦味や渋味が強くなってしまって
なかなか難しいかもしれません。(^^;
工夫式で淹れない方がいいのかも。
それか紫砂茶壷とかも良さそうな気もしますが
普段から金萱を飲まない私は金萱用の茶壷とか無いですし・・・
そのうち茶壷が出来たら(そんな日は来なさそうだけど)やってみたいと思います。(笑

金萱烏龍茶

軟枝烏龍茶と同じメーカーさんとは思えないほど違う葉底です。
葉の大きさは小さめですが、これは品種によるものが大きいと思います。
比較的大きさも揃っている方だと思います。
揉捻も割りと均一でちぎれているような状態のものは見当たりません。
枝部分は少なくないものの、硬すぎてどうなの?という状態でもなく
葉の部分は見事に柔らかく弾力のあるものから、かなり硬いものまであります。
全体的に硬さは無いものの、弾力に欠けるといった感じです。

あまり良い評価になっていませんが、金萱烏龍茶の中では結構好きな方です。
というのも金萱烏龍茶自体を私自身が苦手とするので。(笑)
台湾の金萱には良くある着香しているもの。
これは論外ですが、それ以外でも見事な肥料味になっているものが殆どです。
正直、舌がおかしくなってくるのですが、この金萱にはそこまでの肥料味もなく
(きっと化学肥料は使っていないか最小限にとどめているのだと思います)
素直で自然な味わいに近いものでした。
そんな訳でどちらで金萱を買うかと聞かれたらタイの方ですかね?(^^ヾ

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 Posted by at 12:39 PM
10月 092013
 

軟枝烏龍茶

タイのメーカーさんAの軟枝烏龍茶です。
北部のチェンライで作られたものだそうです。

深緑を基調に明るい緑と茎の褐色が差し込んだ清香系の製法と思われる外見です。
艶があります。
茶葉の色合いや質感からも台湾系の製茶方法を取っているのが分かりますが
団揉は緩めで開きがち。どちらかというと鉄観音っぽい形です。
茶葉は大きめで1粒1粒はそれほど重みは感じません。
甘い香りがあります。

軟枝烏龍茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

濃い黄色の水色です。透明度も亮度もそれなりにあります。
香りは優しい花香と乳香が感じられますが高さが欲しいところでしょうか・・・
香りはちょっと弱めの印象です。
味わいはしっかりと甘く、旨みもあります。
微かに苦味が感じられます。湯温が下がると渋みと酸味共に目立ってきます。

2煎目になると香りはすっかり消えてしまいました。
むしろ藁っぽい香りが出てきてしまっています。
味わいもぐっと落ちてしまっている感じ。持久性は難しそうです。
苦味が強くなってきた印象も。

軟枝烏龍茶
蓋碗使用

金色の水色です。
柔らかい花香と微かな乳香があります。
甘味も旨みも強くは無いものの感じられます。
が、バランスがいま一つなような・・・
飲み続けると渋みによるものなのか、口の中が収縮するような感覚になります。

2煎目になると、え?という位に葉の開きが早いです。ほぼ全開。
香りは殆ど無く、渋みが強くなってきてしまいました。
煎持ちは難しそうです。

軟枝烏龍茶

かなり大きめの葉底です。
それなりに軟らかいのですが弾力には若干欠けてしまいます。
揉捻が不均一のようで、全く揉捻の跡が見られない茶葉があると思えば
ちぎれてしまう程に揉捻されているものまでバラバラです。
茎部分も硬く、枝に近い状態まで入っています。
醗酵は相当浅そうな感じです。

とまぁ厳しい審評なのですが、
実際のところ、タイの烏龍茶のレベルはかなり上がってきていると思います。
普通に大きなポットで楽しむとかであれば全然普通に美味しく楽しめるレベルです。
工夫式では難しいなという感じです。

あとはCPの問題でしょうか。
このお茶はバンコクの百貨店で購入したものなのですが、結構するんだなというお値段でした。
購入場所が百貨店なので高かったのかもしれませんが。

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 Posted by at 12:11 AM
9月 282011
 

欧州系のお茶専門店Aで購入したOPIUM HILLというタイの青茶です。
その名の通り、過去に芥子栽培をしていた丘(山?)で栽培されているお茶とか。
タイは意外なことに半発酵茶の生産が行われている場所で、しかも結構評判が良いとか。
過去に台湾からタイに移住した人々がお茶の生産を始めたそうで
台湾系の作り方をされているようです。
そんな話を少し前に聞いていたので試してみたく、購入しました。

半球形の茶葉です。
茎はどうやらそのままのようです。
甘い花の香りがする艶のある綺麗な茶葉です。
全体的に落ち着いた緑色をしています。
団揉の感じが台湾っぽいですね~


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

濃い目の黄色の水色です。
透明感はかなり高いです。
香りはマンゴーのような果香から花香りに変化します。
結構香りが強いというかパフューミーな気が・・・
これはこの茶葉がというより、このお店の好みなんでしょうね。
このお店の茶葉は結構この香りの系統が多くあります。
爽やかな甘みと強い酸味があります。
酸味といっても尖った感じではなく、柔らかい感じです。
収斂味もあり、味に深みを出しています。
印象としてはドライマンゴーみたいな味のバランス。
煎持ちは良さそうです。2煎目になって急に味が落ちるなどはありません。


蓋碗使用

面白くて美味しいです。
中国茶とも台湾茶とも広東青茶とも似ているけど何か違う。
でもこれはこれで美味しい。といった感じ。
若干イガらっぽさはあるものの、パフューミーな感じは大分抑えられていて
かなり丸く柔らかい感覚になっています。
渋味も酸味も良いバランスになっています。

葉底。綺麗です。
しかも肉厚で柔らかいですね~。手触りも良くていい感じ。
若干砕けている部分もありますが、殆ど無いと言って良さそうな比率です。
艶もあってきれいです。

CPで言えば結構どころか全く良くないのですが
きっと同等の茶葉を別ブランドなり別のお茶屋さんから購入すればそれほどでも無いでしょうし
タイで購入すれば全然良くなるんではないかなと思っています。

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