3月 252014
 

青玉堂 青花寿字蓋碗

青玉堂の青花寿字蓋碗です。

基本的にはずっと以前に購入した青花の蓋碗か
白磁のシンプルな蓋碗を使用しているのですが
そろそろ何か新しい青花の蓋碗が欲しいなぁと思って購入してきました。

青玉堂は景徳鎮では有名なメーカーさんで
飛びぬけて高額にもならず、でもちゃんと品質は良いです。
とはいえ、近年の景徳鎮の価格上昇っぷりは凄まじく
以前購入した普段使いに使用している青花の蓋碗は今や当時の3倍以上の価格なんだとか。

ちなみに紫砂茶壷なども同様で、多分日本人が思っているよりも全然高額です。
国内で一般的に販売されている「お手頃な」製品は輸出用に製造されているもので
特に紫砂製品はろくろが使える様な柔らかい土だったりします。
(実際、ろくろ製品が多いようです)
こういった柔らかい土で作った茶器はいつまで経ってもお茶の美味しさや香りを
土が吸収していってしまいますので、正直、使う利点が見出せません。
美味しくお茶を淹れる道具としては、陶磁器の茶器の方がよほど安定してはいります。
中途半端なレベルの紫砂茶器を使うのであれば、ビジュアル重視ではない限り
安い陶磁器の方が断然おすすめです。
健康上といった意味でも安価な紫砂茶壷は使わない方が良い気がします。(^^;

青玉堂 青花寿字蓋碗

話がそれてしまいましたが、陶磁器の蓋碗にも実は美味しく入る・入らないがあります。
釉薬でコーティングされていますので
お茶の味わいや香りを吸いこんでしまうというのではありませんが
おそらく蓄熱性とか熱伝導が関係しているのだと思います。

分かりやすいのは台湾の陶磁器。
価格の高い安いに限らず、ベストショットなお茶が淹れられないものが多いです。
景徳鎮などの陶磁器に比べると台湾の土はちょっとぼってりした感じのものが多く
おそらく土に含まれるカオリンの含有量に関係しているのだろうと思います。
景徳鎮などの中国の土の場合、硬度が高く、熱伝導も良いように思います。
その分、適度に放熱するのですが、台湾の場合は蓄熱したままの時間が長く
場合によっては熱湯を手にかけても平気な私でさえも持てない状態になったり。(^^;
とはいえ、台湾でも場所によって土も違うでしょうし
中国などから土を輸入している作家さんも多いので、全てではありません。念のため。

青玉堂 青花寿字蓋碗

そういった意味で、やっぱり景徳鎮の一定レベルより上の陶磁器は
ベストショットを出せるものが多いように思います。
やっぱりこういうところが歴史的にも長く残る所以なのかなぁとも思うのですが。
欠点はデザインがコテコテなものが多いことでしょうか?(笑
好みではないので探すとなると大変です・・・

で、久しぶりに気に入ったこの蓋碗。
手描きの青花で、たまにはこういったものもいいかな?という感覚で選びました。
ちょっと大振りで蓋の部分が盛り上がっているので使いにくいことを期待していたのですが
意外と使いやすいので嬉しいような残念なような・・・
いや、自分にとって使いやすい茶器ばかり使っていると茶器の扱いが退化してしまうんですよね;

縁の部分が上手く薄くなっていて、お茶を出す際のコントロールがしやすいです。
安定しにくいと思っていた蓋も、その縁の厚さが絶妙で
きちんと固定しやすくなっています。

今回は中国の茶業をしている親友に「何か青花か粉彩の蓋碗探して」と頼んだのですが
あなたの茶器の選び方は細かいから本当に大変なんだ!と文句を言われつつ
でもしっかり何個か取り寄せてくれて選ばせてくれました。感謝。
多分この蓋碗も本当はもっと激烈なお値段なのでしょうけど(笑)
いつも安くしてくれて感謝です。

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 Posted by at 10:14 AM
2月 212014
 

RYOTA AOKI 湯冷まし

青木良太さんの白磁の湯冷ましです。

昔から青木良太さんとお付き合いのある知人のギャラリーにお願いして
取り寄せていただきました。
(ここ最近の作品は全部お願いしたものです)
ありがとうございます。

RYOTA AOKI 湯冷まし

湯冷ましとありますが、煎茶道な人ではないので(笑)
茶海として使用しています。
先日のお茶会でも使用させていただきました。

茶海として普通に使えます。
が、茶杯に注ぐ時に味わいや亮度をコントロールしようとすると
ちょっと厳しい形かもしれません。
湯が出る時のコントロールが細かくなると無理かも。

RYOTA AOKI 湯冷まし

手触りは一連のたまごカップシリーズと同じく
スベスベで心地よいです。
形もかなり気に入っていますが
取っ手部分と本体の接合部がちょっと荒いのが残念。
製造工程上仕方ないのかもしれませんが
全体の造形が美しいだけにここがなぁという感じです。

とはいえ、かなり気に入っている作品のひとつですので
沢山使わせていただこうと思います。(^^

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 Posted by at 6:29 PM
1月 192014
 

RYOTA AOKI Bowl L ALL銀

ずっと欲しかった青木良太さんの銀彩のうつわです。

相変わらず「茶器」ではないのですが、茶器として使っています。
何に使っているかというと水盂。

サイズは一番大きいものなので水盂としても十分な大きさがあります。
先日のお茶会で使いたかったのですが
通常のお茶会と違って人数が多い上に(15人とか;)
黒茶がテーマという、お茶の中で最もお湯を必要とする種類だったりしたので
そこは断念。
あまりお湯を使わないお茶会の時にデビューできればと思います。

RYOTA AOKI Bowl L ALL銀

銀彩は経年変化で表情が変わっていくとのこと。
それもまた楽しみです。

水盂として使う場合はお茶の色合いも影響して
また違った変化も楽しめそうな感じでもあります。

銀色が派手すぎず、形もシンプルなので
茶席へのアレンジもしやすいです。

RYOTA AOKI Bowl L ALL銀

不思議な質感で、余計なものを削ぎ落したようなシンプルなかたちです。
全て銀彩といううつわは珍しいですが
この造形の良さが一番の美しさだと思います。

どんなに不思議な色合いであろうとも
造形が狂っているものには、この美しさはでてきません。
そして結構、この造形が狂っているものが多いのですよね・・・
うつわに限らず、蓋碗、茶壺なども含めて。(^^;

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 Posted by at 12:13 PM
1月 032014
 

汤宣武 龙蛋

お気に入りの作家、汤宣武の龙蛋壷です。
2013年に国家助理工艺美术师(工芸美術師)から国家工艺美术师(工芸美術師)へ昇格されたそうです。
凄いですね・・・若いのに。
やはり旦那さんが范泽锋老师というのが大きいのでしょうか?
同じ工房で大先生が作っているのを目の前に見ている訳ですし。(^^

ちなみに毎年数々の賞を受賞されているのはもちろんなのですが
宜興美術館に永久展示が決まったり
なんと彼女の茶壷の写真が切手になったりもしたようです。

汤宣武 龙蛋

龙蛋(龍蛋)というのは時大彬に由来する伝統的な茶壷の形の1つです。
名前とその形の通り、龍の卵を模しています。

少し前からこの龙蛋が欲しくて
10月〜11月の中国大移動中に各地の茶城で探していたのですが
(安徽省合肥・上海・成都・西安とか;)
形が何ともぼってりだったり、全体のバランスが取れてなかったり
土質が納得できなかったり・・・
結局探すのも面倒になってきて、もういつもの友人にお願いしたというものです。(^^;
やっぱり期待を裏切らずに造形が美しく、バランスが取れています。

汤宣武 龙蛋

原料は原矿底槽青です。
表面に自然な艶があり、しっかりと硬く締まっています。
造形のバランスも良く、見た目だけでなく非常に扱いやすいです。
これは持ってみると分かるのですが
バランスの良い茶壷を使うと、本当に動きやすいんですね。

何のお茶に使おうか思案中です・・・
そろそろ茶壷の置き場所も無くなってきました。(^^;


あけましておめでとうございます。

大晦日に持病(?)の急性胃炎をおこして
救急車のお世話にはならなかったものの、食事はもちろん水も飲めず
飲めるのは蔵茶だけという状態で、ようやく今日になって起き上がれるようになりました。
昨年の10月から11月にかけての中国・台湾大移動に続いて
12月の激務で本人が意識せずとも身体には相当負担になっていたのかなと
新年早々反省するような有り様です。(^^;

あいかわらずやりたいことはたくさんあるのですが
いかんせん、身体が動かないことには何もできないので
今年は自分の身体に気をつけるという目標ではじめようと思います。
他の目標は春節(中華圏のお正月)にでも。(笑

今年もどうぞよろしくお願いします。

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 Posted by at 1:52 PM
12月 292013
 

象牙茶針

北京の友人からいただいた象牙茶針です。
象牙といってもマンモスですが・・・(^^;
(本物は持って帰れません。)

友人の友人の作家さんのもので
とても有名で実力のある方によるものなんだそうです。
大師になろうかという人なんだとか。
名前を口頭で聞いたもので、全く覚えていないんですけど・・・
すみません。

でも、誰だか分かってしまうと恐れ多くて使えなくなりそうなので
聞かないことにしました。(笑

象牙茶針

私にとって茶針は一番使う茶道具です。
一般的な茶匙では幅や厚みが大きすぎて、細かい茶葉のコントロールがしにくくて
あと1枚の茶葉でいいところが
うっかり2枚蓋碗に入っちゃったとか入らないとかなるので
茶針を茶匙として使っています。
茶葉をグラムで計ることはしませんが
(天気、気温や茶器などで変わるので、逆に美味しくはいらないですよ・・・)
茶葉が増えた(減った)で湯の扱う感じも変えたりするので
茶器にお茶を入れる際のコントロールも私にとっては重要だったりします。
なので、友人のこのプレゼントは本当に嬉しかったです。

多分、凄く高価なものなんだと思います。
物凄く大きい作家物の景徳鎮の壺とどちらがいいか聞かれた位なので・・・
(そんなデカいの持って帰れません;)

大事に大切に使わせていただきます。(^^

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 Posted by at 12:45 AM
12月 262013
 

吴建立 笔架

吴建立の树枝笔架(樹枝筆架)です。
1971年生まれ、国家工艺美术员(工芸美術員)の作家さんです。

笔架というのはその名の通り、筆置き。
といってもこの場合は書道の筆ではなく
茶盤の上などに置いて、養壷用の筆を置くためのものです。

吴建立 笔架

清水泥で作られています。
他にもこげ茶色した紫泥のものがありましたが
見事に本当の枯れ枝っぽすぎて、逆になんだか微妙な感じになっていたので
色合いの明るいこちらにしました。

この作家さん、茶壷を作るというよりは
基本的に茶宠(茶玩)や茶杯を作るのがメインの作家さんのようです。

で、こちら。
養壷をしない私が何で購入したのかというと
茶道具置きにするためだったりします。(^^;

吴建立 笔架

茶漏斗、茶匙、茶鋏、茶針、茶勺とセットになっている茶道具ですが
実際使うのは茶鋏、茶針(茶匙代わりに使います)位のもの。
であればこれだけを置いておく笔架が欲しいなぁと。
逆にこの2つだけだと茶筒が寂しくなってしまうので
笔架が使えるかもと睨んでいたんですね。

11月の中国大移動中に各地の茶市場で笔架を物色していたのですが
なかなか良いデザインや品質のものがなく、諦めていたところに出会いました。
何だか結局北京のいつものところなんですけどね・・・(^^;

茶席をどうするかによりますが、次回のお茶会でデビューするかもしれません。

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 Posted by at 11:10 AM
12月 222013
 

東一仁 Titan銀彩豆皿

京都の若手の陶芸家の東一仁さんの豆皿です。

Titan銀彩豆皿とあるように銀で縁取りされています。
このTitanというのは、この作家さんの作品シリーズの1つで
Titan(チタン)を使ってこの独特の雰囲気を出しているそうです。

実際、チタンというのは割と陶芸ではメジャーな材料で
釉薬に使われているのは珍しいことでは全くありません。
とはいえ、こういったチタン釉の作品はあまり見かけないですね。
これが東一仁さんの個性なんだと思います。

東一仁 Titan銀彩豆皿

豆皿というと、相変わらず茶道具ではないのですが
何に使っているかというと茶托として使用しています。
中国茶の茶杯は小さいので、豆皿の大きさが合うんですね。
先日の新宿で行ったお茶会でも使わせていただきました。(^^

工夫茶用に作られている茶托は世の中には沢山あるのですが
どうにもデザインに納得がいかないものが多くて
(むしろデザインなんて全く気にしてない?)
私の場合はお客様に対して使う気になれないのです・・・(^^;
好みの問題なのですけど。

この豆皿、表面の釉薬による細かい柄が何となく地味に思えるような
ちょっと全体的にくすんでいるような印象だったりしますが
白磁の茶杯をのせると、ぐっと引き締まります。
この豆皿だけで完結しているのではなく、茶杯とあわせて完成みたいな感覚です。

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 Posted by at 1:00 PM