3月 252013
 

若三足水平

北京で購入した若三足水平です。

現代の無名作家によるものですが、形に魅かれて購入しました。

若三足水平

全体のバランスと足の感じが私のツボに入ってしまいました。

足付きのものはたまに見かけますが
いいなぁと思ったのはこれが初めてです。
足の付け具合といい、全体のバランスがいいんだと思います。

若三足水平

土もかなり良いほうだと思います。
気合を入れなくても購入できる価格帯のものでは結構良い方です。
(一般的な「気合を入れなくても購入できる価格帯」とズレてるかもですが;)
使いやすそうではありますが、しばらくはコレクションに入れておこうかと。

20年以上前、まだ大陸の人たちも紫砂茶壷に見向きもしなかったころ
紫砂は台湾や香港あたりで使われるのがメインでした。
ウチの場合は台湾で教わっていたのですが、
養壷は質の低い茶壷にするもので、
良い茶壷は自然に光ってくるので必要がないと言われていました。
実際、養壷による光り方と自然の艶とは違い
自然に艶がでてくるものは、しっとりとした艶になります。
この艶が欲しくて質の低い茶壷は養壷をすると言われたものでした。
同じ光り方にはならないのですが。(^^;

確かに昔とは土が随分変わってしまって、今は養壷が普通なのかもしれません。
が、私の好きな汤宣武クラスのものなどは今でも土が良く
使っているだけですぐに艶が出てきます。
わずか数回の使用で出てくる感じです。
もちろん、お茶の入り方も数回使えば茶壷に香りや味を吸われることもなくなります。

紫砂作家のランクは良い土を扱えることにもあります。
(ただし、実際はコネとかでランクがアップすることが多いようですが;)
良い素材を確保していることももちろん、
硬い土でも造形を作れる腕がないといけません。
一般的に飾りの多いものは、その細かい細工をするために土が軟らかくなる傾向があります。

育てる楽しみも分かるのですが、
良い茶壷で初期の頃から美味しくお茶を淹れることができて
かつ、もっと自然に育てる(鍛える)方が好きです。
どうしても一度良い茶壷を使うと、同じお茶でも入った味と香りは別物ですし
何ヶ月も育てないと育たないなら蓋碗の方がいいんじゃないかとも思ってしまうもので。(^^;

質の良い茶壷は本当に美味しくはいります。
茶壷が好きな方は是非1つは良いものを持っていた方がいいと思います。
現地で5~6万円位のものであれば十分です。
良い道具はやっぱり違います。本当に色々と違うので勉強になりますし。

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 Posted by at 12:36 AM
2月 272013
 

水平標準壷

北京で購入した水平標準壷です。

現代の無名の作家のものですが、
見事な造形バランスの美しい水平壷です。

水平標準壷

こういったクラシカルな形は台湾では良く見かけるものの
大陸では最近見かけなくなってきました。
台湾は結構こういった昔の形の茶壷、好きですね。
見かけたときに思ったのも「台湾みたい」でしたし。(^^

水平標準壷

ただ、こういったシンプルでベーシックな形は造形が逆に難しいと思います。
巷にあふれているものの多くは良く見るとちょっと歪んでいたり
全体のバランスが取れていないものが多いです。
気にしない方はしないと思うのですが、どうにも気になるタイプなので。

そんな中、無名とはいえども、この茶壷は合格。
それでも、使うことは無いかなと思います。
土の感じは悪くないのですが、使うには厚さがもう少し欲しいかなぁといったところ。
多分、轆轤を使用していると思われます。
今時の水平標準壷は殆ど轆轤使用ですね。そういえば。
轆轤を使用しなくても良い腕のある作家さんは
水平標準壷を作るってあまりないみたいですし・・・見かけませんね。

民国壷以外で水平標準壷ってもしかしたら初めてかも。
観賞用のコレクションとして追加です。(^^

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 Posted by at 12:22 AM
10月 012012
 

紫砂茶玩 ネズミと米袋

作家さんのお名前は失念してしまったのですが
(今度聞いてきます・・・と思いつつ、またもや忘れました;)
とても精巧なネズミと米袋をモチーフにした紫砂茶玩です。

あまりにも見事で一目惚れだったのですが
お値段が結構するのもあって半年以上迷って購入しました。
そんな感じでオタオタしていたら
今や別モチーフの茶玩まで増えていて余計に目移りする羽目に・・・(^^;
結局は初志貫徹で一目惚れしたモチーフのこの茶玩にしましたが。

紫砂茶玩 ネズミと米袋

茶玩でありながら何と紫砂泥料は底槽清だそうです。
贅沢ですね・・・

米袋の布目やネズミの毛並みまで細部に渡って表現されています。
大きさもちょっと大きめで迫力があります。

購入したのは今年の3月。
先日の中国訪問時にいつもの茶器商さんへ伺ったら
何とこの茶玩、別モチーフのものも全て完売していました。
作るのも大変で時間がかかる上に価格も上昇し続けているそうで
次回入荷の目処が立たないと老板が話していました。
入手しておいて良かったです。本当にタイミング。縁なんですね。

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 Posted by at 11:00 AM
8月 172012
 

王芳 仿古如意

王芳の仿古如意です。

如意壺が欲しくて、現地で探してもらったものなのですが
未だに下ろしをしていないまま使えていません。
やろうと思ったまま結構な時間が経過していますね。(^^;

王芳は工艺美术师(工芸美術師)で、おじいさんが非常に有名な王寅春です。
家系がモノを言う紫砂茶器の世界ではサラブレッドなんだと思います。

王芳 仿古如意

なかなか良い茶壷だとおもいます。
如意の茶壷が欲しかったので満足しています。

ちゃんと鍛えていこうと思います。

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 Posted by at 11:05 PM
10月 102011
 

お気に入りの汤宣武の西施という茶壷です。
大きめの茶壺です。
バランスの取れた、シンプルながらも均整の取れた形に惹かれました。
美しいです。

シンプルなもの程、全体のバランスが重要になってくると思うのですが
汤宣武の作品は非常に洗練された形を出してきます。
流石だなぁと感心するほど。

既に自然な艶も出ている程に固く締まった土で
この土質も汤宣武ならでは。
もちろん以前のエントリにもアップした早期水平標準壷の土質には敵いませんが
最近の紫砂の中ではかなり硬い方のようです。

使う茶葉の種類は選ばない形です。
当初は木柵鉄観音用にしようかとも考えていたのですが
なんとなく自分の中で納得いかず・・・
今現在も考え中です。
広東青茶あたりかなぁとも思っているのですが。(^^ゝ

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 Posted by at 11:25 AM  Tagged with:
9月 232011
 

家に昔からある早期水平標準壷です。

夫はかなり若い頃から紫砂茶壷のマニアで
20年近く前に出会った時には既にかなりの数を保有していました。
ダンボール数箱とかそういう単位で。(^^;
当時は全くマイナーな趣味だったため(台湾、香港の一部のマニア程度だったかと)
価格も今とは比べ物にならない位に安く、土の質も非常に良いものでした。

当時の土質は本当に素晴らしくて、最近の作家モノなどの高価なものでも敵いません。
大陸価格1万元(12万円位?)の土でまぁ近いかな?という感じ。
そんな早期壷を見て育ったおかげで、すっかり土に対して厳しくなってしまった気がします。
どうしても同じ土の質を探してしまうんです。
(現在は紫砂の土を採取する井戸が閉鎖というか規制されてしまったので土の確保が困難です)

この茶壷はその「既にかなりの数を保有」していた中の1つです。
小壷の水平標準壷です。
最近はこの大きさの茶壷自体を見かけなくなりました。

早期壷というのは紫砂の産地である中国の宜興で
文革時期から1980年代前半位までに生産された茶壷のことです。
非常に触り心地の良い気持ちの良い土で出来ています。
この金属質な硬い、けれど暖かい土は、最近の茶壷では見られなくなりました。
作りは結構雑というか大雑把です。
細かい蓋と身の比率とかは少し雑なのですが、使うのに困ることも無く
むしろソリッドな形が結構気に入っています。
未使用の茶壷ですが落ち着いたしっとりとした艶があります。
美しいです。

底に「中国宜興」とあるので、早期壷でも初期の頃のものではないと思われます。
80年代位のものでしょうか?おそらく。
ちなみに夫は当時、結構どころか、かなり安く購入したらしく「安物だよ」とのこと。
えっと。今はきっと高くなってそうなんですけど・・・(^-^;
そんな認識だからか茶芸の練習用に小壷が欲しいと言ったところ、譲ってくれました。
が、ちょっと使うのに躊躇しています。
普通に鉄観音とかに使おうかな・・・
まだ他にも家には早期壷も含め、作家物が大量にあったりします。
これらも整理していかないとですね。

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9月 092011
 

お気に入りの汤宣武の珠圆という茶壷です。
北京の行きつけのお店で購入です。
結構大きいサイズの茶壷で、とにかく形に一目ぼれでした。
歪みの無いとてもソリッドでシャープな形が実にかっこ良いです・・・
豪快な感じのする茶壷です。

土の感触も心地よく、きめが非常に細かく硬いです。
汤宣武の土だなぁという感覚。
キンキンに硬い土を作れるし、扱えるということなんでしょうね。

底もかっこよいです。
この男っぽさは女性作家ならでは。
蔵茶専用にしています。
大きいのと蓄熱性が高いので(一般的な紫砂よりも高い感じがします)蔵茶に向いているかなと。

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