カテゴリー : 安徽2012

徽杭高速

徽杭高速

祁門の紅茶場などを見学した後は上海へ戻ります。
その距離、ざっと490km・・・実際に6時間以上かかったように思います。
最後まで体力勝負でした。(^^;

中国でも最近の車ブームの影響か高速道路の建設が進んでいます。
この付近は早くから高速道路の建設が行われていたからか
かなり設備が充実しています。
サービスエリアもその1つ。
きちんと営業している所は初めてかも。
四川省の夹江天福观光茶园(来江天福観光茶園)サービスエリア以来です。
完成前だったり、まともに営業していないサービスエリアは星の数ほど見ているのですが;

緑豆アイス

そのサービスエリアで購入した緑豆アイスです。

夏になると中国各地でみかける緑豆アイスですが
実は食べてみたのはこれが初めて。
一緒に参加していた方から美味しいよ!と勧められて食べてみたのですが
これが美味しい♪

緑豆アイス

甘さ控えめで日本人も結構好きな味だと思います。
日本で販売していないんですかね〜?
この後の道中では緑豆アイスを探していました。(^^;

そんな感じで何とか上海まで。
上海のホテルに到着したのは日付も変わろうかという位の深夜になっていました。
本当に疲れました・・・ぐったり。

この講習もホテルロビーで解散、殆どの方はそのホテルに宿泊でしたが
私はこの日に日本から合流すべく来ていた夫とArdbegさまが迎えに来てくださっていたので
みなさんとはそこでお別れしました。

体力的にはかなり辛い状態でしたが、先生方や他の受講者のみなさんに助けられて
本当に面白く、楽しく、勉強になった1週間でした。
本当にどうもありがとうございました。

祁門茶山公園と祁門工場見学

茶山公園

鈴茶堂ブログの方で祁門の茶山公園祁門工場についてアップしていますが
個人的な感想をこちらで。

茶山公園は祁門の市街地にある小高い丘のような公園でした。
公園というより単なる茶畑といった感じですが・・・
私としては殆ど隣接する建物の徽派建築様式に心を奪われておりました。(^^;

ここでは祁門槠叶种(祁門櫧葉種)という茶樹品種が植えられているのは
鈴茶堂ブログの方でもご報告していますが
実際のところ、この祁門櫧葉種で作られている祁門は少なくなりつつあるのではないかと思います。
紅茶として加工する際に甘みを出しやすい大葉種などがかなり使われるようになっていて
単一品種ではないにしても、祁門櫧葉種のみで作られている祁門は
意外と少数派になっているように感じています。

祁門に限らず、中国茶の定義として鉄観音のように使用する茶樹品種が決められているもの
(実際には毛蟹などの色種も鉄観音として販売されている事が多いのですが)
茶樹品種には規定せず、産地や製法を決めているものと大きく分かれます。
祁門は後者のタイプですので、どんな茶樹品種であろうと構わないのですが
やっぱり本来の祁門香には品種も重要ではないかなと思っています。
純粋な祁門香を持つ祁門って少なくなっているのも、そんな事情なのかもですね・・・

祁門香茶業

祁門工場の見学は祁門香茶業さんを訪問させていただきました。
大規模で非常に衛生的な工場で、今後はこのタイプの製茶場が増えていくのだと思います。

経済開発区に建てられている比較的新しい感じの工場でした。
今回は篩い分け工程が中心の見学だったのですが
どうも工場全体の感じでは製茶は別の場所で行なっているのか
これから製茶場も建築予定なのか・・・?
現時点では最終工程と出荷基地といった感じの工場なのかなと思います。
かなり大規模なメーカーさんだと思います。

祁門香茶業

これ、何だか分かりますか?
祁門から出る白毫(金毫)です。製茶機械にびっしり付いています。
かなりの量の白毫が舞っていて、長期間滞在していたら呼吸器に悪そうな感じです。
この白毫は非常にカフェインが強いらしく
後で集めてカフェイン製剤などの原料として出荷されるそうです。

祁門以外の製茶場もこの白毫は似たり寄ったりの状態で
空気中には舞ってるわ、床や製茶機には積もっているわの状態ですが
集めて出荷するのは初めて聞きました・・・
大きいメーカーさんはみんなやっている事なのでしょうか?
まだまだ知らないことっていっぱいあるんですねぇ。本当。(^^;
意外なところでカフェイン製剤の原料を知ることとなりました。

祁門香茶業

工場入口にいたワンコです。
何気にムチムチしていて、栄養状態が良さそうな。(^^;
そういえば、製茶場って結構な確立で犬を飼っている気がします。

祁红国际大酒店

祁红国际大酒店

祁門での昼食は祁红国际大酒店でいただきました。

紅茶場とは少し離れた街中にある豪華なレストランでした。
ホテルにもなっていて、このあたりでは評判の良いホテルでもあるようです。

祁红国际大酒店
安徽省祁门县交通局西侧 245600

祁红国际大酒店

大人数ということもあって食事は個室で。
この個室がまた豪華。
中国の地方ならではという感じの洗面所付き個室。
巨大な円卓は料理を乗せる部分が電動で常に回転しています・・・凄い。(^^;
ちなみに料理を取る時には片手で動きを止めなくてはならないので
意外と不便です。ダメですね。(笑

インパクトのある円卓でしたが、料理は優しい味でどれも美味しかったです。
次回、祁門に来る時にはここに泊まってもよさそうです。(結構清潔度も高かったです)

祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店 祁红国际大酒店
祁红国际大酒店

やっぱり祁門のビールも独特の香りがありました。
パラゾール系・・・
老師に気を使っていただいて大好物の西瓜汁(スイカジュース)も楽しめました。
何となく勝手にオーダーしていたような気もしますが・・・(^^;

祁門紅茶場

祁門紅茶場

鈴茶堂ブログの方にもアップしていますが、祁門紅茶場の見学をしてきました。
こちらでは個人的な感想を・・・(^^;

建物は古いですが、意外と大規模な紅茶場です。
多分、元々は国営の工場だったのかなと思います。(名前の感じからして)

祁門紅茶場

この祁門もあたりは確かに茶畑が沢山あるのですが
工場の周囲までくると普通の畑だったりしますし、雰囲気というか全体の感じからしても
ここは純粋に製茶場なのかなと思います。
周囲の農家さんが作る鮮葉を買い取って製茶をする方式で
最近は品質管理が難しいことから少なくなりつつありますが
(農薬管理や下手すると祁門地区以外の葉まで持ち込まれることもあったりするので)
昔はこの方法が主流だったとか。

ちなみにウチが取引している祁門の作り手さんは茶畑から自家栽培で行なっています。
もっとずっと小規模で小さな茶業さんです。

祁門紅茶場

これは審評室のサンプル。各年の等級毎のサンプルが保存されています。
パッケージはバラバラ。そして保管場所というか
この審評室は灼熱地獄のように暑く、サンプルの劣化は大丈夫?と心配に・・・
まぁ紅茶だからですかね。(^^;

祁門紅茶場

ちなみに評茶はかなりきちんとされていました。
結構茶業さんや作り手さん達の評茶って抽出時間は適当、茶葉の量も図らずということが多く
(特に台湾はその傾向が強い気がします・・・^^;)
きっちり時間も茶葉も図るこの紅茶場は品質にきちんと向かい合っているんだなと思います。
やっぱりお茶に向き合う人は真面目です。

祁門紅茶場

ちなみにこちらは古い揉捻機。
一番上の写真の揉捻機は新らしいもので全て金属でできていますが
こちらは底?の部分が木で出来ています。
新しいものも古いものも今だに現役で使われているようです。
祁門の揉捻はまさに100%行うので、この揉捻が特徴ともいえますね。

他にも篩分の工程や乾燥工程なども見学させていただきました。
意外だったのは乾燥に使う薪の種類はここでは気にしていないとのこと。
私が知っている作り手さんはその木材の種類にこだわっていたので
本当に製茶は十人十色なんだとなぁと納得。面白いです。

ちょっと残念だったのは、こちらで頂いた祁門の値段が生産者直接にも関わらず
え?という位のお値段だったり(折角なので購入しましたが)
等級の割にかなりスモーキーだったことでしょうか?(^^;

祁門紅茶場

祁門の町(というか村・・・?)自体はのどかな田舎町です。
商店もろくにないような感じで、結構好きなタイプの土地だったりします。
ただ、やっぱりお茶以外のものの方が楽にお金になるのか
茶畑を潰して工場や住宅にしようとする動きが見て取れました。
伝統ある地域なので、何とか残って欲しいです。

今回は団体講習旅行の集団行動だったので
取引させていただいている作り手さんを訪ねることはできませんでしたが
近いうちに改めて訪問したいと思います。(^^

徽派建筑(徽派建築)

徽派建筑(徽派建築)

翌日は祁門紅茶の産地見学に向かいます。
(祁門紅茶の産地地名はそのまんま祁門と言います・・・)
黄山市内から祁門までは車で大体2時間程度でしたでしょうか?
のどかな田園風景を眺めながら向かいます。

徽派建筑(徽派建築)

屯溪老街もそうでしたが、このあたりは完全な徽派建築です。
马头墙(馬頭壁)が特徴的なこの建物は古い農家から比較的新しい家まで
殆どの家がこの建築様式です。
古いものがどんどん壊されて新しいものに変わっていってしまうのは
中国でも同じことなのですが
このあたりではまだまだこういった伝統が残っているようです。

徽派建筑(徽派建築)

お茶の産地を巡る楽しみの1つは、こういった人々の暮らしが見えることです。
中国に限らずですが、その地域に根をはって暮らしている人々の生活を見せていただくのは
実は私の一番好きな旅かもしれません。
観光地巡りも楽しいけれど、こうした何でもない当たり前の風景が好きだったりします。(^^

屯溪老街

屯溪老街

この日の最後は屯溪老街へ。
ここは、明、清時代からの徽派建筑(徽派建築)が残る古くからの商店街です。

中国の主要な観光地では、こういった昔ながらの建物が残る通りを
再開発と称してピカピカにしてしまうのですが
(北京の前門や杭州の河坊街みたいに)
ここは中にはリノベーションされている建物はあるものの、殆どは古いままです。

屯溪老街

徽派建築の特徴は马头墙(馬頭壁)と呼ばれる、日本で言うところの卯建(うだつ)です。
世界遺産にも指定されている宏村はまさにこの建築様式の村で
ここ屯溪老街でも昔のままの馬頭壁が並んでいます。

屯溪老街

基本的にはお土産屋さんの商店街です。
お菓子やお茶、書画や骨董品まで様々なお土産品がそれっぽく並んでいます。
ここに限らず、観光地のお茶、骨董品はあくまで「お土産品」ですので
購入の際は自分が納得するお値段かどうかが大事だと思います。(^^
(当然ではありますが、全体的に高めの値段設定です)

屯溪老街

小吃のお店も結構ありました。
このあたりは豆腐に関係した食べ物が多いので臭豆腐なども。
ただし、台湾などの臭豆腐ほど臭くはありません。
臭豆腐は中華圏各地にありますが、一番臭いのは台湾、香港あたりのものではないかと。
このあたりの臭豆腐は日本人でも食べやすそうです。
(お腹いっぱいで断念)

夜遅く、閉店間際だったせいもあり、静かな街でした。
逆にこういった時間の方が街を楽しめたのかもしれません。

谢裕大茶行

谢裕大茶行

食事の後は谢裕大茶行へ。
お食事をご馳走したのでお茶はここで買ってねということなのだと思います。(^^;

谢裕大茶行といえば黄山毛峰を創りだした創始者を持つ老舗で有名。
ということで黄山毛峰を購入してきました。
久しぶりに小売のお店で購入しましたが、高いですね。(笑
特にこちらはブランドとして確立しているだけに高級です。
まぁ勉強用と思って少量のみ。小売の嬉しいのは少量から購入可能なところですね。

黄山毛峰はグレード違いがいくつか用意されていました。
私は一番良いものから1ランク下のものを。
大概の場合、緑茶は一番良いグレードにしてしまうと
味や香りが儚すぎて好みではなかったり
茶摘の時期が早いなどのオプション的な価値で金額が決まっているような
本来のお茶としては上から少し下位の方が一番楽しめるように思います。(^^

黄山毛峰の他には安徽省ならではの祁門などもありました。
それと茶油も揃っていて、食用からボディケア用まで。
このあたりの茶樹品種は茶油が取れやすいものなのかもしれません。

小売店のいいところはパッケージがちゃんとしています。
高級店だけあって中国では珍しくきちんとした缶と中袋のパッケージでした。

谢裕大茶行は黄山市の中にもいくつかあります。
この店舗の所在地はちょっと不明ですが・・・
老街の中にもあるそうですが、そちらは他社との共同経営で若干お値段が高いとか。
どうやら店舗によって金額が違うようですので、観光地の店舗は避けた方がお得かもしれません。
ちなみに合肥にも何店舗かありました。

鈴茶堂 SUZUCHADO

suzuchado
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