カテゴリー : 福建2013

武夷山火车站

武夷山火车站

桐木と龙川大峡谷と回って武夷山市内へ戻ってきました。
とはいえ、北京へ戻る列車の時間まではまだ随分あります・・・朝早すぎ。(^^;
ホテルもチェックアウトしてしまったので戻ることもできず。
工場に行ってお茶をいただいて時間まで潰すことも考えたのですが
予定外の山登りで全身汗まみれの状態が耐え難く・・・
6月の福建は真夏と同じ上に湿度が物凄く高いです。

中国の列車駅の駅周辺には大概安宿がありますが、武夷山も例外ではありません。
旅行者の宿泊ということははもちろん
列車が発車するまでの時間を過ごすために時間で利用できる様になっています。
宿泊の場合もそうですが、特に時間の場合は料金は交渉次第。
数件回って安く借りられる部屋があったので
夜の発車までの数時間、部屋を借りてシャワーを浴びることに。

武夷山火车站

部屋からは武夷山駅の周辺が一望できました。
列車の駅は武夷山の市街地から少し離れていることもあって
周囲には少しだけお店が並んでいる通りがあるものの、他は寂しいものです。

この日、武夷山の山側では大規模停電があったそうです。
駅周辺は停電はなかったのですが(ただし、その影響で現地携帯のデータ通信は全滅)
かなり暗い駅前でした・・・
更にスコールのような大雨が。(^^;

何とか駅前の自助餐(セルフサービス形式の食堂)で夕食を食べて駅へ移動します。
ホテル(というか安宿)に預けていた荷物を受け取って目の前の駅に移動しようにも
スコールが止まず、ホテルのオバちゃんに手伝ってもらって何とか駅へ。
ちなみにこのオバちゃん、とても良い人でした。
謝謝。と感謝を伝えると
あら〜外国人なのに謝謝とか言ってるわ〜も〜いいのよ〜
みたいなハイテンションのノリで関西のオバちゃんみたいな。(笑

武夷山火车站

駅の待合室はこんな感じ。
北京西駅よりはカオスになっていなかったのが救い。(^^;
しばらくここで列車の到着を待っていた時に
あれ?私たち軟臥だから軟臥用の待合室に行けるんじゃない?
ということに気がついて急いで移動。

武夷山火车站

打って変わってガラガラの軟臥用の待合室です。
古びた革張りのソファーが並べられている他は何もありません。(笑
それでも空いているのは有難いですね。

お約束に列車が大幅に遅れて随分長い時間、
一緒に北京に戻る茶業の方とぼーっと待っていました。
最終日まで山登りして体力も限界に近かったんですよね。(^^;

武夷山火车站

そうしているうちに列車も到着。
また長い時間、寝台車に乗って北京まで戻ります。

龙川大峡谷(龍川大峡谷)

龙川大峡谷

お昼ごはんを食べてもまだ午後の早い時間。
いくら桐木が遠いといっても、武夷山を離れる列車は夜の出発なので
いくらなんでも時間が余り過ぎです。(笑
工場に戻って時間まで審評とかがいいかな?と思っていたのですが
こちらのみなさんの「観光地があるから!見ていかないと!」という声に押され
こちらの龙川大峡谷(龍川大峡谷)に来ることに。(^^;

桐木へ行き帰りに通る龙凤谷景区(龍鳳谷景区)の中にあります。
大きな見事な滝と渓流に沿って山を登る感じになっています。
最終日まで山登りするとは・・・orz

龙川大峡谷(龍川大峡谷)

龙川大峡谷はいくつもの滝が集合しているような感じで
麓から上まで見事なものから小さなものまであります。
1時間もあれば十分に見学可能です。(ずっと登りですけど;)
基本的に渓流沿いの遊歩道を歩くので足元は常に濡れている岩場で
滑らないように注意する必要があります。

確かにお勧めされた理由が分かるという程に綺麗な水と空気
見事な景色と楽しめました。(^^

龙川大峡谷(龍川大峡谷)

途中途中に出てくる大きな滝も実に見事です。
自然を堪能しながら、ゼーハーしながら登っていきます。(笑

最後の方はあまりに険しいからか滝から離れて
眺望のきかない山の中をずっと登っていきます。
上りきったあとは大きな滝の上になりますが
滝が大きすぎて下がみえず・・・(^^;

一番上には売店と下り用の車の乗り場があります。
もちろん歩いて降りることもできますが
連日の山登りで疲れきっていたため車を選択。(有料)
売店で買った緑豆アイスを食べながら、麓から車が登ってくるのを待ちます。

龙川大峡谷

下りの車から眺めた景色です。
一番上の滝しか見えませんが(大きすぎて下の方は見えません・・・)
それでもかなりの大きさであるのが分かります。
凄いですね。

車で下山する場合、行きとは違う場所で降ろされることになります。
入場口とは歩いて数分の場所ですが、案内板などがちゃんとしていないので
(ローカルな観光地なので整備されていない;)
一体ここはどこ?となりました。(笑

桐木溪で山の幸

桐木溪

正山小種の製茶場を後にしたところでまだお昼前という・・・
どうしてこちらの方はこんなに朝が早いのでしょうか?(^^;
取りあえずお昼ご飯を食べることに。
といってもゲート内には食堂すらありません。
(そもそも外国人とバレるとまずいので車から降りられないし)
ゲートを出て暫く車で行くと1件の食堂が。
どうやら山奥すぎてこの1件しかお店はないようです。(笑

桐木溪

お店の横はこんな渓流。絶景。
どうやら龙凤谷景区(龍鳳谷景区)の中でも桐木溪という地域のようです。

お約束のメニューの無い中国地方食堂形式で並んでいる食材から選ぶのですが
何だか狸のようなイタチのような毛皮が立派についた肉などもありました・・・ジビエだ。(笑
実はその何だか分からないけれど、どうみてもジビエ的な肉にとても興味があったのですが
同行していた中国の方が断固拒否。食べられませんでした・・・(^^;

中国人というと何でも食べていそうなイメージを持つ人は多いと思いますが
そういったタイプの人は大体広東か香港とかに多くて
殆どの中国人は食べ物に対してかなり保守的です。
馴染みのある食べ物、食材しか基本的に食べません。
私の中では日本人の方が何でも食べるというイメージです。

と、まぁそんな感じで肉は豚肉に決定。

まずは鶏のスープ。壷に入って熱々の状態で出てきました。
これが滋味深くて美味しい。
化学調味料は使っていないようで、しっかり煮込まれた味わい深いスープでした。
濃厚でありながら味付けがシンプルな塩味のみで、いい塩梅でした。

桐木溪 桐木溪
桐木溪 桐木溪

全てこのあたりで採れた食材なんだそうです。
魚は目の前の渓流で採れたものだそうで、細かい骨が大変でしたが
淡白で癖がなく、臭みも無い上品な味わいの美味しい魚でした。
武夷山、意外と川魚が美味しいですね。(それとも良い場所ばかり連れていってもらってる?)

大好物の筍も美味。
四川省の筍も美味しいですが、福建の筍もなかなか。
場所によって筍も味わいが少し違います。

もはや武夷山お約束となった皮付き干し豚肉や野菜など
どれも地味だけど素材の美味しさが伝わってくるような美味しい食事でした。
中国に実際に行くと野菜がとても美味しいのですが
日本に輸入される「中国野菜」は何であんなに美味しくないのでしょうか・・・
見た目は綺麗なんですけどね。

桐木关(桐木関)

桐木关(桐木関)

鈴茶堂ブログにもアップしていますが個人的な感想を・・・

作り手さんの製茶場へようやく到着。
正山小種ならではの建物が並んでいます。(といっても数件ですけど;)

先に審評室へお伺いして今年の紅茶をもう無理。という位にいただきました。(^^
新しく開発中の紅茶もまだ試作段階とはいえ、かなり美味しかったです。
金駿眉ほどではないけれど甘くて爽やかで優しい紅茶でした。
欲を言えばこれに厚みが欲しいかな・・・というところ。(すみません。)

で、お忙しい中にも関わらず色々なお話をさせていただきました。
最初は製茶や紅茶の話だったのですが、次第にお茶に関する問題な話も。

近年の金駿眉をはじめとする紅茶ブームで桐木以外の平地で作られた紅茶も
正山小種として流通しているということ。特に安価な輸出用のものが多いそうです。
産地を星村鎮としても先のエントリで説明したようにかなり広い範囲を指します。
実際、来る途中の道すがらにあった完全平地の田園地帯にあった製茶工場は
どう考えても正山小種を作っているんだなという香りと煙を出していました。
といってもこの製茶場の香りとは全く別のかなり強い正露丸香でしたので
きっと輸出用の正山小種工場だったのかもしれません。

それ以外にも桐木にある多くの製茶場では早春の一番良い時期を過ぎた後は
外部で摘み取られた茶葉を受け入れて製茶を行っているということも。
そうしたお茶も桐木産として流通するそうです。
日本のペットボトルに書かれている「国産茶葉」と同じ原理ですね。(^^;

桐木关(桐木関)

とまぁ色々なお話をお伺いして、今度は製茶場の方へ移動。
いぶされて真っ黒になった笊が見事です。

鈴茶堂ブログの方にアップしている発酵中の茶葉の写真ですが
この場所は製茶場の3階にあたる部分にあります。
この製茶場、外から見ると立派なちゃんとした建物のように思うのですが
基本的には1階に火を焚く窯があるだけで内部は煙が移動しやすいように空洞です。
それぞれの階の床は人間の体重は支えないであろう薄い木の板で
人は梁の部分を歩くことになっています。
ですので、階段。無いんですね・・・orz
高所恐怖症だというのに、ここでも外壁に立て掛けられたハシゴで昇り降りするという。
階段作りましょうよ。

桐木关(桐木関)

そして茶畑。単なる藪にしか見えませんが茶畑です。
その後ろにある山林とあまりちゃんとした境目の無いように見えませんが
自然保護地区内は結構厳しいんだとかで、実はしっかり境界があるそうです。
私には分かりませんでしたけど。(^^;

やっぱり在来種の茶葉は小さいです。
素直に緑茶にした方がいいんじゃないかという位の大きさです。
見た目と同じく繊細な味わいの紅茶になるのですが
これが本当に柔らかくて美味しいんですよ。
今まで飲んでいた正山小種って何だったんだという位。
日本では受けないかな?と思って在来種のみの正山小種は輸入していなかったのですが
(自分用のみにしていました・・・)
結構ウチのお客様はマニアな方が多いというのもあって
今回は在来種のものも買い付けることに。(^^

桐木关(桐木関)

そして水。本当に冷たくて綺麗で美味しい水でした。
(もちろん、一度沸騰させてお茶でいただいています)
あの九曲渓から遡って龙凤谷景区(龍鳳谷景区)でも感動しましたが
ここではちょっとした小川という感じになっています。
かなり山の上の方まで来ているだなと改めて実感しました。
この水が山を下って九曲渓まで届くのを考えると感慨深いですね。

武夷山から桐木へ

星村镇

あっという間に武夷山も最終日。
最後は正山小種の産地、桐木へ行くことに。

桐木は武夷山市星村鎮という地域の中の村で、武夷山の中心からはかなり離れた場所にあります。
星村鎮まではすぐに到着するのですが、この星村鎮が広い・・・
ちなみに星村鎮市街地は写真のような感じで、普通の地方の小さな街といった雰囲気です。

日本と行政区分が違うので馴染みにくいのですが
大きな区画から言うと省 > 市 > 県 > 郷・鎮 という感じになっています。
県より市の方が大きいんですね。
大陸のスケールの大きさからすると、それぞれがかなり大きく
この星村鎮もちょっとした日本の政令指定都市位の大きさがあるような感覚です。(^^;

桐木は武夷山の観光起点となる武夷宮からはざっと5~60キロの場所にあり
途中の山道が険しいために慣れているドライバーではないと危ないということ
桐木は国家級自然保護区に指定されているため数年前から外国人の立ち入りが禁止されていて
(中国人の場合は保護区内からの招待があれば可能)
これもまた良く分かっているドライバーじゃないと難しいということに。

桐木にはお世話になっている作り手さんから招待をいただいたのですが
それは日本人ということを隠して来るという話。
私は話さなければ中国人にもいそうな顔なので何とか
夫は話しても南方系訛りの中国人と間違えられるので問題なしということで。
この作り手さん、金駿眉を最初に作り出したメンバーのお一人で凄い方なのですが
そういった事情もあってお名前は出せません・・・
工場の老板も心配だったようで、ドライバーの手配だけでなく
お忙しい中、一緒についてきてくれることになりました。感謝。

龙凤谷景区

出発して星村鎮の街中を抜けて、野菜畑を抜けて2時間ほど
龙凤谷景区(龍鳳谷景区)へ入りました。
ここは九曲渓の上流にあたる地域で、険しく美しい渓谷になっています。
水が本当に綺麗。
武夷山でも綺麗だなと思っていましたが、さすがに上流は違います。

とはいえ、外国人立入禁止の桐木はまだ先です。
ここまでで2時間近くかかったように思いますが
まだまだ標高を上げて山奥に行かないといけないんですね。

このあたりは誰でも来ることができる地域のため、観光地にもなっています。
一応、武夷山の一部になっていますが
武夷山市というだけで全然武夷山じゃないじゃん・・・的な感想を。(^^;
岩の感じも山肌の感じも植生も結構違います。

段々と道が細くなって荒れ気味になってくると立入禁止のゲートが出てきます。
さすがにチベット文化圏のゲートとは違って
マシンガンを持った兵士がいるということはありませんでしたが
(なんだ緩いゲートだなぁとか思ってしまったのは秘密ですw)
日本人ということは秘密なのでゲートでは一切話さず、寝たふりを。

老板が代表して手続きをしてくださって無事通過。
ゲート内の注意事項が書かれた紙を手渡されたのですが
植物の採取は禁止(樹齢の高い巨木には盗難防止にGPSが埋め込まれているんだとか)
裸火禁止、もちろん喫煙も不可との徹底っぷりです。
ゲート内に住んでいる人はどうしているんでしょうか?
料理とか・・・全員が禁煙しているとも思えないし。(笑

ゲート内にも観光スポットがあるのですが
(一般の人は入れないので無人状態です)
外国人ということがバレるとまずいということで
作り手さんの製茶場以外は車を降りてはいけないとのことでした。
中に入ってもまだかなり先に作り手さんの製茶場はあるのですが
途中、ポツポツと正山小種の大規模な工場もあれば小さな製茶場もあり
人が住んでいる様子も見て取れました。

出発から2時半。ようやく桐木へ到着しました。
標高が高く、結構寒いです・・・

茶農さん訪問と正岩・半岩・外山について

茶農家

武夷遇林亭窑址を見学した後は茶農さんの自宅兼製茶場へ。

鈴茶堂ブログにもアップしていますが個人的な感想を・・・

基本的に今回の訪問で色々とお世話になっていたのは武夷星とまではいかないけれど
研究所も持っているようなそれなりに大きな茶業さんでしたが
こうした小規模の茶農さんの方が実際にはたくさんいらっしゃいます。

中には自宅や元々の家、あるいは製茶場は市街地から離れたこうした村のような集落にあるけれど
武夷山の市街地ではこうした規模から大きなものまで茶業さんが並んでいて
買い付けに来るバイヤーとの商談などを行っていたりしています。
ちょっといいもの無いかな~ということで回って見たりもしましたが
日本人と分かると「どうせ良いお茶は買わない」というイメージが強くて
(お茶は安いものだという認識の強い日本市場向けであれば実際そうなんでしょうけど;)
結構面倒だったり、大変だったりするのすが・・・
品質もまちまちというのもあって、輸入時の手続きや検疫などを考えると
ウチの場合は結局、良く知っている茶業さんと茶農さんに落ち着くという。(^^;

こちらの茶農さんはそうした「市街地店舗(というか作業場?)」は持っていないのですが
武夷山でも不動産バブル真っ盛りで、購入を検討しているようでした。
まぁこんな小規模の茶農さんでも数千万のマンションや建物を買おうかなと思うほど
岩茶関係の景気は良いようです。凄いですね。
そんな訳か製茶機械も随分というか驚くほど充実していました。

茶農家

といっても集落に毛が生えたような村は観光客も来ないせいか
人間より鶏が多いような場所です。(^^;
みなさん自由奔放に歩いています。まだ若鶏もいて、健康そうでかわいいです。

この茶農さんでは正岩地区に茶畑を持っていますが
それ以外の半岩地区や外山地区にも茶畑を持っています。
正岩地区の良い茶葉は昔ながらの炭火焙煎を行いますが、それ以外は既に機械化されています。

岩茶の場合、やっぱり正岩茶がいいと言われますが
昔の「正岩茶」とは区分けが変わってきているのは以前のエントリに書いた通りです。
流通する多くの「正岩茶」に昔のような岩韻が感じられないのは
醗酵・焙煎浅めが主流になってきている現在の流行だけではないように思います。
保護地区内だからという線引きだけで高値がつく「正岩茶」が多く流通している現状では
正直、半岩茶も外山茶も区別がつかないのが現状です。

茶畑

茶畑

茶畑

あまり良い写真が撮れなかったのですが、茶畑の写真です。
正岩地区、半岩地区、外山地区なのですが、区別つきますか?
私はつきません。(^^;
ちなみに上から半岩地区、外山地区、最後が正岩地区です。

実際には鬱蒼とした岩場になっている半岩地区の茶畑などもあります。
後日行く桐木に向かう途中にある外山地区の茶畑は険しい岩山の中にあったりも。
こうなると正岩地区だからというだけで価格があがるのであれば
半岩や外山の方を選びたいなぁと私は思います。
やっぱり、岩韻が感じられないような正岩茶はこういった場所のものなんでしょうね・・・

ということで、逆に美味しい半岩茶や外山茶は無いかなと探してみたりもしたのですが
まず茶業さん(工場の方)はそもそも自社栽培のものはないので
他から買い入れて火入れすることになるよという話が。
となると農薬や化学肥料のトレースができないので却下・・・
で、この茶農さんのところで試すことに。

ええっと結論から言えば、詳細を聞かずに「これいいね!」と選んだのは
牛栏坑近くの名前の無い場所(あったのかな?)とはいえ、バリバリの正岩地区。
あれ?(^^;

やっぱり体の中から戻ってくるような余韻というか
岩茶ならではの美味しさが感じられるものを飲んでしまうと戻れないんですね;
とはいえ、牛栏坑から僅かにずれているのでお値段もお手頃だったので決定。
(自分が好んで飲まないものは仕入れないもので;)
かなりパワフルな茶葉なので、もう暫く落ち着かせてもらうようにお願いしてきました。

気長に美味しい半岩茶、外山茶は探したいと思います。(笑

岩茶工場の夕飯

これだけのスケジュールをこなしていても
早朝から動いていたせいか、まだ夕方にもなっていないような時間。
茶業さんの工場に戻って焙煎教室の続きを。(^^;
そんな感じで夕ご飯も工場で従業員のみなさんといただきました。美味。
これも一応、「工場飯」になるんでしょうか?(笑

武夷遇林亭窑址

武夷遇林亭窑址

茶農さんの製茶場へ行く前に行きたかったのは武夷遇林亭窑址。

鈴茶堂ブログにもアップしていますが個人的な感想を・・・

武夷山まで来た器好きであれば行きたいと思う建窯は
ここから50キロほどしか離れていません。
天目茶碗、特に建盞が好きな私としてはかなり行きたい候補地でした。
(建窯で作られた天目茶碗の様式を建盞といいます。)
が、焙煎講習を考えると日程的に厳しく
武夷山の中にある、同じく建窯系の宋代古窯跡の武夷遇林亭窑址へ行くことに。

実は天游峰より桃源洞より九曲溪よりも一番来たかったんですよね。ここ。

武夷遇林亭窑址

しかし、こういった古窯跡というのは中国人観光客には全く人気がないらしく
この武夷遇林亭窑址自体も武夷山の観光地からはかなり離れた場所にあることもあって
場所すら知らない人が多数という・・・(^^;
お世話になっていた茶業さんの老板や茶農さんは知っていましたが
地元以外から武夷山に働きに来ているような人だと知らない人が多いようです。
(観光地なので武夷山出身以外の人が多く働いているようです)
実際、茶農さんも何でこんな場所に来たいの?という感じでした。

そんなこともあって貸切状態の遺跡です。(笑

武夷遇林亭窑址

龍窯だ!しかも大きい!と喜びながら近づくも、何ですかこの演出・・・?
ご覧のとおり、窯跡には無数の陶片ならぬ破片が。
良く確認してみるとコンクリート製でした。

余計なことを。(-_-メ

となると、この窯頭とかも新しく作りなおされたものだったりするんだろうなぁと
激しく残念な気分に。
どうして中国政府さまはこうして昔のものを
ピカピカに修復(という名の作り直し)しないと気がすまないのでしょうか。
なんと勿体無い。

建窯も同様になっているのでしょうか?
あちらは昔のまま、変な作り直しをされていないことを祈りつつ
次回は建窯まで足を伸ばして見てきたいと思います。(^^;

とはいえ、武夷遇林亭窯址の周囲は人もいなくて静かなきれいな場所でした。
緑豊かな山と綺麗な水が流れる心地よい場所です。

行きたいと思われる方は車をチャーターする必要があります。
バスなどの公共交通機関はありません。
星村あたりからタクシーかなとも思いますが
見学中は待っててもらわないと車すら通らないような場所ですのでご注意を。

余談ですが、同行していた茶農さんや茶業さん(中国人)に
何でだか建窯や天目茶碗についてレクチャーしてました・・・(^^;

鈴茶堂 SUZUCHADO

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