timor's log

Information

This article was written on 25 4月 2013, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 雲南省, 黒茶 Dark Tea.

下关布朗沱茶 2010年

下关茶厂(下関茶廠)の2010年下关布朗沱茶です。
2010年4月30日の出庫と記載されています。
こちらは未入倉の普洱茶です。

布朗とあるので、これは布朗茶区の茶葉を使った生茶です。
布朗茶区はミャンマーとの国境近くのかなり広い地域を指していて
班章などもこの茶区に入ります。
いわばブランド地域みたいなものですね。
ちなみに布朗茶区のどこかは不明です。
流石に班章とかではないとは思います。お値段的にも。(笑
標高1800m以上の茶樹から摘んだ茶葉を使用しているのは確実だそうです。
(下関茶廠が公式にアナウンスしています)

下関茶廠の2010年パッケージはカラシ色。
毎年パッケージのデザインが少し変わります。
これは偽造防止の意味もあるそうで、
下関茶廠や猛海茶廠といった有名茶廠のものは、例え新しくても偽物が大量に流通します。
とても安く販売されているものの殆どはそういった偽物だったりします。
関係者の方のお話では、卸値より安い価格のものも多いそうで
盗んできたか偽造したかじゃないと、ありえないんだそう。
日本や韓国の業者も買っているとのことなので
偽物は思っているよりも流通しているのかもしれません。
しかし、一般の人は見ただけじゃ分からないですよね・・・(^^;;;;
(ということで、この時は判別方法の特訓が始まったりしていました・・・)

一般的な大きさ、100gの沱茶です。
下関茶廠のこのランクはパッケージがかわいいのでいいですね。
箱の蓋を開けただけで爽やかな香りが感じられます。

白毫の多い綺麗な茶葉です。
沱茶全体が光っているかのような艶があります。綺麗。
芯の部分がしっかり多いことと、茎の部分もしっかり入っています。
両方共に甘さを引き出す大事な部分ですが、
それぞれの甘さの質が異なるので、このバランスって結構重要だと思います。
雲南大葉種らしく大きめの茶葉ですが、嫩度は高いです。

崩してもしっかり艶が感じられる茶葉で
かなり期待できそうな感じです。


鑑定杯使用

オレンジ色の綺麗な水色です。
透明度、亮度も高く、白毫が浮いているのが分かります。
爽やかな荷香、遅れて蜜香、橙香、微かな烟香があります。
甘さはしっかり、さっぱりとした感じです。
柑橘系の柔らかな酸味と微かな苦味、程よい渋みのバランスがよく
非常に余韻の強い、回甘が楽しめる感じになっています。
烟味も少し感じられ、奥行きを出しているような感じです。
それと酸味がかなり良い感じで戻ってきます。
元々柑橘系の酸味なのですが、弱く感じられていたのが
後になってまるで果汁のようなフレッシュさで戻ってきます。
いいお茶ですね。これ。美味しい。


蓋碗使用

黄金色の透明な水色です。
蜜香が強くでています。甘い深みのある香り。
フレッシュさを感じるような果実のような甘さと柔らかい酸味
うっすらとした渋みのバランスが非常に良くて
しみじみと美味しいなぁと思うような良いお茶です。
強さも持っているけど、優しい味わいといった感じ。
少し粘性のある茶水は良く茶質が出ているのが分かります。

煎持ちは普通に良いです。
普洱茶なので、やっぱりちょっとウンザリするほど続きます。
もう少し気温が上がったら、ある程度までは普通に淹れて
その後は水出しとかしたら爽やかで美味しく最後まで楽しめそうな。
最初から水出ししてもよさそうですね。

柔らかい葉底です。肉厚で茎の部分も充分に柔らかいので
春摘みの葉を使っていることは間違いないと思います。
葉脈はそれほど太くないので比較的若い茶樹だと思われます。
芯の部分も多く、葉の大きさも比較的揃っていました。

コメントを残す