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This article was written on 17 5月 2013, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 紅茶 Black Tea, 雲南省.

下关沱茶 红茶型 (下関沱茶 紅茶型)

北京の行きつけのお店で入手した下关沱茶 红茶型(下関沱茶 紅茶型)です。
2004年9月の製造となっています。

珍しいといえば珍しい下关茶厂(下関茶廠)の出している紅茶です。
確かにあまり流通していません。
老板の友人が現地に行って入手してきたものを分けていただきました。

箱の大きさの割には内容量は100g。
結構いいお値段がするのでCPは低いですね・・・(^^;

下関沱茶らしく、1つずつ4gの小沱茶の形になっています。
パッケージには雲南大葉種を使用していますと明記されています。

白毫の多い、しっかりとした緊圧茶です。
かなり強く固められていて、手で崩すことはちょっと無理。
窪んでいる部分は機械でしっかり圧迫されたのかツルツルして光っています。
全体に艶があります。

3gにできないので鑑定杯は使用していません。


蓋碗使用

1煎目は沱茶が崩れず、薄めに入りました。
かなり緊圧は強そうです。(崩れない・・・)

黄金色に近い黄色の水色です。
透明度、亮度は非常に高いです。
花果香と樟香があります。面白いですね。
紅茶ですが普洱茶のような樟香を感じます。
滇紅でも普通は樟香を感じることって少ないのですが、下関だからでしょうか?
味は甘さは出ているものの、まだ沱茶が崩れていないので薄め。
他の味わいも含め、これから出てくると思います。

4煎目あたりから、やっと沱茶もほぐれて褐色の水色になりました。
香りはやっぱり花果香と樟香。樟香の方が強く出ています。
味わいは、それまで甘さ一辺倒だったのが
複雑なミネラル感や微かな酸味などがあり、とても複雑な感じです。
美味しいのですが、普洱生茶っぽい紅茶のような不思議な感じ。
紅茶と普洱生茶の中間位の感覚です。
面白いですね~

それと紅茶にしては驚きの煎持ちの良さがあります。
沱茶がほぐれるのに時間がかかるせいかもしれませんが
なんと10煎も淹れることができました。
やっぱり普洱生茶の血筋なんでしょうか?

しっかりと醗酵された褐色の葉底です。
揉切されている葉底は結構肉厚でしっかりしています。
とはいえ、弾力も充分。
芯の部分も多く、嫩度もそれなりにあります。
面白いのは茎の部分も多く、それが独特の甘さにつながっているのかも。
芯とはまた違う甘さがあります。茎の部分。

何か紅茶なんだけど、ちょっと紅茶になりきれないみたいな
不思議で面白いお茶でした。
美味しいというより、面白いです。

ちなみに賞味期間は36ヶ月となっています。
2004年の製造なので・・・切れてますよ?(^^;

最近、中国で安全な食品の指標とされている制度が「緑色食品」というものなのですが
(そもそも、あまり意味がないように思うんですけどねー・・・)
この緑色食品としての認可を受けるためには製造年月と賞味期限(期間)を
明記しなくてはいけないということになっているそうです。
下関茶廠は、この緑色食品の認可に積極的なメーカーの印象があります。
さすがに普洱沱茶には賞味期限の表示はありませんでしたが・・・(^^;
(長期保存可能とあります)

普洱茶に賞味期限がないのはもちろんですが、
紅茶も良い品質のものは10年やそこらは平気で保管できます。
甘さや深み、こっくりとした栗香が出てきたりして、むしろ良いものとされています。
もちろん、紅茶に限らず青茶にも言えますし
そこまでの長期間での保存が難しい緑茶でも、本当に美味しくなるのは
10ヶ月から1年を過ぎたあたりかなと私は思っています。
当然、香りの変化などもあるので、どの時点が好みかにもよるのですが。

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