下关特级沱茶 2007

下关茶厂（下関茶廠）の2007年特级（級）沱茶です。

特級沱茶といっても同じ下関茶廠の中でもピンからキリまであるのですが
これはかなり良い方の特級沱茶。
ピンクの箱がセンス良く、とてもかわいらしいです。

箱の中にはお馴染みの包み紙に包まれた沱茶が入っています。
小さ目の1つ100ｇの沱茶です。

艶のある綺麗な沱茶です。
しっとりした艶で光っているようにも見えます。

白毫もかなりの割合で含まれているのが確認できます。

熟成がちゃんと進んでいるようで崩すのも楽です。
崩すと白毫の艶が一層目立ちます。
綺麗な茶葉ですね・・・見とれてしまう感じ。
葉の大きさもある程度の大きさになっていて好感触です。

鑑定杯使用

明るい黄色の透明感のある水色です。
香りは若干の陳香と梅香があります。
味はさっぱり系。とても柔らかい収斂味が深みを出しています。
甘味も十分あり、アミノ酸味もしっかり。
全体のバランスがとてもよく、甘味、旨味、微かな渋味のバランスが心地よいです。
まだまだ熟成しそうな期待も感じさせます。
いいお茶ですね。

蓋碗使用

金色の綺麗な水色です。
陳香は殆ど感じません。甘い梅の花のような香りがあります。
気品を感じるような爽やかな甘味と旨味があり、しみじみと良いお茶だなぁと実感できます。
美味しい。
煎持ちもかなり良く、2日に渡って楽しめました。

柔らかい若草色の葉底です。
かなり若い芽を中心に使用しているのがわかります。
艶もあり、綺麗な葉底です。
茎も一定数含まれていて、今もこの先も楽しみな感じです。

今現在でもこれだけ美味しいお茶でありながら先も楽しみになるようなお茶って意外となかなかありません。
良いお茶に巡り合ったと思います。
大事に育てながら楽しもうと思います。
と言ったそばから凄い勢いで減っています。美味しくて飲んでしまうんですよね・・・