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This article was written on 07 3月 2013, and is filled under delicious teas, 南投県, 台湾, 青茶 Oolong Tea.

伝統凍頂烏龍茶 7年老茶

台湾の作り手さんAの凍頂烏龍茶です。
7年前の春茶(1996年)を作り手さん自ら熟成させた老茶になります。

この作り手さんは製茶技術もさることながら
焙煎技術が本当に凄くて、普通の凍頂烏龍茶ですら賞味期限が必要ないという程に
素晴らしい凍頂烏龍茶を作ります。
もちろん、昔ながらの龍眼の炭を使った焙煎です。

艶やかな深みのある褐色の茶葉です。
特に茎の部分が光り輝いていて赤銅色になっています。
団揉もしっかりされていて1粒1粒がずっしりしています。
大きさは均一で砕けなどの確認はできません。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

オレンジ色の綺麗な水色です。
透明度、亮度共に非常に高いです。
花の甘い香りが良く出ています。本当に老茶?という位に華やか。
ただし落ち着きのある感はやはり老茶ならではなのかもしれません。
味は甘みが強く、しかも深みのある回甘があります。
収斂味や雑味はなく、香ばしさを伴った甘い複雑な旨みをもったお茶になっています。
2煎目の方がより旨みが深くなってきて更に美味しく。
老茶というともっと普通は火が強く感じられたり
味わいももっと濃く、濃厚になってくるものが多いのですが
これは落ち着きのある、深みを増したという感じです。
火の強さをあまり意識しないような仕上がりです。
しっかりと火が入っているにも関わらずこの仕上がりは
やはり醗酵をきちんと行っていることと焙煎技術なんですね。凄い。


蓋碗使用

黄金色のとても綺麗な茶水です。
透明度も亮度も文句なしに素晴らしい。
優しい花の香りと深みのある甘さと旨みが凄いです。
新茶の旨みも素晴らしいのですが、この老茶の深みを増した複雑な旨みも素晴らしい。

煎を続けた方がどんどん旨みが複雑になってきます。
回甘も強く、飲み込んだ後に余韻に浸れるほど。
凄いですね。

びっくりする位に綺麗な葉底です。
一芯二葉のまま残っているどころか、葉の形もそのままです。
そして火入れを感じさせないほどに柔らかく、フカフカしています。
艶もあり、大きさも均一、砕けもありません。

老茶って何だろうと改めて考えさせられてしまうような
何だか凄い老茶でした。

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