北京のお茶屋さんAからいただいた武夷岩茶の佛手です。
おそらく時期的に2011年のものかと思います。
佛手だけに茶葉は大きめ、若干砕けも見られます。
これは1回分に分ける際に砕けてしまったように思います。
黒に近い褐色で、白毫が光っているのがわかります。
蜜のように成分が出ている部分もあります。
1回分のみいただいたので鑑定杯の使用はなし。
透明感のある落ち着いた褐色の水色です。
さわやかな花の香りと旨みのバランスが絶妙で美味しいです。
少し香ばしさのような火の香りもあり、かなり好み。
佛手独特の柑橘系の香りはかなり控えめで殆ど感じません。
2011年のものかと思っていたのですが、この熟成感から2010年のものかもとも・・・
正解は聞いていないので不明ですが、良い岩茶なので長期間楽しめる感じです。
湯温が下がると深みのある回甘が出てきます。
とろっとした茶水と合わさって、かなり美味しく感じます。
ちょっと冷えてきた位の方が美味しいかも。
煎持ちは普通といった感じです。
4煎目あたりから失速してきて5煎が限度かなといったところでしょうか。
やわらかくて綺麗な葉底です。
砕けは少し見られるものの、全体的には綺麗に揃っています。