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This article was written on 08 2月 2013, and is filled under delicious teas, 南投県, 台湾, 青茶 Oolong Tea.

凍頂烏龍茶 蘭亭序

台湾の作り手さんAの凍頂烏龍茶 蘭亭序です。

この蘭亭序というのは毎年できるとは限らない
何とも素晴らしい香りと味を持ったお茶で
鮮葉の状態や製茶時の気温や天気などの要因が合わさって出来る
まさに天からの授かりものといったお茶です。
製茶がある程度完了しないとこのお茶になるかどうかは分からないという
貴重なお茶だそうです。
当然量も少なく、特別な人だけに譲るお茶だそうです。
ありがとうございます。(^^

綺麗な団揉で整った茶葉です。
褐色が強いのはこの作り手さんが昔と変わらずに龍眼炭焙煎をしっかり行うためで
落ち着いた艶のある外観になっています。
この作り手さんの普通の凍頂烏龍茶と違うのは白毫がちらほら確認できることでしょうか?
白い差し毛のように白毫が確認できます。


茶壷使用

見事な銅色の水色です。透明度も非常に高く、亮度も申し分ないほどに美しいです。
複雑で奥行きのあまりに深く甘い旨みと
香ばしく甘い何とも言えない華やかな花果香があり
凍頂烏龍茶とは全く思えません。
まるで上質な紅茶か鳳凰単欉といった感じです。
トロりとした茶水は茶質が良く出ているのが分かります。
飲み終えて暫くは口の中に余韻が残るような、
これが本来の回甘なのかもしれません。
驚くほどに余韻が長く続きます。

3煎目から更に香りと味が引き出されて
それまでは上質なリキュールのようだったのが
今度はコニャックのような華やかさと奥深さを持ってきます。
茶樹から作られた「お茶」とは思えないほどで
むしろ葡萄から作られた飲み物と言われた方が納得できるような感じ。

7煎目あたりからはニッキのようなメントール香も感じられるように変化してきて
絶対に凍頂烏龍茶じゃないなぁという感じ。

ちなみにウンカに噛ませたとか、そういったことはしていないそうです。
本当に天からの授かりもののお茶なのだそうで
作りたくてもコントロールできないとのこと。
神様のお茶なんですね。

煎持ちは非常に良くて、飲み手がぐったりする位に続きます。
2日かけて飲むのが正解かも。

しっかり醗酵された綺麗な葉底です。
全体的に若めの葉を使っているようです。
肉厚で柔らかく、葉の形がそのまま残っているものばかりなのに
かなりしっかり揉捻されてきているのが分かります。
流石の技術ですね。

本当にこの作り手さんの技術は凄くて
実際、20年以上はこの作り手さんの凍頂烏龍茶ばかり飲んでいたのですが
ここ数年、勉強のためにと色々な凍頂烏龍茶を試してみたりするものの
この作り手さんを超えるものには未だに出会っていません。

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