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This article was written on 02 10月 2012, and is filled under delicious teas, 南投県, 台湾, 青茶 Oolong Tea.

凍頂烏龍茶 2012年 春茶

凍頂烏龍茶 2012年 春茶

台湾の作り手さんAの凍頂烏龍茶です。
2012年春茶になります。

伝統的な製法を今も守っていて
龍眼の炭で焙煎した凍頂烏龍茶を今も製造しています。

台湾の凍頂で製茶が始まったのは19世紀中頃。
鹿谷郷初郷村出身の林鳳池という学生が科挙の試験を受験するために大陸に渡り
帰郷の際に武夷山から茶樹を持ち帰ったのが起源とされています。
この学生のスポンサーとなっていたのが、この作り手さんのご先祖です。
スポンサーとなったお礼に凍頂の持ち帰った茶樹を譲り受けたそうです。
(実際、凍頂地区には同じご子孫である作り手さんが何人かいらっしゃいます。)

何十年も前から現地の友人を介してお付き合いさせていただいていました。
我が家では凍頂烏龍茶といえばこのお茶という感じで
他のお茶を飲んでもやっぱり戻ってしまうような、そんな感じのお茶を作ってくださいます。
(そういえば常備茶すぎてブログでご紹介していなかったような・・・;)
台湾歴代の総統や財界人が訪れる作り手さんでもあり
多分それを聞いてどの方か分かる方もいらっしゃると思います。(^^;

今回、夫が凍頂へ行ってきたので今までいただいてたのとは違うものもということで
このお茶を入手してきました。

しっかりと包揉された均整のとれた茶葉です。
艶もあり、1つ1つ重みがあります。
大きさも均一、砕けなどは見られません。
深緑を基調とした緑のグラデーションが美しいです。

凍頂烏龍茶 2012年 春茶
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

火の香りと花の香りが感じられます。かなり好みの香りです。
持久性も高く、かなり長く香りが感じられます。
透明感の強い黄橙色の水色で亮度、艶もしっかり強くでています。
甘味と旨味が非常に分厚くて深みがあり、しみじみ美味しいと感じさせます。
渋味が若干あるものの非常に柔らかく、多分普通に淹れたら分からない程度で
逆に味に奥行を出す系統だと思います。
1煎目も2煎目も大きな味、香りの変化がなく、かなり煎は続きそうです。

凍頂烏龍茶 2012年 春茶
茶壷使用

黄金色の透明な水色です。
清らかという言葉が似合いそうな美しい茶水です。
控えめな独特の火の香りと甘い花の香りが素晴らしく
旨味も甘味もバランスが良い、美味しいお茶です。
流石と思わされるお茶です。凄いなぁ。

凍頂烏龍茶 2012年 春茶

見事な葉底です。
ふかふか、クタクタに柔らかく、葉も砕けることもなく完璧。
綺麗に大きさが揃った1芯2葉で摘まれています。
艶もあり、久々に見た極上の葉底です。

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