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This article was written on 26 4月 2013, and is filled under delicious teas, 南投県, 台湾, 青茶 Oolong Tea.

凍頂貴妃茶

国内の中国茶専門店Bさんからサンプルでいただいた凍頂貴妃茶です。

凍頂貴妃茶は近年に新しく作り出された青茶で
東方美人と同様にウンカに噛ませる製法で作られています。

台湾大地震の際に被害を受けた茶畑に農薬散布ができずにいたところ
ウンカの被害にあってしまったものを製茶してできたのが凍頂貴妃茶と言われています。
とはいえ、農薬を使用しない作り手さんも沢山いらっしゃるのですが
そういった作り手さんの茶畑にはウンカは来なかったのか?という疑問が出てきますね。
(私は最初に聞いたときに思いました;すみません。)
そういった無農薬栽培をしている作り手さんはどうしていたかというと
そもそも6月頃からのウンカの発生時期は製茶を行わないんですね。
この時期のお茶は夏茶として製茶されても安い大衆茶やペットボトルに使用されているそうで
私がお世話になっている作り手さんのところでは茶樹を休ませる意味もあり
生産は行わないということでした。

とはいえ、作り手さんによっては生産が出来なかった、
あるいは安い価格で出荷するしかなかった夏場も
高い価格で出荷できる製品は大歓迎です。
ということもあって凍頂貴妃茶の生産は増えてきているようです。
同様にウンカに噛ませてはいないものの、高醗酵青茶や紅茶(あるいはそれに近いもの)の生産も
夏場に行われるようになってきたようです。
確かに大規模な設備投資とかをしてしまった作り手さんは量を出荷していく必要がありますから
紅茶ブームもあることですし、ありがたいですよね・・・(^^

濃い褐色の茶葉です。表面にはしっかり艶が出ています。
火入れがしっかりしていそうな感じ。
茶葉の大きさは比較的小さめのものが多いですが、大きいものもあり不均一です。
まれに白毫が確認できます。

鑑定杯を使う量がなかったので使用していません。


蓋碗使用

褐色の綺麗な水色です。
透明度も高く、亮度もしっかりあります。
香ばしい火の香りと東方美人に通じるような少し爽やかな感じのする果実香があります。
味は落ち着いた甘みと独特の旨みのような蜜蝋っぽさがあります。
面白くて美味しいですね。

煎を重ねていくと段々果実香が強くなってきます。
4煎目を越えたあたりからは若干苦味が感じられるようにも。
更に進めていくと結構渋みも感じるようになってきました。
ちょっと厳しいかも。
3煎位で止めておくべきだったかもしれません。
(とすると随分煎持ちが悪くなっちゃうし・・・)

時期のせいか硬めの葉底です。
柔らかい茶葉もあるのですが、ぎょっとする程硬いものもあったり
結構混ざっている感じですね。
葉の大きさは様々、醗酵は全体的に高いようです。
砕けもそれなりに確認できます。
苦味と渋みで飲み続けるのを止めてしまったということもありますが
茶葉の開き具合が結構バラバラです。

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