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This article was written on 30 8月 2011, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

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厳茶 廣奇


国内の中国茶専門店Aのイベントでいただいた岩茶の广奇(廣奇)です。
厳密にはそのイベントには出席していなくて欠席だったのですが。
(中国でフレッシュフルーツジュースか何かに当たって苦しんでました・・・)
パッケージには厳茶廣奇とあり、賞味期限から推察するに2010年のものかと思います。
岩茶の广奇(廣奇)って簡単に見かける品種ではないです。
もちろん中国の専門店に行けば見つかると思いますが、
肉桂のようにどこでもという品種ではないのは確かです。
武夷山の广灵岩(広霊岩)を原産とする潅木型の小葉種で
収穫の時期は遅めの晚生種、どうやら5月下旬から摘み取りはじめるとか。
遅いですね。
いただいた量が少ないので鑑定杯の使用は行っていません。
葉は小葉種というだけあって小さいですね。
岩茶にしては珍しい位に小さいです。
大きさは揃っていて砕けも少なそうな感じ。
火入れはそれなりに強そうな、全体的にこげ茶色の茶葉です。
岩茶らしい良い香りとマットな艶が印象的です。


茶壷使用

透明感のある褐色の水色です。
甘いです。深く、まさに回甘という感じで、非常に爽やか。
これは美味しいですね~。
旨みも強く、味が厚いです。
香りは華やかでも強くもないですが、すっとするような花の香りがあります。
今度、中国のお茶屋さんで探してみようかなと思う位に美味しいです。
が、ちょっと残念なのは持久力はそんなに無さそうです。
2煎目になると失速してしまいます。香りも味も。
味も香りも無くなる訳ではないのですが、1煎目との落差が・・・うーん、残念。
中国茶って難しいなぁとしみじみ思います。本当。

均度、砕度共に悪くない綺麗な葉底です。
程ほどに柔らかいですし艶もあります。
結構発酵が強めな感じの色をしていました。
今後はちょっと意識して广奇を探してみようかなと思います。(^^

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