下关茶厂(下関茶廠)の2007年和合下关沱茶です。
2007年1月の出庫と記載されています。
こちらは未入倉の普洱茶です。
少し大きめな、125gの沱茶です。
和合というのは純粋に商品名です。
平和などを願ってという意味合いで名づけられているようです。
どうも、政府幹部からの指示で商品化されたもののようで
贈答用に使用できる品質の茶葉を使っているそうです。
雲南大葉種はもちろんですが、中でも老茶樹を指定していると言われています。
熟成が進んでいて全体的に褐色が強くなっています。
小さめの茶葉が多そうですが、これはこの「和合」の配合なのだと思います。
年代の違う和合沱茶も確認しましたが、同じような大きさの茶葉で構成されていました。
表面にはしっかりとした艶が出ています。
白毫もしっかりあります。茎は少なめですが、確認できます。
熟成が進んでいるので崩すのが楽です。
崩した方が艶が強くなったような感じで好印象。
褐色の透明度の高い水色です。
亮度も高く、白毫も浮いています。
蜜香、蘭香が感じられます。
甘さはしっかりと深みのある滇紅のような甘さ。
白毫の甘さがしっかり出ています。
柔らかい渋みとすっきりした苦味のバランスも良く、微かな酸味もあります。
熟成が進んでいることもあってか、全体的に非常にバランスが良いです。
滇紅の甘さとこのミネラル感の組み合わせはいいですね。美味しい。
黄金色の透明な水色です。亮度も高いです。
蜜香がしっかりあり、甘さと柔らかい酸味がとても良いバランスです。
渋みや苦味はそれと感じさせるようなものではなく
深みとして出ているような感じです。
ミネラル感もしっかり。
贈答品に出来るお茶というのも分かります。(笑
柔らかく、しっかりした葉底です。
全体的に若い葉を使用しているようで小さめです。
芯の部分も予想していたよりも多く、この滇紅のような甘さも納得。
醗酵が割りと高めの毛茶を使っているようです。