C老師から譲っていただいた2011年の哀牢山纯料野生古树茶(哀牢山純料野生古樹茶)です。
未入倉の生茶です。
名前の通り普洱市镇阮县哀牢山の樹齢1000年を越えるという
野生茶樹から作られています。
こちらも小沱茶の形状です。
普通、小沱茶は保存・熟成するに値しない品質のものが殆どですが
最近の生茶は餅茶の大きさにしてしまうと高額になりすぎて買い手がいないということもあり
(景気が悪くなってきているのも影響しているかも)
特別に良い品質のものは逆に小沱茶にするケースが増えているようです。
確かに・・・というお値段でした。普通だったら買わないよねって感じかも。
ざっと餅茶にしたら現地で1枚8万円位でしょうか?(^^;
でも、試飲した時、生茶好きにはたまらなく美味しかったのです。(言い訳)
白毫が美しい小沱茶です。
艶がある上に白毫の比率もしっかりあるので
全体的に光っているかのような外観です。
黒褐色に白毫の銀色が映えて綺麗です。
嫩度は高そうです。
小沱茶ですし、もはやそんなレベルのものではないので鑑定杯は使用していません。
金色の透明度の高い水色です。
最初の梅香、遅れてびっくりする位の見事な蜜香が出てきます。
まるで花粉に鼻を突っ込んでいるような感覚。(表現が・・・;)
深みのあるミネラル感と爽やかな甘さ、
柔らかい弱い酸味と微かな苦味が奥の深い旨みを形成しています。
やっぱり美味しいです。この生茶。
レベルが違うという感じで美味しい。それとこの圧倒的な蜜香が凄いです。
煎持ちの良さは異常。
2日にかけていただきました。
最後まで味のバランスが崩れず、むしろ甘味が増してくるような感じで
香りも見事な蜜香がずっと残っていたのは凄いです。
くったくたに柔らかい葉底です。
砕けも無く、煮込んだ野菜のように柔らかくて驚きました。
茎も古茶樹らしく太くしっかりしているものの、クタクタです。
芯が多く、嫩度が高いのが分かります。
丁寧に一芯二葉で摘み取られていて、大きさもほぼ均一。
葉の形がそのまま再現されていました。凄い。