北京のお茶屋さんAで購入した2011年の大佛龍井(新昌龍井)です。
3月20日頃に摘み取られた明前茶とのこと。
Bとしているのは同じお茶屋さんからグレードの違う大佛龍井を購入しているので。
大佛龍井(新昌龍井)は浙江省新昌県で作られる龍井茶です。
ここ10年ちょっと前位から杭州の茶樹を移植して龍井茶を作るようになったとのこと。
この産地では農薬と化学肥料の使用が禁止されているため
有機栽培茶としても有名です。
使用品種は在来種や龍井43号、独自に改良された品種である新良一号~新良三号、
摘み取り時期が早い場合(3月上旬)は烏牛早だとも。
(この茶葉の品種は不明・・・聞いていません)
一般的に西湖龍井よりも早い時期から一芯一~二葉で摘み取られます。
茶の製法は西湖龍井と同じと言われています。
丸っぽい形をした扁平の茶葉です。
どうも西湖龍井よりも長さが短めで太い感じがします。
花、蘭の香りが強く香ってきます。
薄い黄色の水色です。透明感が強いです。
蘭と蜜の香りが強く、豆の香りも感じられます。
甘みはありますが比較的さっぱり、あっさりした感じです。
爽やかな苦味が微かにあって、味の奥行きを出しています。
同様に渋味も微かにあり、バランスが良い味と香りです。
同様に薄い黄色の透明感の強い水色です。
蘭と蜜の香りが前面にでてきます。
温度が下がってからは豆の香りも感じます。
甘くて柔らかい味で、苦味や渋味が変化するのか爽やかな青っぽさも感じます。
春らしい美味しいお茶です。
ふっくらとした柔らかい芽で構成された葉底です。
一芯一葉~二葉で摘み取られているのが分かります。
白毫で茶葉が覆われているのが分かります。
(大佛龍井は白毫を落とさない・・・?)