北京のお茶屋さんFからサンプルにいただいた宫廷普洱茶(宮廷プーアル茶)です。
2008年の勐海茶厂(勐海茶廠)製造で当然ながら熟茶です。
宮廷プーアル茶だけあって細かい茶葉です。
大きさも揃っていますし、いい香りがします。
参香(朝鮮人参)っぽい感じがします。
予想通りのコーヒー色の水色です。
香りはやっぱり参香系、次第に棗香に移行します。
かなり癖が少なくて飲みやすい香りです。
味は柔らかく丸く、甘みがあります。
特別に凄いという訳ではないけど
この香りの癖の無さと味のバランスは結構凄いんじゃないかと思います。
万人に受け入れられそうなのですが
鑑定杯でこんなに飲みやすいって・・・ちょっとある意味不安です。
紅茶みたいな綺麗な褐色の水色です。
結構濃い目に淹れた方が美味しそうな感じです。
出にくいというか味が優しすぎて特徴を感じにくいですね・・・
茶壷で普通の感じで淹れるより
鑑定杯で5分抽出で丁度いいか、ちょっと濃い目?という感じなので
相当に出にくい茶葉なのかも・・・
癖も無い代わりに味も香りも無いみたいになってしまいました。(^^;
宮廷プーアル茶だなぁって感じの葉底です。(^^;
硬くも無く柔らかくも無く、大きすぎることも小さすぎることもない
良くも悪くも中庸な感じです。
葉底だけでなく、お茶という農産物というより工業製品みたいな印象ですね。
癖や個性もないけど、嫌なものもなく、見事なまでに「ど」ノーマル。
お土産屋さんとかのプーアル茶だったら良さそう。