北京のお茶屋さんAで購入した2011年の安吉白茶です。
4月4日頃に摘み取られた明前茶です。
浙江省北部の安吉県で作られる炒青緑茶です。
この地域は竹の里としても有名な地域で
竹林に近い茶畑のお茶の香りが良いという話もあるほど竹林の多い地域のようです。
白叶一号(白葉一号)という品種から作られます。
この品種、気温によって葉の色が変化してしまうそうで
清明節の頃の若葉は灰白色、穀雨にかけて次第に濃い緑へ変化するそうです。
そのため摘み取り時期は清明節前から穀雨頃の気温の上がらない時期に限定されます。
また、アミノ酸の含有量が非常に多いことでも知られています。(通常の緑茶に比べ3~4倍)
摘み取り方法は等級によって異なり、一芯一葉から一芯三葉で摘み取られます。
緑が鮮やかな細長い形状の茶葉です。
白毫が霜のように見えて綺麗です。
薄い緑がかった黄色の水色です。
透明感が強い印象があります。
蘭の香りとごく僅かな乳香と豆の香りを感じました。
味は淡い甘みと旨みがあり、非常に爽やかな感じです。
雑味や渋み、苦味といった感じは一切ありません。
爽やかさと旨みが引き立ちます。
香りは蘭から豆の香りへの移行が分かりやすいです。
新緑の綺麗な葉底です。
ほぼ一芯一葉で大きさも揃っています。
柔らかく、そのまま食べても美味しい綺麗な茶葉でした。