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This article was written on 28 10月 2012, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

岩茶 悦明香

岩茶 悦明香

メーカーさんIの岩茶、悦明香です。
十大岩茶に挙げられる品種の1つですが、流通量がそれほど多くはないらしく
珍しいまではいかなくても、専門のメーカーさんや問屋さん位しか見かけない種類です。
今年はこの岩茶の出来が非常に良く、現地でも絶賛されていた岩茶の1つです。
(今年は岩茶の当たり年ではありますが)

黒褐色をベースに褐色が混ざった色調の茶葉です。
大きさも均一、砕けも見られません。
艶がしっかり見られる茶葉で甘い香りが立ち昇ってきます。

岩茶 悦明香
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

南国の果物を連想させるフレッシュな果香があります。
橙色の透明な水色で亮度も高いです。
甘さと厚い旨味、のバランスが良く、火の具合も丁度良い中火です。
岩韻は言うまでもなく、回甘も感じます。

2煎目になっても大きく味、香りは落ちていません。
煎持ちは良さそうです。香の持久性は高いようでずっと香っている状態。
2煎目の方がより華やかな甘い香りに変化してきています。
雑味もなく、非常にクリアで甘く、ミネラル感が分厚く感じられます。
正直。美味しい。鑑定杯淹れですが。(^^;

岩茶 悦明香
蓋碗使用

黄金色の非常に綺麗な茶水です。
甘い花果香が素晴らしく、火の香ばしさと合わせて非常に香りが良いです。流石。
味もバランスの良さは特筆すべきで、甘さが強く、そこに複雑なミネラル感が加わっている感じ。
これは美味しいですね~。
煎持ちも良いです。ちょっと疲れる位に煎が続きます。
時間があれば2日にまたいで楽しんだ方がいいかも。

岩茶 悦明香

柔らかく、ふっくらとした葉底です。
肉厚な葉ですが硬さは感じません。
艶があり、大きさも均一、砕けも少ない美しい葉底ですね。

非常に葉底からも良い香りがするので、鑑定には関係ありませんが葉底を少し齧ってみました。
甘さを感じます。意外と美味しい。
柔らかいので葉物野菜のお浸し程度の感覚で食べられますが、エグ味とか苦みなどは一切なく、ほんのり甘いです。
癖になりそうです・・・

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