茶農家の友人から譲っていただいた川根茶の2012年一番荒茶です。
これは機械摘みの荒茶で茶摘みは5月11日です。
黒光りしているかのような強い艶を持っている深緑の茶葉です。
所々に明るい緑が差しているのは茎の部分のようです。
製造上砕けている部分もありますが(日本緑茶ですし)
基本的には大きさが揃っています。
香りは弱い海苔香があります。
日本茶ですが中国式の鑑定方法で。
香りは控えめな海苔香。
緑の透明度の高い水色です。
白毫が多かったのか、そこにかなりの量が沈んでいます。
味はすっきりとした苦みと甘味、渋味はかなり控えめです。
旨味もしっかり感じます。
微かな海苔香と甘い花の香りがあります。
荒茶というと香りも味も強いですよという人とその逆を言う人と両方知っているのですが
やっぱり私は後者かな・・・と思います。
それとも品種によって違うのかもしれませんが。
綺麗な緑色の茶成分の多い、トロみのある茶水で
爽やかな甘さがあります。
低温で淹れたせいか、苦みなどは感じません。
葉底はクタクタです。
荒茶なので茎も入っていますが、柔らかくそのまま茎ごと食べても美味しいです。
日本茶ですので葉はある程度揉み切られていますが、艶のある綺麗な葉底でした。