武夷山市茶叶科学研究所(武夷山市茶葉科学研究所)の奇兰(奇蘭)です。
2013年の新茶で、2013年5月20日に仕上げが完了したものです。
小红袍と同じ御茶园(御茶園)で収穫された茶葉を使った岩茶シリーズ(?)で
武夷山市茶叶科学研究所や御茶园については
そちらのエントリに詳細を説明しています。
甘い香りの強い茶葉です。
葉の大きさは比較的均一で気持ち小さめ、砕けも比較的少ないようです。
黒褐色を基調としたマットな質感です。
量が少ないので鑑定杯は使用していません。
薄い褐色の水色です。
透明度、亮度も良く出ています。
とても高い花香が特徴的です。岩茶にしては珍しいほどの香りの高さと勢いです。
火は軽めで、全体的に軽やか。
軽やかな甘いお茶になっていますが、ミネラル感も感じられます。
回甘もあり、フレッシュ感もしっかり残っていて
この時期ならではの新茶らしい岩茶です。
甘さの感じは小红袍と同じ系統のように感じます。
これはこの茶業さんの個性なんでしょうね。
この甘さは万人受けしそうな感じですが、単純な感じでもあるので
割と早く飽きられてしまうような気もします。好みなんですが。(^^;
二煎目からは香りもかなり少なくなってしまい
急激に味わいが浅くなってきてしまうような感じです。
三煎目で底が出始めてしまう状態なので、煎持ちはあまり良いとは言えないですね。
大きさの揃った葉底です。
それなりにしっかりとした硬さで、肉厚さもほどほど。
弾力もほどほどといった感じで、中庸という印象を持ちました。