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This article was written on 23 2月 2014, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 福建省, 青茶 Oolong Tea.

慧苑坑 瓜子金

慧苑坑 瓜子金

メーカーさんIの岩茶、瓜子金です。
2013年の春の摘み取り、畑は慧苑坑にあります。

瓜子金といえば4大名欉ではないものの名欉と名高い品種です。
実際に飲んだことがある方も多い品種ではないかと思います。
分類的には奇種とされ、岩茶らしい味わいが楽しめる品種でもあります。

黒褐色の艶のある茶葉です。
大きさは比較的均一。
岩茶らしい緩い縒りの茶葉です。
火はそれなりにしっかり入っていて、それなりに砕けている部分もありますが
火入れの感じでは当然という感じの比率です。

本来は鑑定杯を使うようなレベルのお茶ではありませんが、あえて。(^^;

慧苑坑 瓜子金
鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

明るい褐色の水色です。
亮度、透明度共に高く出ています。
綺麗な品のある果香。
甘く深みのある柑橘系のニュアンスも感じさせる香りです。
爽やかな収斂味と甘味、旨みの分厚さが印象的です。
ミネラル感もしっかり。
回甘というか余韻が非常に強いお茶です。
優しい酸味が香りとも合わさって上質な果汁を飲んでいるような
そんな感覚があります。
2煎目になっても変化が殆ど無く、持久性も高そうです。

慧苑坑 瓜子金
蓋碗使用

褐色の透明な水色です。
亮度も高くて非常に綺麗です。
甘く深みのある果香がしっかりと良く出ています。
味わいは柔らかい甘さが爽やかに出ていて見事なバランス。
まさに果汁といった感じ。
煎を進めていくと甘さの質が変わってきて
お菓子のような甘いニュアンスが出てきます。
余韻が強く、体の中から旨みと香りが戻ってきます。美味しい。
火入れも絶妙なバランスで、流石工場長と納得。これはいいですね。
煎持ちも良く、かなり長く楽しめました。(^^

慧苑坑 瓜子金

肉厚でしっかり、弾力が強い葉底です。
ちょっと驚く位にしっかりとした弾力があります。
火入れの程度はしっかり目の中火。
なのに砕けは少なく、比較的葉の形のままのものが多いです。
ムチムチした葉という印象の葉底でした。

緑茶の観点から考えると茶葉は砕けていないものの方が良いのですが
こうした火入れを行うお茶の場合は全て当てはまるかというと疑問です。
というのも火入れの段階で砕けた部分を外してしまうと
かなり味わいが変わってしまうんですね・・・
奥行きがなくなるというか、味わいが平坦になってしまうような。
輸送中の砕けに関しては雑味が出てしまうように感じることが多く
このあたりの違いは今後も気にしていこうかなと思っています。

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