6月 012013
 

慧苑肉桂

メーカーさんIの武夷岩茶の慧宛肉桂です。
2012年のものですがパワフルなので今頃からが丁度いいかも。

名前の通り、慧苑坑で摘まれた肉桂から作られた岩茶です。
慧苑坑育ちといえば文句なしの場所です。
#慧苑坑についてはこちらを参照してください。 -> 慧宛水仙
最初、試飲をしていた時には慧宛肉桂とは教えていただけなかったのですが
メーカーさんの出してくれる肉桂を飲み比べていると
これがやっぱり美味しいと選んだところ、慧宛肉桂でした。(^^;

しっかりと火入れされているタイプの岩茶です。
とはいえ重火ではなく中火。
最近は元に戻りつつあるものの、軽めの火入れが多い中ではオーソドックスな火入れです。
大きさはほどほど、概ね揃っていますが
火入れがしっかりしている分少し大きさは若干不均一のようです。
表面にしっとりとした艶があり、
爽やかで落ち着いた花の香りがあります。

鑑定杯は使用していません。勿体ないので。(^^;

慧苑肉桂
茶壷使用

褐色の美しい水色です。
透明度、亮度共に文句なしに高く、むせ返るような見事な花果香があります。
質の良い岩茶特有の蜜蝋のような深みと柔らかな酸味。
ふくよかなミネラル感と深い甘味のバランスが非常に良いです。
日本の軟水の方が強く岩韻を感じる様に思います。
回甘も強く、飲み終えたあとの余韻も凄いです。
やっぱり美味しいですね。

結構パワーのある岩茶にも関わらず、体に染み込むように飲めてしまうのも
この肉桂の特徴なのかもしれません。
ほっとするような優しさと凛とした強さが同居しているような
そんな感じのする岩茶です。

このクラスの岩茶では当然ですが、煎持ちも非常に良いです。
しかも4煎目を超えたあたりから、ぐっと華やかな蘭香が出てきます。
ちょっと目が覚めるような華やかさでびっくり。
味わいも最初ほどの強さは当然ありませんが
滋味豊かな優しい旨味が続きます。

更に進めると柑橘系の爽やかな果香が。
どこまで予想を裏切って変化するのか・・・(^^;
いいお茶ですね。さすが。

このお茶は去年のうちは、まだ強くてここまで美味しいと思えなかったものです。
パワーのある岩茶は美味しいと普通に思えるまでに1年近く、
ものによっては数年かかります。
この肉桂は今位からようやく落ち着き始めた感じで
長く何年も楽しめるものですね。

慧苑肉桂

艶のある葉底です。
火入れがちゃんと行われているのが分かります。
肉厚で弾力のある葉で、火入れによる硬さはあるものの
戻ってくる弾力がしっかりあります。
葉の形も火入れで砕けているものの、そのままの状態の葉は実に綺麗。
岩茶は必要以上に砕けは気にしないのですが
(軽火なのに砕けていたらアレですけど;)
完全な葉を見ると広げて楽しんでしまいますね。(^^

※このブログのお茶の感想については こちら

 Posted by at 12:47 AM

  3 Responses to “慧苑肉桂”

  1. こんにちは。
    中国の方から「慧苑坑肉桂」というお茶を頂いたので気になって調べていたところ、こちらにたどり着きました。
    大変勉強になりました。
    ブログ記事を拝見して、一層飲むのが楽しみになりました!!

    漢字が難しくて読み方が分からないのですが、慧苑坑肉桂(えおんこうにっけい)で合っていますでしょうか?

    • こんにちは。はじめまして。
      昔の記事なので誤りも多いのですが、お役に立てれば嬉しいです。(^^

      慧苑坑は地名で「けいえんこう」と読んでいます。
      元々中国語なので日本では違う読み方もするかもしれませんが、通常はこの読み方かと思います。

      • こんばんは。

        ご丁寧にお返事してくださりありがとうございます(*^^*)
        おおーそうなのですね!大変助かりましたm(_ _)m

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