茶農家の友人から譲っていただいた川根茶の2012年一番茶です。
これは5月13日の手摘み茶です。
綺麗な深緑の茶葉で、艶が強いです。
実は新茶直後にもいただいているのですが、その時よりもかなり花香が出てきています。
熟成が進んでいるんですね。
爽やかな花香と微かな海苔香を感じます。
日本茶ですが中国式の鑑定方法で。
黄色がかった緑の水色です。
透明度は高く、底に白毫が沈んでいます。
茶成分の浸出が多く、とろりとした茶水です。
弱い海苔香と花の香りがあります。
やっぱり新茶直後より花の香りが出てきています。
すっきりした筋の通った川根らしい苦みと甘味と旨味が強いです。
日本茶ですが回甘を感じます。
渋味は控えめで、若干感じる程度です。
メインは気持ちの良い苦みと回甘といった感じ。
低温でじっくり淹れてみました。
トロっとした茶水で鮮やかな新緑色です。
気持ちの良い苦みと旨味、甘味、爽やかな香りは川根茶ならではです。
煎持ちも良く、日本茶にも関わらず結構長く楽しめます。
葉底はクタクタ系です。
芯の部分が多いのが分かります。
葉底も良い香りが出ています。
これもまだまだ熟成して変わっていくお茶です。
また定期的に試したいと思います。