杭州の茶業さんAの明前 云栖龙井(雲栖龍井)です。
2015年3月23日の摘み取りです。
先日エントリした無農薬・無肥料 明前 云栖龙井と同じ作り手さんのもので
こちらは普通に(といってもとても良い場所ですが)栽培されたもの。
なかなかの自信作とのことで、既に完売していたのですが
ご自身が保有していた分を分けてくださいました。感謝。
黄緑をベースに新緑のような明るい緑黄が混じった茶葉です。
ちなみに中国では(というか評茶?)では黄緑は黄色が強い黄緑を
緑黄では緑が強い黄緑を指します。
他にも砂色は黄色だったり、ちょっと日本の感覚と違います。(^^;
大きさは均一、砕けも殆ど確認できません。
綺麗な扁形に仕上がっています。
貴重なものなので鑑定杯は使用しません。
金色の透明度、亮度の高い水色です。
香りは甘い花香が強く、遅れて豆香があります。
この花香の素晴らしさはちょっとあまりないかもという位の素晴らしさ。
すっきりとした甘味と遅れて深みのある旨味とミネラル感がしっかりと。
余韻も長く、粘性を感じる茶水だけに強くも感じます。
流石という感じの美味しさで、格の違いを感じます。
凄い。(^^
煎を重ねていっても香りも味も衰えることなく6煎まで。
とても良いお茶ですね。
龍井はやっぱり凄いなと思うのは、こういったところにもあるのかも。
とても美しい葉底です。
柔らかさも弾力も十分。
芯も多く、嫩度も高く、大きさも揃っています。
摘み取った切り口が綺麗なのも特徴的。
良いお茶をいただきました。
龍井は避けていたのですが(不当に高いと思ってしまうので;)
やっぱり銘茶なんだなと再確認しました。(^^