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This article was written on 16 5月 2014, and is filled under delicious teas, 中華人民共和国, 四川省, 紅茶 Black Tea.

明前 四川玖瑰紅茶 2014

メーカーさんEのの玫瑰红茶です。
四川高山紅茶の明前版で
バラの原種、ハマナスの花(玖瑰)のような香りを持つことから
この名前が付けられています。

2014年は4月3日の摘み取りです。

金亳が多く、黒褐色の茶葉に金色が良く生えています。
しっかりとした縒りで大きさは小さめで均一。
砕けは確認できません。
甘い香りが強く感じられます。


鑑定杯使用

赤褐色の透明度の高い水色です。
亮度もしっかり出ています。
香りは見事な玫瑰香。甘くしっかりと出ています。
味わいは繊細かつ芳醇な甘味、ミネラル感がしっかりと出ていて
複雑であるけれども清らかな味わいになっています。
バランスがいいですね。
明前らしい可憐さを持った紅茶に仕上がっていると思います。
特に2014年は香りの高さが非常に良いです。
前年よりも高く良くでているように思います。


蓋碗使用

褐色の透明な水色です。
非常に透明度も亮度も高いのでルビーのような美しい茶水になっています。
香りは華やかな玫瑰香。とても高く出ています。
柔らかな深みのある甘味と爽やかさが同居しているような
フレッシュさを感じるけれども濃厚なという不思議な味わいで
バランスの良さが光っているような感じ。
湯温が下がるとキャラメル香が出てくるのも今年も変わらず。
本当に美味しく仕上がっています。

褐色の柔らかい葉底です。
ほぼ芯のみといった嫩度の高さで
大きさも均一、砕けも確認できません。
葉底からもまだまだ玫瑰香が綺麗に出ています。(^^

明前らしい華やかで繊細な味わいと香りの紅茶です。
どうしても生産量が時期的にも少ないのですが
定番の四川高山紅茶も美味しいけれど、これもまた捨てがたいほど美味しいんですね。
なにより玫瑰香が感じられるのは、この明前だけなので
毎年争奪戦になりますが、やっぱり外せないです。(^^

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