11月 082011
 


台湾のお茶屋さんAから購入した木柵佛手鉄観音です。
2011年の春茶で、台北市、猫空茶区のものとのこと。
佛手というのは品種の名前で、本来は閩南、福建省泉州市永春県を原産とする品種で
他の品種と同様に大陸から台湾に渡ったものです。
鉄観音の製茶方法を使うことが多いからか木柵鉄観音として販売されていることも多くあります。
(正欉鉄観音は鉄観音種を使用、鉄観音の製茶方法で作られた茶葉です)
ここ最近(といっても10年位?)は正欉鉄観音との違いを表現するために
このお茶の様に木柵佛手鉄観音と言ったり
単純に佛手という名で販売されることも多くなってきました。
とはいえ、近年の台湾猫空地区自体のお茶全体の生産量低下と
佛手自体の生産も少なくなってきているようで、良品の入手が難しくなってきています。
佛手にしては小さめの大きさで揃っています。
火入れの強いこげ茶色と艶、香りがあります。
硬く締まった包揉で、1つ1つがずっしりしています。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

明るい透明感のある褐色の水色です。
爽やかな柑橘系果実の香りです。
香ばしさを帯びた乳香もあります。
程よい渋味と濃厚な甘さと旨みのバランスが良いです。
爽やかだけど決して軽いのではないといったところでしょうか?
2煎目になると乳香が高くなってくるのが面白いです。


蓋碗使用

綺麗な水色です。
爽やかで甘く深みのある味で旨みがしっかり感じられます。
柑橘系果実の香りから始まり花の香りに変化します。
残念なのは3煎目あたりから収斂味が出てきて少し苦手な感じ・・・
といっても強い程でもなく、耐えられないような感じでもないので
このあたりは好みの差によるものが多そうです。

こんな大きな葉があんなに小さく包揉されていたのか・・・と感心してしまいました。
佛手ならではの大きさの葉ですが
一般的な佛手の葉底に比べたら気持ち小さめかもしれません。
殆ど砕けの無い状態で、実に柔らかく肉厚です。
火入れの強さを感じさせない程の柔らかさって凄いです。

※このブログのお茶の感想については こちら

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