10月 122011
 


台湾のお茶屋さんAから購入した2011年春茶の木柵正欉鉄観音です。
こちらは正真正銘の台北市、猫空茶区で栽培されたものだそう。
台湾の鉄観音は大陸と少し定義が変わります。
大陸では鉄観音種で作られた茶葉のみを鉄観音と呼ぶことができ
逆に言えば、製造方法を変更したとしても品種が鉄観音であるかぎり鉄観音とされます。
台湾では鉄観音の製法をしたものを鉄観音と呼ぶことができます。
大陸と違って製造方法さえ鉄観音であれば、品種が違えども鉄観音と名乗ることができます。
中でも「正欉」鉄観音は鉄観音種を使って、
昔ながらの伝統的な製法で作られた鉄観音という意味で使われます。
一方、木柵地区で作られたという意味の木柵鉄観音と呼ばれるお茶も流通しています。
このお茶もその木柵地区で作られているので、その地名を冠していますが
単なる木柵鉄観音と言う場合に多いのが
木柵地区以外で栽培された茶葉を木柵で製茶したもの。
木柵地区は意外と狭い範囲である上に鉄観音種が栽培し難い気候です。
他の地域で栽培された茶葉や、大陸から鉄観音種で作った毛茶(荒茶)を持ち込み
製茶していることが多いとのことです。
この茶葉は木柵正欉鉄観音とあるように、木柵地区で栽培され
伝統的な製法で作られた鉄観音になります。
甘い火の香りのする茶葉です。
木柵鉄観音らしく火入れが強い茶色の色をしています。
硬く締まっていますが、半球形といったところの形です。
比較的大きさは揃っていて艶があります。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

褐色の水色です。
結構濃い色ですが透明感はかなりあります。
酸味というか清涼感に繋がるような香りと焙煎香があります。
味の方も焙煎の酸味を感じます。が、焙煎の強さにしたら酸味は控えめです。
甘みと旨みもしっかりあって、分厚い味になっています。
回甘もしっかり感じられます。
美味しいです。


蓋碗使用

褐色の美しい透明感のある水色です。
回甘が強く、分厚い味わいです。これは美味しい。
少し清涼感のある花の香りも癖になりそうなほどに良いです。
これは美味しいです。

火入れが強いので硬い葉底になっています。
でもその割には柔らかめではあります。
黒く艶があって、弾力も持っているせいか砕けは殆どありません。
綺麗な葉底ですね。

※このブログのお茶の感想については こちら

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