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This article was written on 19 1月 2013, and is filled under delicious teas, 南投県, 台湾, 青茶 Oolong Tea.

杉林渓高山茶 2012春茶

台湾の作り手さんCの杉林渓高山茶 2012年春茶です。
ようやく落ち着いてきました。

しっかりと団揉された艶のある綺麗な茶葉です。
濃い深緑を基調に金色の茎と白毫の差し色が綺麗です。
大きさも揃っていて1つ1つがずっしりしています。


鑑定杯使用(左:1煎目 右:2煎目)

高山気を感じるような爽やかな花の香りがあります。
持久性もよく、高く出ています。
この清らかで華やかな花の香は杉林渓ならでは。
少し濃い黄色の水色で透明度も高く、亮度も十分にあります。
しっかりと甘く、あえて言うならば微かな苦味のような感覚が
旨みと甘みを良く引き出しています。
収斂味や雑味は感じません。
2煎目の方がより甘くなっていて、茶質の出も良く
茶水の粘性が強くなってきます。


蓋碗使用

金色の透明度が高い水色です。
亮度もさることながら透明度は特筆すべきものがあります。
花の甘い香りと高山気が感じられる爽やかな香りがまさに杉林渓。
粘性のある茶水は甘く旨みがしっかり感じられます。
美味しいです。

肉厚で柔らかい葉底です。
綺麗に一芯三葉になっていて、葉の砕けは殆どありません。
醗酵が強く、このあたりは杉林渓らしいですね。
とはいえ、昔の方がもっとずっと発酵も火入れも強かったのですが。
艶もあり、香りもまだまだ続いています。

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