北京の行きつけのお店で購入した2010年の极品精针王(極品精針王)です。
福建省福鼎市で作られた茉莉花茶(ジャスミン茶)で
このジャンルでは最上級品といったところでしょうか。
老板にとにかく上質な最高の茉莉花茶を飲んでみたいとお願いして出していただきました。
お値段も・・・という状態のものでしたが試飲してみて納得。
卸のお店なので購入できる価格でしたが
市内の小売店では恐ろしいほどの高額で販売されているものでした。
(買わないのに確認しに行きました・・・^^;)
高価な茉莉花茶なので半斤(250g)の購入だったのですが
あまりの美味しさに、数ヵ月後の渡航の際に1斤(500g)買い込んだという私の宝物でもあります。
白毫がびっしりついています。
品種は聞いていませんが、福鼎大白茶種ではないかと思います。
ただし、1つ1つの葉が非常にふっくらしていて、太いです。
老板によると、それが一番大事なんだとか・・・
大きさも揃っていて綺麗です。
乾燥茶葉の状態で非常に上品なジャスミンの香がします。
数は多くありませんが花が確認できます。
多分起花(香りを移した後に花を取り除く)しきれなかったのだろうと思います。
提花(飾り用の花)じゃないと思うのですが・・・
クリーム色に近いやさしい色合いの黄色の水色です。
透明感があり、柔らかい、とろっとした茶水です。
香りは何とも言い難い上品なジャスミンの香りです。
他のジャスミン茶とは全く違う、こんなにジャスミンって上品な香りだったっけ?と思う程に
清楚で上品な花の香りがします。
それとは別に草原の様な草の香りも微かに感じることができます。
この草の香りが清涼感を出している気がします。
味は雑味の無い、爽やかな甘みが強いです。
渋みなどを一切感じないので、ジャスミンの花の蜜を集めたかのようです。
結構繊細なお茶でもあるので低温でゆっくり淹れた方が良い感じです。
薄い黄色の柔らかい茶水です。
甘みとジャスミンの香りのバランスが素晴らしいです。
綺麗な若草色の茶殻です。
殆ど芯のみで摘まれていました。
葉の崩れも少なく、柔らかい茶葉です。