メーカーさんFの正山小种(正山小種)です。
一般的に中国国内で流通するもので、その中では比較的上質な方です。
こちらは在来種である桐木奇种(桐木奇種)から作られていますが
比較的遅い、初夏に近い時期に作られています。
大きめの茶葉です。
茶摘のタイミングがそれなりに気温が上がってからの遅い時期によるもの。
砕けは少なく、大きさは比較的揃っています。
黒褐色の茶葉で艶もあり、柔らかい龍眼香があります。
柔らかい龍眼香があります。
香りの持久力もなかなか。微かに花香も感じられます。
褐色の透明度の高い水色で亮度も充分にあります。
甘味と柔らかな酸味、ミネラル感と旨みがしっかり出ています。
在来種だけのものとは違う旨みですが、芳醇さと分かりやすい滋味になっています。
微かな渋みはありますが、殆ど気が付かない程度で
バランスは良い感じです。
柔らかい龍眼香と花香があります。
褐色の透明な水色で亮度もしっかりあります。
甘味が落ち着いた感じでベースにあって、微かな酸味やミネラル感などの味わいが
しっかり存在しているような感じ。
柔らかさの中に強さがあるような美味しさがあります。
煎持ちもそれなりに良く、進めていくと花香が強くなってきます。
等級の高いものと飲み比べてみると
こちらの方が茶葉が大きく成長している分、甘味が強く
分かりやすく美味しいという点で
こちらの方が好きだという人が多いというのも分かります。
褐色の葉底です。
嫩度はあまり高くないようです。葉は大きめ。
揉切されている部分とそのままの葉の状態のものと混ざっています。
葉は肉厚で弾力があります。
最高級とはいきませんが良い茶葉だと思います。