北京で購入した水平標準壷です。
現代の無名の作家のものですが、
見事な造形バランスの美しい水平壷です。
こういったクラシカルな形は台湾では良く見かけるものの
大陸では最近見かけなくなってきました。
台湾は結構こういった昔の形の茶壷、好きですね。
見かけたときに思ったのも「台湾みたい」でしたし。(^^
ただ、こういったシンプルでベーシックな形は造形が逆に難しいと思います。
巷にあふれているものの多くは良く見るとちょっと歪んでいたり
全体のバランスが取れていないものが多いです。
気にしない方はしないと思うのですが、どうにも気になるタイプなので。
そんな中、無名とはいえども、この茶壷は合格。
それでも、使うことは無いかなと思います。
土の感じは悪くないのですが、使うには厚さがもう少し欲しいかなぁといったところ。
多分、轆轤を使用していると思われます。
今時の水平標準壷は殆ど轆轤使用ですね。そういえば。
轆轤を使用しなくても良い腕のある作家さんは
水平標準壷を作るってあまりないみたいですし・・・見かけませんね。
民国壷以外で水平標準壷ってもしかしたら初めてかも。
観賞用のコレクションとして追加です。(^^