9月 272012
 

泾渭茯茶

咸阳泾渭茯茶有限公司の泾渭茯茶(涇渭茯茶)です。

老師の友人の会社なんだそうで、その由来を伺っていたことから入手しました。

黒茶というと雲南省あたりの産出量が一番多そうなイメージですが
実は湖南省が一番多かったりします。
その湖南省で作られている黒茶は元々陝西省咸阳(咸陽)で作られていたものでした。

600年前ほどから作られていたそうですが
時代の流れと共に製造が湖南省へと移ってしまい
肝心の咸陽での製造は一旦途切れてしまったそうです。
この会社は元々湖南省にあり、今も黒茶を作っているそうですが
本来、咸陽で作られていた伝統的な黒茶を復活させるべく設立したそうです。

泾渭茯茶

様々な大きさがありますが、これは1回分(日本人的には2回分?)ずつ小分けされた
パッケージになっています。
2011年8月19日の製造となっています。
陕南地区の四級茶葉(晒青)を使用し、3年以上発酵させたものが
この商品になるそうです。

泾渭茯茶

固形茶を崩した形状になっていて
表面には見事な金花カビが沢山ついています。
湖南省の茯茶だと環境の違う日本へ持ち帰ると表面から消えてしまうことが多いのですが
これは数か月経過した今も変わらず金花カビが表面にあります。

泾渭茯茶
鑑定杯使用

棗系の香りです。
透明感の強い華やかな褐色の水色です。
さっぱりとした甘味と旨味が分厚くて、素直に美味しいと思える味です。
癖が殆ど無くて鑑定杯淹れにも関わらず美味しい。
ミネラル感もしっかりあって、複雑で深みのある味わいになっています。
湖南黒茶となると独特の癖のあるものが多いですが
この茯茶は全くといって良いほど、そんな癖はないです。

泾渭茯茶
蓋碗使用

オレンジ色の透明な水色です。
香りは棗系であるものの、それほど強さを感じません。
素直なさっぱりとした甘さとミネラル感のバランスが良くて飲みやすいです。
さらりとしているので夏でも良さそう。
もちろん煎持ちも非常に良いです。

泾渭茯茶

緑がかった葉底です。
四級茶葉と聞いていたのですが意外と葉は若そうです。
黒茶の場合、萌葉なら良いという訳でも茶葉の等級が高ければ良い訳でもないですが
(むしろ等級が高い=萌葉の方が独特の癖がでますし、甘味も浅い)
バランスよく配合されている感じです。
葉の柔らかさも十分で、かなりCPの高い茶葉だと思います。

普段飲みに良さそうです。

※このブログのお茶の感想については こちら

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