安徽省のメーカーさんBの涌溪火青です。
Bとあるのは便宜上命名したものです。
同じ涌溪火青を等級違いで入手したため、区別するために命名しています。
先日、産地見学に行った際に入手してきました。
涌溪火青というお茶の名前は元々、涌溪炒青と呼ばれていたそうです。
涌溪という産地名は納得ですが、聞けば炒青の方言がこの地方では
火青と同じ発音だったとかで現在の名前になったそうです。
面白いですね。(より字画が少ない方になったんでしょうねぇ)
最近は5月下旬から6月上旬まで夏茶の製造も行っているそうです。
夏茶の場合は品質を向上するため做青を取り入れていて
そのための青茶製造に使うような道具も揃っていました。
深緑を基調に白毫が混じった茶葉です。
白毫の比率が多く、嫩度が高いのが分かります。
独特の丸い形は全体的に小さめでそろっています。
特徴的な艶があり、美しい茶葉です。
薄い黄色の水色です。透明度、亮度は高く出ています。
香りは爽やかな蘭香。高く出ていますが持久性はそれほどでもありません。
味わいはすっきりとした甘味、心地の良い苦味があります。
収斂味は殆ど感じませんが微かにあります。
回甘がしっかりしていて、余韻が長く続きます。
「うまみ」がしっかりと感じられるのも特徴的です。
金色の透明度の高い綺麗な水色です。艶も良く出ています。
清らかな蘭香があります。清々しさもあり、高いです。
味わいは甘味とすっきりとした旨みが厚く、バランスよく仕上がっています。
美味しい。(^^
煎持ちも良く、緑茶の中ではかなり長く続く方だと思います。
ふわふわの柔らかい葉底です。
かなり弾力があり、ちょっと驚くほど。
肉厚で柔らかい茶葉は綺麗に一芯二葉で摘み取られています。
大きさも均一、砕けもありません。