メーカーさんIからいただいた牛栏坑肉桂(牛欄抗肉桂)です。
5年ものの老岩茶になります。
牛栏坑といえば三坑两涧(三抗両澗)。
#三坑两涧についてはこちらに簡単な説明があります。
こんな良いものを結構沢山いただいてしまいました。
ありがとうございます。(^^
牛栏坑肉桂はその牛栏坑で栽培された肉桂から作られたものです。
最高品質の肉桂と言われ、本物は凄いお値段が付けられています・・・
もちろん、これは本物です。
马头岩肉桂(馬頭岩肉桂)と並んで非常に評価も人気も高い肉桂です。
ちなみに牛栏坑肉桂は牛肉、马头岩肉桂は馬肉とも呼ばれます。
他にも竹窠肉桂は猪肉(イノシシの意味ではなく豚肉です)、三仰峰肉桂は羊肉と言われ
どれもとても素晴らしい畑で評価も高く、当然最高級品です。
このあたりの岩茶は老茶になったほうが美味しいというか
老茶になれるポテンシャルを持っていると言えます。
岩韻を感じるにはこのあたりの岩茶じゃないとダメなんだと言う人もいたり
厳しいなぁと思う反面、確かに別格の香気、味わい、奥深さなどを考えると
そうかもしれないなぁとも思ったり。
黒褐色の細やかな艶のある茶葉です。
小ぶりの葉で構成されています。大きさは殆ど均一。
砕けも少なく、とても美しい外観です。
スパイシーな花の香りがあります。
鑑定杯の使用はしていません。
比較するものがないのと(いや、马头岩肉桂と竹窠肉桂は持ってるけど;)
恐れ多くて使えません・・・
褐色の美しい茶水です。透明度、亮度共に素晴らしいです。
スパイシーでありながら品格を感じさせるような落ち着きのある花香が
驚くほどに出ています。遅れて蜜香。見事です。
味わいも複雑で分厚く、微かな、そうとは感じさせない収斂味と
甘味、酸味のバランスが絶妙です。
一口目は鳥肌が出た位に凄い。上等なコニャックみたいです。
回甘もしっかりあります。余韻が非常に長いです。
煎持ちも非常に良く、1日まるまる楽しめました。
5煎目を越えたあたりから華やかさがぐっと増してきて
綺麗な花香がでてきます。
味わいも軽くなっているものの、まだまだしっかり旨みが続いている感じ。
凄いですね。
とても美しい葉底です。
見た目とは裏腹に非常に柔らかく
老茶であれば何度も火入れしているであろうに、ほぼ葉の形そのまま残っています。
艶もあり、1つ1つが肉厚でふっくら。
そしてまだ全然香っているところも凄いです。
私でさえも買うには腰が引けてしまうような岩茶を
(多分、私のお茶に関する金銭感覚はおかしいと思います;)
がさっと豪気にくださった老板娘に感謝。
ありがとうございます!(^^