3月 092011
 


国内の中国茶専門店Aで購入した2010年の特級君山銀針です。

君山銀針は日本でこそ入手しやすいお茶ではありますが非常に希少な黄茶です。
黄茶は年々生産量が減少している種類のお茶で
元々は唐代からの皇帝献上茶であったことから
その歴史的意義から生産が続けられているような話も聞きます。
製造方法が他の中国茶とは変わっていて
悶黄と呼ばれる茶葉の酸化発酵を止めるために過熱(殺青)した熱と湿気が残っているうちに
密封状態において蒸れさせます。
これを繰り返すことで独特の風味を生み出す製造方法をとっています。
年間生産量はかなり少なく、1000Kgほども無いとか。
この君山銀針は湖南省の岳陽市洞庭湖君山島がその産地になっている、清の乾隆帝が毎年献上させていたので有名なお茶です。
他にも時の権力者がこのお茶を取り寄せていたという話がいくつかあります。

茶樹の品種は銀針1号。
清明節前後に収穫し、製造されます。
その製造方法は黄茶の中でも非常に丁寧なもので工程も多く
九不摘と言われる9つの欠点のある茶葉は摘まないという決まりごとなども決められています。

全体的に綺麗な若葉色の茶葉です。
割と大きめで艶のある茶葉で綺麗です。
白い部分がところどころありますが、これは白毫(産毛)。見事ですね。
結構緑茶っぽい感じです。


鑑定杯使用

緑茶のような爽やかさと黄茶独特の香りがします。
ただ、思ったよりも香りが爽やか。
味も爽やかな心地よい甘味とうっすらとアミノ酸のような旨みがあります。
旨み添加緑茶(どんなの?)みたいな感じで非常に美味しい。
聞くと入荷直後はかなり癖のある香りと味だったそうですが
時間が経過して柔らかく、美味しく変化したとのこと。
確かにこれはかなり美味しいです。
水色は薄い黄色です。


蓋碗使用

本当に薄い黄色です。
うっすら黄色に色づいている程度。

綺麗な緑とふっくらした芽がとても綺麗な茶殻です。
黄茶というより緑茶っぽい感じですが、色のくすみ具合などは緑茶とはまた違いますね。
見事に芽のみで構成されています。

※このブログのお茶の感想については こちら

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